BLOG
ブログ
ユーティリティー(家事室)の機能を追求する[間取り・動線追求11]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
小雪(しょうせつ) 初候 虹蔵(にじかく)れて見えず
ニンジンいろいろ
今日は【冬ニンジン??の日】だそうです。
【冬ニンジン??の日】だと言いましたが、どうも「ニンジン」はもっと奥が深いようです。
料理好きの人には、慣れ親しんでいる野菜を選ぶ際、珍しい品種と出会えると途端にうれしくなるそうですね。
ときにこれからは個性的なニンジンと出会える季節です。
艶やかな虹色が美しくおせちには欠かせない金時ニンジン、まるでゴボウのように長い大塚ニンジンや熊本長(なが)ニンジン、いかにも南国沖縄育ちといった黄色の鳥ニンジンなどが収穫期を迎えるそうです。
これらのニンジンは江戸時代まで一般的に栽培していた「東洋種」なのです。
「ニンジン」と聞いてオレたちがイメージするオレンジ色のものは、江戸時代末期に伝承した「西洋種」。東洋種は西洋種よりも甘みと香り強いのが特徴なんですね(?′??)。
ユーティリティー(家事室)の機能を追求する[間取り・動線追求11]
家事動線の基本は当然ながら機能的に計画することです。主に主婦(当然ながら今では主夫も含まれます)の負担を軽くするためにも、キッチンとユーティリティールーム(家事室)を隣接させて、料理、洗濯、物干しを短い動線で機能的に行えるようにします。
また、食品庫や洗剤、小物、タオル類などの収納やアイロン掛けなどにも使える、ちょっとした作業台も忘れずに設けたいところです。
気を付けなければならないのが、家事室を間取りに計画すると窓もなく、日当たり悪行。寒い、ジメジメという部屋を設えることが断然多いのですが…
実際には、天気の悪い日には物干しスペースとしても利用できるように、プライバシーを守りながらも日照・通風がよい場所に計画することも重要です。
リビングに遠赤外線床暖房を入れる際に、ユーティリティー(家事室)にも遠赤外線床暖房を設えることをお奨めいたします。奥様(主夫のご主人)のご機嫌が上向きになること受けあいです。
【当然ながら、ユーティリティー(家事室)は家事動線を重視しなければなりません】
回遊性のあるプランが特徴的です。行き止まりを設けずに機能的でありながら各々に落ち着きある場所をつくるように工夫しています。
①アイロン掛けや、洗濯物をたたんだりできる作業台。天気が悪い日には物干しスペースにも成り得ます。
② ユーティリティールーム(家事室)は、洗濯はもちろんですが、食事やゴミ出しといった家事動線を考慮して配置することが、当然ながら重要です。
・・・・・・・・・・・・・・・・
【小上がりの畳空間にこだわってみる】
収納量を増やす目的で小上がりの畳空間を望む人は決して少なくないはずだと思います。ちょっとそれだけでは、目先の囚われ夢がないとしかいいようがありませんね。
そうした機能的なことだけでなく当然、居心地だってよくしたいと思いませんか??
たとえば小上がりの対面にキッチンを設けると、家族との会話が増えるかもしれないし、キッチンに食事のためだけのカウンターが付いているのではなく、ダイニングテーブルにキッチンが付いていると発想を思い切って転換してみると、高額なダイニングテーブルを買う必要性もなくなってきます。
料理をつくったら、そのまんまテーブルに並べ、食べ終わったら流しに食器を投げ入れて畳でゴロンと横になる。そんなグータラな夢のような生活ができるのです。
【畳仕上げの小上がりで、時にはボーッと過ごしてみる】
縁なし畳。サイズは910×910mmで一般的には琉球畳と呼ばれるものです。小上がりの高さは360mm~400mmで、もちろん腰を掛けられます。
カウンターの高さは、床から700mmとなっています。キッチン側の床は150mm下がっていますので、キッチンとしての高さは850mmとなっています。
ダイニングテーブルとしてもキッチンカウンターとしても概ね適切な高さになっています。