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【できる子に育つ子ども部屋のつくり方[ステップ5・6]】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

冬至 初候 乃東生ず(なつかれくさしょうず)

サンタクロースと三太九郎(さんたくろう)

今朝はたくさんの子どもたちが、枕元やツリーの下に届いたプレゼントに大はしゃぎしていることでしょうね。

世界中の子どもたちが待ち焦がれるサンタクロースのモデルは、四世紀頃に活躍したキリスト教の聖人セント・ニコラウスが貧しい人々に金品を分け与えたという逸話と、クリスマスに贈り物をするならわしが結びつき、現在のサンタクロース像が形づくられてきだそうです。

日本では明治時代から、徐々に知られるようになったきました。

明治三十年代に出版された本には、「北国の老爺(ろうや)三太九郎」の名義で子どもに贈り物をする男性の姿が描かれているんですね。

三太九郎以外にも、それぞれの国で【サンタの個性】は違います。

トナカイが引くソリに乗るサンタは、アメリカの詩人が1820年代に書いた詩から広がったイメージだそうです。

ドイツにはよいサンタと悪いサンタがいたり、スウェーデンのサンタは小さくて妖精のようだったりして、独自性がある国もあります。

スウェーデンのサンタはメチャクチャ可愛くて食べてしまいたいくらいなんですよ。

お隣ノルウェーのムーミン谷にでも登場しそうですよ。でもやはり日本の「三太九郎」も残ってほしかったです…。

【できる子に育つ子ども部屋のつくり方[ステップ5・6]】

勉強が手につかず成績の上がらない子には、共通の特徴があります。それは、片付けが下手で、いつも身の回りが散らかってしまうことです。一方で、勉強のできる子の部屋は、うまく片付けられ整理整頓されています。

整理整頓の習慣が学力の向上に密接に結びついていることは明らかなのに、整理整頓についての基礎的な教育、つまり「収納の技術」を子どもに教えるということは、まったく無視されてきました。

収納の技術とは、単にモノの整理整頓にとどまらず、「情報や知識の整理」にも通じる、きわめて重要なテクニックです。きちんと整理収納されたスペースには多くのものを収めることが可能となり、取り出すことも滞りなくできるのです。

身近なモノの整理をきちんとできる習慣や技術を教えることは、情報や知識を上手く整理して、「頭脳という頭の中の整理棚に収納(記憶)し、上手に出し入れできる能力」を身に付けることに繋(つながります。

あくまでも押し付けではなく、お子さま自身が楽しみながら「整理整頓」という習慣を身に付けるためには適切な教えが必要となります。

ちらかった子ども部屋を見るたびに「早く片付けなさい!」と頭ごなしに叱ってばかりいませんか?これはかえって逆効果のようです。

実際、私自身が悪いほうの例で片付けができない大人になってしまいました。

ところが、整理収納アドバイザーの上級資格取得まで鍛え直した結果、大分まともになり、整理収納のメカニズムを知らなければ、「片付けなければ」といくら気にしていても無駄だということが分かるようになりました。

なので、まずは、親がしっかりと収納のメカニズム(理論等)を理解し、覚え、そのコツを分かりやすく教えてあげなければなりません。言い換えれば、分かりやすく伝えることがコツなのです。

すっきり片付く暮らしの気持ち良さは、生涯にわたって子どもの人生を「ポジディブ」なより良いものに導いてくれることでしょう。

今回の第5ステップでは、「モノの定位置を決める技術」並びに第6ステップでは「片づく状態を維持する技術」について具体的に解説してまいります。

片付けが身につく子ども部屋

 

 【第5ステップ モノの定位置を決めよう】 

不要なモノを捨てて、本当に必要なモノがわかれば、つぎのステップは、モノの定位置を決めるということです。

モノの定位置が決まっていないと、思いつきでしまいこんでしまい、次に使うときに探し回るということになってしまいます。

通学に使う定期券やキーホルダー、サイフや腕時計などは帰宅したら、まず最初にしまうようにして、出かけるときに探し回らなくていい場所を決めておきましょう。

勉強に使う道具も、辞書は本棚、文具は引き出しというような分類の仕方ではなく、使うときに便利なように一箇所にまとめておく工夫も大切です。

片付けアイテムに頼らない部屋

【第6ステップ 片づく状態を維持する】 

どんなにがんばってダイエットしても、気を抜いて大食いしてしまっては元通りです。お部屋の片づけもおなじです。日常的に続けられる収納術でないと、続けられません。

そこで重要なことが「不要なモノを増やさない」ということです。

せっかく苦労して捨てても、新たに増やしていけば意味がなくなります。

「モノを買う」という行動は、モノが豊富にある現代では、「必要性」よりも「買い物をする」という行為自体を楽しむ、という傾向があります。特に親が子供を喜ばそうと必要でないモノまで買い物をすることが多いようです。

いつも整理され、片づけられた暮らしはすがすがしいものです。「これ以上、モノを増やしたくない」という思いを強くして、モノにとらわれない生活はあなたや子供の生き方までも変えてしまう、と私は考えます。

子どもの成長のための部屋

次回は最終ステップ7に進みます。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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