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「味噌」の若返り効果…美肌になり、骨も強く…①
みなさん、こんにちは。お元気ですか。
元号がもう少しで変わるということで、暦などを調べていたら、日本には
昔から大変便利な、旧暦があることを思い出しました。
家を造ったり、リフォームしたり…、増改築をしたり…に
利用しない手はないと思い、これから、このブログでも紹介させていただくことにしました。
よろしくお願いいたします。
今年の春分の日は3月21日(木)です。
旧暦「春分の日」初候 雀始めて巣くう
旧暦 二十四節気は「春分の日」の初候は、
七十二候で、(雀初めて巣くう(すずめはじめてすくう))。
太陽が真東から昇り、真西に没む、春分の日。
昼夜の長さがほぼ同じになり、この日から段々昼の時間が伸びていきます。
その後、夏至まで日が延び続け、秋分の日には、また昼夜ほぼ同じ長さになります。
ご先祖のお墓参りをしたり、ぼたもちをお供えしたり、いただいたりして過ごします。
ぼたもちの餡に使われる小豆は邪気を払うといわれています。
以前、飼っていた犬がフィラリアという不治の病に罹ってしまいました。フィラリアというのは、マラリヤのような寄生虫による病気です。
小豆の煮汁を飲ませるといいと聞いて、毎日飲ませました。すると、三ヶ月くらい後、本当にフィラリアが治ってしまいました。
本当に、邪気が払われたと思いましたが、どうも小豆には免疫力を高める抜群の効果があるようです。
むかしの人は、小豆に病気を治す効果があることを知って、邪気を払うと考えたのかもしれません。
また、ぽかぽかと春めいて、のどかな気分を「春意(しゅんい)」といいます。むかしの人は「暑さ寒さも彼岸まで」といわれますが、厳しかった寒さもゆるんで、だんだん暖かになっていくことを「春分の日」に願ったのでしょうか。
そして、ついつい気持ちよくなって、うとうとしてしまうのも、寒さから固くなっていた身体の緊張も緩みだす春ならではなのでしょうね。
「味噌」の若返り効果…美肌になり、骨も強く…
インスタントでも沸騰させても同効果、心配な塩分リスクはむしろ減少し、がん予防にも
お味噌の万能と言ってもいいほどの効果が最近の研究で明らかにされだしました。大豆を栄養価も風味もより上げるために、麹(こうじ)で発酵、熟成させます。
最近では便通改善のほか、美肌効果、骨を強くするなど、健康や美容、アンチエイジングへの効果が明らかになってきました。
大豆には女性ホルモンと似た働きをするとされるイソフラボンや、良質な植物性たんぱく質や、コレステロールを下げる働きを持つリノール酸が多く含まれます。
「味噌」の魅力は、その大豆の成分がこうじの酵素によって分解され、体内で消化吸収しやすい形で含まれています。
さらに、もっとすごいことに、大豆にはない遊離必須アミノ酸やビタミン類が多量に生成され、うまみや甘みをもたらしています。
最近の研究で、頬のシミが減ることも分かってきました。しかも、1日2杯の味噌汁を飲むだけで効果が表れるのです。また、老化予防(エイジング)効果も期待されています。なぜなら、大豆の発酵熟成の過程でできる褐色成分・メラノイジンには抗酸化作用があるのです。
■ 味噌汁は食べる美容液
ツルンツルンの美しい美肌になるためには、肌を断面で見てみるともっとも上層部にある、角質層に水分がたっぷり必要です。 逆に水分が減ってしまうと、表面がめくれてしまいます。そこに外敵が侵入し、肌トラブルが起きてしまいます。いわゆる、荒れたきたない肌です。
・美肌実験
長野県にある味噌メーカー研究所で実験で美肌実験が行われました。毎日味噌汁を2杯飲んでもらう実験を14名の20~30代の女性に行って頂きました。その結果、味噌汁を飲んだ2週間で角質層の水分量がなんと1.4倍に増加したのです。その上さらに、肌の弾力が上がり、キメが細かくなったのです。
・インスタント味噌汁でも沸騰させても同様の効果
また、味噌の健康機能性の成分は安定しているので、インスタントの味噌汁でも同様の効果が得られるはず。という仮説もたてられました。2週間毎日「インスタントの味噌汁」を2杯飲む、という実験でも、なんと被験者の肌のすべての項目のスコアが上がりました。
なお、さらに、味噌汁を沸騰させて煮込んだとしても、栄養的には変わらない結果も出ました。味噌汁を作るときは「沸騰しているところに味噌を入れてはいけない」と言われていますが健康機能性にはまったく変わりありませんでした。ただし、風味は、落ちてしまうそうです。
■ 味噌の美肌成分…グルコシルセラミド
・「グルコシルセラミド」は美肌スイッチを押す
味噌ができる発酵過程でさまざまな成分が作られますが、「グルコシルセラミド」もその一つです。
肌の表皮の一番下にある基底層には、肌全体の細胞を活性化させるスイッチがあります。
味噌に含まれる「グルコシルセラミド」の成分は、血液を通ってこの基底層に達し、そのスイッチを押します。
・美肌スイッチが入ると、肌の内側に水分が保たれる
肌の細胞が活性化され、表皮上部の角層細胞間の「セラミド」が増え、肌の水分とくっついて肌の内側に水分が保たれるのです。
その他、「グルコシルセラミド」を多く含む食材は、りんごの皮、とうもろこし、こんにゃく、甘酒、麹などです。
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■ 「味噌の塩分」の謎…血圧が上がるどころか下げる
・日本人は塩分を摂取しても、血圧が上がらない…
2010年にアメリカで1つの論文が発表されました。
4か国の40~59歳の人を対象に塩分摂取量を調査したところ、1日あたりの塩分摂取量は、日本人が12gとトップでした。
ところが血圧も調べたところ日本人の平均は117mmHgと一番低い値になったのです。
従来の常識とは正反対の結果でした。なぜ日本人は、多く塩分をとっても血圧が上がらないのでしょうか。
それは、「塩分の一部を『味噌』でとっているから」ではないのだろうか?…その可能性を実験で追求している人がいます。
共立女子大学・家政学部教授の上原誉志夫さんです。
上原教授は、「味噌を多くとれば、当然、血圧は上がる」と考えていました。しかし、この実験に取りくむようになったのは「ネズミに味噌汁を飲ませたら実際に血圧がどう変わるか、実際に実験してみたい」という、女子学生の提案がきっかけでした。
・味噌のなかには血圧の上昇を引き下げる力がある
実験に使ったのは、塩分を与えるとどんどん血圧が上がってしまう特別な性質を持つネズミです。
そのネズミを2つのグループに分け、ひとつのグループには普通の食塩を、もうひとつのグループには同じ塩分量になる味噌を与え、3週間追跡調査したのです。
すると、食塩を摂取したグループは、血圧は予想通り、173mmHgから223mmHgに上昇。ところが、味噌を摂取したグループは172mmHgだった血圧は、207mmHgにしか上昇しなかったのです。
「味噌のなかには血圧の上昇を引き下げる力がある」。意外な結果に上原教授は驚きを隠せませんでした。
「味噌に含まれるペプチドなど複数の物質で血圧が下がることが原因ではないかと考えています。それぞれの成分を抽出して、血圧を下げるものが何かを調べようとしているところです。ひとつの成分ではないと考えています」
また、上原教授は実際に人間を対象にした試験を行い、血圧上昇のメカニズムを研究しました。その結果は…。
・一日一杯の味噌汁で血管年齢10歳程度改善の傾向を確認
「人で研究もしていますが、だいたい味噌汁2杯分、味噌で40gぐらい食べてもらって3か月間血圧をみていますけど、血圧はビクとも動きません」
さらに、1日1杯程度のみそ汁のある食生活が、血管年齢を10歳程度改善する傾向があることも確認されました。
今回はここらへんで失礼させていただきます。続きは次回お話させていただきますので、続きもよろしくお願いいたします。