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季節感と住まいの絆

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季節感と住まいの絆

24時間換気システム、全館空調システムなど快適なすまいづくりが、様々な場面で提案されています。新しい素材や部材、機械によって空気環境をコントロールしようということが、季節感の乏しい、すまいや暮らしになっていませんか?日本の風情や自然の美しさを忘れてはいませんか?

もっと日本の季節を楽しんでいただきたい。ちょっとエアコンをとめてお部屋に風をいれるような気軽な気持ちでインテリアを夏向けにアレンジしてみることをお奨めいたします。あなたの気分しだいで、暮らしの中に自分なりの夏を取り込んでみて下さい。

【五感を大切にした暮らし】

現代生活は、あまり五感を使わない暮らしになっています。本来、私たち、生体は体内のバランスを保ち、ホメオスタシス(バランスのとれた状態)を維持しようとして副交感神経系の働きも同時に活性化し、自律神経系及び内分泌の調整が行なわれてます。ですから、適度に五感に刺激を与えることが大切です。

1.視覚…刺激の87%を受ける部位 色数を少なくし形状をシンプルにすると効果的
ex.ガラス、氷、水、植物、モビール、新緑などは疲労回復・集中力維持に効果

2.聴覚…刺激の7% 右脳活性化、リラクゼーション(α波) ex.クラシック音楽(β波
   をα波に変える効果がある)水の音、波の音、鳥のさえずり、蝉の声…

3.嗅覚…刺激の3.5% 危機回避、記憶とつながりやすい ex.エッセンスオイル、お香
など(但し人工的な香りになると逆効果になりかねないので注意する

4.触覚…刺激の1.5% 情緒の形成に影響が大きい

5..味覚…夏を感じる旬の食材、季節感のある和菓子など。麻、リネン素材を使って見た目も手触りも涼しく、吸収性・通気性に優れ、汚れが落ちやすい天然素材です。心地よい肌触りと自然を感じさせる風合いを持ち、丈夫で長持ちする魅力的な素材です。

リネン素材 使い込むほど、洗濯すればするほど柔らかさが増して良い風合いになるため、ベッドまわりのグッズに最適です。枕カバーやシーツをリネンにすれば、寝心地もさわやかになります。

キッチン用品として売られているリネン素材のランチョンマットを、ベッドサイドテーブルに置くだけでも涼しげなイメージになります。

 快適な住まいのための基礎知識 【その4:バリアフリー性能】  

□バリアフリーは住まいの基本的な性能

日本は、今や世界有数の長寿国となっています。加齢、病気、怪我などによって、身体の機能が低下すると、歩き、立ち座り、建具や設備の操作などの日常の動作が負担に感じられたり、転倒などの思わぬ事故に遭ったりするおそれがあります。

このため、その長い人生を住み慣れた住宅で安心して楽しむには、住宅も高齢期の生活に配慮し、段差の解消、手すりの設置、出入り口や通路の幅員の拡幅などのリフォームによりバリアフリー化を進めていくことが重要になります。

また、こうしたバリアフリー化された住宅は、高齢の方だけでなく、幼児や妊婦の方など様々な方の移動に優しい住宅であるといえます。このようなことから、バリアフリーは少子・高齢化社会の生活の場における基本的な性能のひとつになってきているともいえます。

□確認方法

住宅の高齢者等への配慮については、住宅性能表示制度で「高齢者等配慮対策等級」という評価方法基準が定められており、新築・既存の住宅を問わず評価を受けることが出来ます。ここでは「高齢者等配慮対策等級」に関する基準の考え方を解説することにします。

□高齢者等配慮対策等級
高齢者配慮対策等級は、「移動時の安全性に配慮した処置」の程度と「介助の容易性に配慮した処置」の程度の組み合わせで判断されます。住戸内における高齢者等への配慮のために必要な対策の程度を、等級5~0で表示します。(既存住宅では、等級2と1の間に等級2-が設定され、7段階の評価となっています。)

等級0は、既存住宅独自の等級として設定されたものであり、移動等に伴う転倒、転落等の防止のための現在の建築基準法に定める措置(階段手すり設置)が講じられていない場合を示します。

【A.部屋の位置】

ご高齢の方などが基本生活行為を行うために必要な部屋が、その方の寝室と同一階にあるかどうかを評価しており、便所や浴室など寝室と同一階に配置されているほど等級が高くなります。

【B.段差】

玄関及び各居室の出入口や廊下などの段差の有無や程度について評価しており、段差が少ないなど移動時の安全性に配慮してあるほど等級が高くなります。

【C.階段】

住宅内の階段について、階段の形状や勾配などが移動時の安全性に配慮してあるほど等級が高くなります。

【D.手すり】

姿勢変化の対応のための手すりとして、浴室・脱衣室・便所、玄関(履き物の着脱)、階段(上下移動)への設置と、転落防止のための手すりとしてバルコニーや2階以上の窓並びに開放されている廊下・階段への設置に関する基準が設けられています。

【E.通路及び出入口の幅員】

標準的な介助用車いすの無理のない通行に配慮して、廊下や出入口の幅員に基準が設けられています。

【F.寝室、便所及び浴室】

標準的な介助用車いすによる日常生活や介助が必要になった場合の介助のし易さに配慮して、寝室、便所及び浴室の広さや介助スペースの設置について基準が設けられています。

住宅性能表示制度で定める高齢者配慮対策等級は、浴室や通路など住宅の様々な部分をそれぞれに評価し、複数の部位で等級が異なる場合には、最も低いものがその住宅の等級となります。

ただし、リフォーム後の住宅については、総合評価にこだわらず、住宅の現状の使い勝手や家族のニーズに応じてリフォーム後の各部の性能を設定していくことが、有効と思われます。

   【親力集中講座 第1回 相手が本当に喜ぶほめかたとは?】          

ある年、4年生のあるクラスの図工を受け持っていました。その4年生のクラスに、とても絵の上手な男の子、A男君がいました。ところが、A男君はかなり無口で、おまけに喜怒哀楽を表さない子でした。それで、なかなか打ち解けた状態にもっていくことができませんでした。

当時、その学校では、2学期に校内美術展が行われていました。それで、2ヶ月くらいかけて四つ切りという大きな画用紙に絵を描くことになりました。 全員の作品を体育館に掲示して、みんなで鑑賞し合うということになっていたのです。

そのクラスの担任がファッションセンス抜群の女の先生だったので、モデルになってもらうことにしました。 その先生が普段とは違うとてもきれいな服を着て教室に入ってきたとき、子どもたちは大喜びしました。

それから、その先生を囲んで、みんな一生懸命描きました。その日2時間かけて、下描きが半分くらい終わりました。 授業が終わって子どもたちの絵を集めたら、やはりA男君の絵がとてもすばらしくよくできていました。それで、私はすかさず「A男君、すごくうまいね~」とほめました。

ところが、A男君は「・・・」といった感じで、ちっともうれしそうではありません。 月並みな言い方ではダメかなと思い、言い回しを工夫して、「きれいな先生が君の絵でますますきれいになってるよ」と言ってみました。

でも、A男君の反応は同じでした。 1週間後の図工の時間に、また2時間かけて、下描きができあがりました。今回はもっと感情を込めて、A男君に本当に心から感心していることを伝えようと思っていました。

それで、思い切り大げさに「本当に!す~っごくうまいよ!」と言ってみました。でも、A男君の反応は同じでした。 1週間後、今度は絵の具を使っての色塗りが始まりました。私は、A君のことが、その後も、ずっと気になっていたので、しょっちゅうA君のところへ見に行っていました。

過去2回の反省で、今回はほめ方を変えようと思っていたのです。
過去2回は、あまりA男君の描いているところへは見に行っていなかったのです。というのも、A男君は自分でどんどん上手に描けるからです。

クラスにはなかなかうまく描けない子もいるので、どうしてもそういう子の個別指導に力を注ぐ必要があるのです。 でも、そのときは、なんとしてもA君をほめて喜ぶ顔が見たいという気持ちが強くありました。

そこで、A君の様子をちょくちょく見に行くと、手や腕のところをすごく集中して塗っていました。色を少しずつ変えて、何度も塗り重ねています。どうやら、A男君は、手や腕の立体感や丸みを出そうとしていたようです。

少しずつ肌の色を変えて明るいところと暗いところを慎重に塗り分けているのでした。それを見たとき、私はピンとひらめきました。 そして、絵を集めるときにA男君に言いました。「この手や腕の立体感や丸みがよく出ているね。肌の明るいところから暗いところまで少しずつ色を変えたからだね」

それを聞いたA男君は、にんまり笑いました。前の2回にはなかった表情でした。 これは、私にとっていい経験になりました。人の心に届くほめ方とは何かを、考えるきっかけになったのです。

自分が本当に思い入れしているところをピンポイントでほめられると、人はとてもうれしいのです。「よく分かってくれてるね。ありがとう」と言いたい気持ちにすらなるのです。

そのためには、ほめる前にできるだけ注意深くそこを見極めなければなりません。ときには、結果だけでなく過程を見ていることが必要になることもあります。というのも、人間の見る目には限界があって、結果だけ見てもその人の努力の過程はなかなか見抜けないからです。 (ベネッセまぐまぐジュニアより)

by株式会社 大東建設 阿部正昭
heiwadai.jp

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