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システムキッチン選定基準(望使い易いキッチン③)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
清明 末候 葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)
アースデイ
アースデイは、世界中の人々が地球の環境や未来を守るためにアクションを起こす日です。
「地球環境」と聞くとなんだか身構えてしまいますが、私たち日本人はもともとエコ活動が得意です。
その象徴ともいえる日本語「もったいない」は世界に広まっています。アースデイに「これをしなければいけない」という決まりはないそうです。
一人ひとりが、出来ることからコツコツと。持続可能な未来のために、もの言わぬ地球をいたわりましょう。
・今日をたのしむ
【アースデイ(地球の日)】
先日、アースデイ(地球の日)につい、てお話ししました。
ですが、実は1970(昭和45)年4月22日、アメリカの学生が地球環境のために開いた集会をルーツとして、1990年代に全世界に広まったんですね。
日本でも各地でシンポジウムやライブ、さまざまなエコ活動が行なわれる予定です。
【もったいない】
2004(平成16)年にノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんが、環境を守る国際語として「もったいない」を提唱したことをきっかけに世界的に知られるようになりました。
【よい夫婦の日】
4月22日で「よい・ふうふ」。同じく語呂合わせで「いい・ふうふ」となる11月22日とともに、婚姻届を出すカップルが多い一日だそうです。
・季節をたのしむ
【ハマボウフウ】
浜防風と書く日本原産のセリ科の野草で、日本各地の海岸に自生しています。
野菜としては埼玉県川口市が主産地。刺身のツマとしておなじみですが、爽やかな味わいをたのしめる酢味噌和(あ)えもオススメです。
ところでCAの制服はカッコいいですよね。私たちの子どもの頃はスチュワーデスと呼んでましたけど。
以前知り合いの女性が姉妹で国際線のCAをやっていたのですが、片方がANAでもう一方がJALでした。
お互いにうちの方がいいでしょう?と問いただされ、その話になると困った覚えがありますよ。
ほんとうにどちらもカッコ良かったです。
国際線といえば、先ほどの
【アースデイ(地球の日)】ですが、1970(昭和45)年4月22日、アメリカの学生が地球環境のために開いた集会をルーツとし、1990年代に全世界に広まりました。
日本でも各地でシンポジウムやライブ、さまざまなエコ活動が行なわれます。
ー旬のことばー
【ビーチコーミング】
潮の引いた砂浜に、波に洗われた貝や骨が流れ着いています。
潮汐の干満差が大きくなる春はビーチコーミングにぴったりの季節です。
自分だけの宝物を見つけに、浜辺を歩いてみませんか。
【システムキッチン選定基準(望使い易いキッチン③)】
https://heiwadai.jp/oogatareizoukofuyouronn/
のお話をお伝えしました。(青字のタイトルタップするだけで前回記事に飛びます。なので、よかったらお読みください。
今回は(使い易いKにしたい)の第3回、【システムキッチン選定基準(望使い易いキッチン③)】というお題でお伝えしたいと思います。
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まずは、前回のお浚(さら)いを兼ねて(そのⅣから)お送りします。
【キッチン要らない7つのモノ】
ー大型冷蔵庫不要論ー
さて、七不思議のひとつに大型冷蔵庫の問題があります。ここ数年、家庭用の冷蔵庫大型化する一方です。ところが、都会で生活する一般家庭のキッチンに、はたして大型冷蔵庫は必要なのでしょうか。
私が観たパリのアパルトマン(日本でいうマンション)には小さな冷蔵庫しかありませんでしたし、ベネツィアでも同じでした。
冷蔵庫が大きければ、自然、買い置き食品が増えていきます。本来、冷蔵する必要のないものまで「念のために」冷蔵庫に入れる習慣がつきます。一日一本、飲むか飲まないか分からないビールを、常時半ダースも冷やしている家までざらにあるくらいです。
かくして大型冷蔵庫は「冷えた物置」化し、次第に漬物臭くなり、野菜室の奥に押し込まれた野菜や果物は干からびてしまい、いざというときには食べるものとは別のものに化してしまい役に立ちません。
便利な都市部で暮らすなら、買い置きはせいぜい二、三日分で十分事足りるはずです。足りないものあっても、ちょっと歩けばスーパーがあり、コンビニもあります。巨大な冷蔵庫にキッチンを占領させておく必要はまったくないのです。
冷蔵庫は巨大なものをドカンと一台置くより、奥行の浅い小さなものを二大使い分けるほうが使い勝手が良くて便利でもあります。たとえば、背高の小型冷蔵庫と小型の冷凍庫を置くとします。
肉や野菜は冷蔵庫に入れて、キッチンの一番便利なところに組み込みます。
冷凍庫はそれほど頻繁に開けるものではありませんから、家事コーナーでもいいとおもいます。冷蔵庫に組み込まれた冷凍庫に比べて、単独の冷凍庫の方が断然パワフルですから、ホームフリージングをするときには断然、役に立ちます。
その上、小型のためエネルギー消費も少なく電気代が安く、においもつき難い利点もあります。
さらに、さらに、もうひと工夫するのであれば、小型冷蔵庫を組み込んだキッチンの装置棚はいかがでしょう。壁の一面に冷蔵庫をはじめとして炊飯器、トースター、電子レンジ、コーヒーメーカーなどの電化製品を配置し、収納と組み合わせた壁収納をつくりつけてしまうのです。
冷蔵庫が小型のモノならば、奥行はせいぜい40~50センチ。幅は1m程度。ただし、高さは二メートルまでとします。排気のため、背面には10cm程度の隙間を設けるか、小型の換気扇をつけます。
コンビニの冷蔵庫のように扉を透明ガラスでスケルトンにすれば、中身がよく見えてもっと便利です。実際イージーオーダー的なものであれば、家電収納と名打ってニトリやスウェーデンのイケヤなどでもいろいろなサイズのものが販売されています。
アイランドやペニンシュラキッチンなどシステムキッチンと面材を合せてデザイン的なものを考えたい場合は、キッチンメーカーでお揃いの収納にするのもいいかもしれません。
……………………………………………………(お浚いここまで)
【システムキッチンを選定する基準点】
さて、キッチンのリフォームというと、奥様方がまず最初に思い浮かべるのは、システムキッチンだと思います。
システムキッチンは、家具としても大変強い影響力を持っています。どんなキッチンセットを入れるかによって、キッチンだけに及ばず、住まい全体の雰囲気まで決まってしまいます。
なにしろ、システムキッチンこそは「我が家でもっとも大きな家具」だといっても過言ではありません。床から天井までの、超巨大な家具なのです。
キッチンのリフォームが難しい理由もそこにあります。効果や影響力が大きいだけに、ちょっとした失敗がちょっとしたモノでなく大きく響いてしまいます。組み込む設備が増え、便利になった分、融通が効かなくなる面もけっして少なくありません。
そもそも、システムキッチンの魅力と人気の秘密とは何なのでしょう。キッチン七不思議の最後は、この問題に焦点をあててみたいと思います。なるほど、見た目も容姿端麗なキッチンに違いありませんが、ただ見た目が美しいだけでは、これほど引っ張りだこになるとは思えません。
システムキッチンには「自分だけのオーダーメイドキッチン」といったイメージがあります。欧米では、これを「ビルトイン・キッチン」などと呼びますが、日本で言われているような「システム・キッチン」という言葉も認識もありませんでした。
日本だけで普及したこのキッチンの由来については、2つの解釈があります。ひとつは「システマティックに構成されたキッチン」であること。もう1つは「キッチンの中身や機能が使い易く、システマティックに工夫されている」ということになりますでしょうか。
いずれにしても、世の奥様方はこのシステムキッチンなるものをかなり過大に評価し過ぎている感があります。システムキッチンさえあれば、料理も片付けるための収納もグーンと機能的にこなせるかのような妄想というか思い込みをされている方がいらっしゃます。
ところが、それは錯覚以外の何物でもありません。
専門家の立場から言わせてもらえば、システムキッチンのメリットは、カウンターのトップボードが1枚板になっていて、継ぎ目がないこと、ただそれだけです。
ただしそれだけといっても、大きな機能ではあるのですが……。
従来のキッチンセットと大きく違って隙間がないため、ゴミや食品のクズ、吹きこぼれた汁などの入り込む場所がありません。その結果、腐朽菌(ふきゅうきん)やカビなどが繁殖し難く、ゴキブリが住み難いという大きな利点があります。
その他にも悪臭もなく、掃除が簡単というか、それまでのセパレート型キッチンでは掃除ができない部分あったのが、ほとんど無くなりました。要するに「清潔なキッチン」ということなのです。
もちろん、それはそれで大変重要な問題です。キッチンは清潔であるに越したことはありません。ですが、ほんとうに使い易く、快適なものとするためには、それだけでは足りないというのも事実です。
システムキッチンを選ぶ心得を少しだけお話させていただきます。
私の観るところ、大半の奥さま方はシステムキッチンを色やデザインで選び過ぎるきらいがあるように思えます。ところがキッチンセットは、乱暴かもしれませんが言ってみれば作業台に過ぎません。
あらゆる作業台がそうであるように、まずは使い易い高さであることが重要です。天板(トップボード)の高さが自分の身長に合っているかどうか、少なくともこの点だけはきっちりチェックしなければなりません。
意外に失敗の多いのがハイヒールです。キッチンメーカーのショールームを訪れるとき、奥さま方の多くはハイヒールを履いておられるような気がします。もちろん、あれこれ眺めてデザインや機能を確かめるだけならそれでもいいのですが、キッチンの使い易さ、使い勝手を確かめるにはハイヒールを履いたままではいけません。
私が立ち会ったり、気の利いたアドバイザーがいるのであれば、靴を脱いだり、スリッパなどに履き替えることをお奨めするのですが、意外に多くのショールームでは、そのような気配りがされていないようです。
いざシンクの前に立ったら、かならず必ずそれぞれのご家庭で履かれているスリッパもしくは同じような高さのものに履き替えてください。ヒールの高い靴を履いたまま選ぶと高すぎて、あとで「あれッ」ということになり後悔されることになります。
年配の主婦の方には「若いころつくったキッチンが高すぎて、苦痛になってきた」という人もいました。作業しやすい高さが、昔と比べて10センチも低くなってしまったと言うのです。
原因のひとつは、もちろん「腰が屈んで慎重が低くなった」ことがあげられます。もうひとつは、なんと「若いころはかかとの高いスリッパを履いて家事をしていたのに、年齢とともにペタンコでなければ動きづらくなった」ことでした。
最近の若い人はかかとの高いスリッパを履いて調理などをしないとは思いますが、そのようなことも考えておく必要があるのかもしれません。
料理のスタイルは人それぞれ違います。ある奥さまから「なぜ立ったまま作業しなければならないの?」と聞かれて返答に詰まってしまったことがありました。確かに「私は椅子に座って調理したい」というなら、それでいいのだと思います。
ただし、その場合は腰掛けて作業することを想定した高さのキッチンセットを入れなければなりません。流し台の下に足が入るなどの工夫も必要ですし、実際、車椅子での生活を余儀なくされたご夫婦のキッチンでは、ご要望にお応えして座ったまま作業のできるキッチンのケースもありました。
要するに、デザインよりも、自分自身のスタイルに合ったものを選ぶことが優先順位の第一番目なのです。自分がやりたいように、好きなように、自分だけのキッチンセットを組み立てることが可能となるのも、システムキッチンの醍醐味なのです。
システムキッチンは、安いものではありませんので、数年から10年足らずで入れ替えるわけにはいきません。10年後、20年後の自分自身の変化までよく考え、見越して選ばなければならないものだと思います。