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【こども部屋⑤】子ども部屋の収納スペースの目安
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
小満 次候 紅花栄う
紅花(べにばな)
飛鳥時代以前にシルクロードを経て日本に渡米したとされる紅花は、古くから染料や着色料として親しまれてきました。
開花当初は黄色、日が経つにつれ紅色へと変わっていく花びらは深まりゆく恋心にもたとえられ、多くの和歌が残っています。
友人の生まれ育った山形県は江戸時代、紅花栽培と貿易が盛んだったそうです。そのため県花も紅花。
彼にとっては、どこか懐かしさを感じる花でもあるそうです。きっと、誰しもそういった花はあるのでしょう。
自分は想い出の「ヤマユリ」の花です。
あなたの「故郷を呼び起こす花」はありますか?
・今日の一日を愉しむなら…
【紅花栄(べにばなさか)う】
小満の次候は【紅花栄(べにばなさか)う】
「紅花が満開になる頃」です。紅花は5~7月が開花時期。染料として花びらだけを摘んでいたため、「末摘花(すえつむはな)」の別名があります。
【源泉かけ流し温泉の日】
5(ごくじょうな)月26(ふろ)日の語呂合わせから【源泉かけ流し温泉の日】
源泉を浴槽に流しつづけ、循環させない「源泉かけ流し」は贅沢極まるお風呂です。
【走り梅雨(つゆ)】
今頃の雨は、梅雨の到来に先駆けて降る「走り梅雨」。「前梅雨」「迎え梅雨」「筍梅雨」とも言われます。
昨日は、5(ごくじょうな)月26(ふろ)日の語呂合わせから【源泉かけ流し温泉の日】だったんですね。
源泉を浴槽に流しつづけ、循環させない「源泉かけ流し」は贅沢極まるお風呂です。
そして、今頃の雨は、梅雨の到来に先駆けて降る「走り梅雨」。「前梅雨」「迎え梅雨」「筍梅雨」とも呼ばれます。
【こども部屋⑤】子ども部屋の収納スペースの目安
【兄弟、姉妹の部屋の仕切り方】
前回 「【こども部屋④】コンパクトで環境重視が基本」では子ども部屋の基本は「こじんまり、コンパクトで環境重視」で、「6帖の部屋を2つの部屋に」して、コンバクトにまとめる方法をお話させていただきました。
そこで今回は「兄弟、姉妹の部屋の仕切り方」」についてお話させていただきたいと思います。
①【仲の良い同性の兄弟、姉妹の場合】
同性で仲の良い兄弟(姉妹)の場合には、中学生くらいまでは勉強机を並べておくとお互いが適度に良い意味で干渉仕合い、心の成長を早めることに繋がります。
②【仲の良い悪いに関わらず、異性の兄弟、もしくは同性でも部屋を別々にしたい場合】
個人差もあり、必ずというわけではありませんが、目安としては異性の兄弟の場合は、机を並べるのも5年生くらいまでだと思っていたほうがよいでしょう。また、同性でも別々の部屋にしたいという場合は、背の高い家具などを間に配置して2つの部屋のように仕切ることで、準個室となり、仮設ではありますが、二部屋の個室ができあがります。
③上図は、本棚やタンスなど背の高めの家具で部屋を仕切るケースです。仕切り方にはいろいろあり、千差万別で決まりはありません。お子さまにあった仕切り方を工夫したいところです。
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【子ども部屋の面積の20%くらいを収納スペースとして計画しましょう】
次に収納計画について考えてみたいと思います。基本的には、子どもが自分でしまえる環境をつくることです。そして、その上で大きさや形の違ったものに柔軟に対応できる器(うつわ)を用意することなのです。
「自分でしまう」点で幼児期には、キャスター付きの箱が便利で比較的廉価なので、お奨めいたします。もちろんプラスチック製品は環境破壊を踏まえ、できるだけ使わないに越したことはありませんが、そこらへんはなるべく費用の少なくて済むものにしたいのは誰しも同じだと思いますので、それぞれのお考えにお任せいたします。
収納箱にキャスターを付けることで、子ども自らが簡単で容易に玩具を出し入れできるようになります。では、「器(うつわ)」はどうでしょうか。
小学校に通いだしますと、授業でつくった作品や玩具(おもちゃ)などを飾る棚が必要となります。実際には、何年かして子どもが大きくなると、粗大ごみ扱いされて、最終的にはほとんどが廃棄されてしまいます。
ですが、学校で作って日も浅いものを、持って帰ってくるたびに捨ててしまっていては、あまりにも情緒にかけている行為になってしまいます。
たとえ捨てると分かっていても、飾り棚に一定期間、飾る余裕も必要なのではないかと考えています。
また、本などに関しましても絵本から図鑑まで、大きさも使用目的も異なります。そうであれば、いっそのこと棚の収納スペースを一律にすることなく、わざとバラバラにしておきましょう。
最近では、既製品の家具でも部品を組み合わせてかなり自在な形にできるものを見かけるようになってきました。そこで、収納スペースの問題が起こってくるのですが、子ども部屋の収納スペースの広さの目安は、部屋の面積の20%くらいが妥当だと思います。
それでは間に合わない場合は、床下などを使えるようにしておくといいかもしれません。ただし、子どもたちに任せておくと、足の踏み場もないほど、散らかしてしまい、収納の扉が開かないということになりかねません。
私自身の子どものころの部屋がそうでしたので、偉そうにいえた立場ではないのですが、自分の経験上どうするとゴミ溜めのようになってしまうのか、片付けやすい収納はどんなものかを知っているつもりなので、下手な整理収納アドバイザーよりもそれらを熟知しているかもしれません。
せっかくいい間取りにできたとしても、収納が十分でないと環境の良い子ども部屋とは言えないかもしれません。
【子ども部屋の収納は柔軟であり、システマチックなものに】
上の図は、キャスター付きの収納を家具の中にすっぽりと収めた例になります。逆に下の図のように床下に収納ボックスを設けておくと、取り敢えずちらかったものを収めることが可能となり、急な来客の場合などには大変便利です。
ただし、開け放しで、他の部屋に行ってしまったりすると、部屋に入ったときに忘れて、開口に脚を落としてしまい、大怪我をされるなどの事故も少なくありませんので、十分にお気をつけて取り扱いされるようにしましょう。