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【こども部屋⑥】「密室化」させないことが鉄則 

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

初候 乃東枯る(なつくさかれる)

夏の健康

四季のある日本には、その季節ならではの風物詩もあれば病もあります。これから本番を迎える夏ならではの不調といえば、熱中症や夏バテでしょう。

「鬼の霍乱(かくらん)」ということわざ通り、普段は強くて丈夫な人も夏の暑さには敵いません。

「霍乱」とは東洋医学の病名で、暑気あたりや日射病のような症状が出るそうです。 

「猛暑」や「酷暑」といった言葉がひっきりなしに聞かれるのが近年の夏。今時分から充分な水分と栄養、睡眠を取り、疲れを翌日に持ち越さないよう意識していきたいものですね。

・今日とういう一日を愉しむなら
【夏の健康を守る運動】

6月21日〜7月20日まで実施されます。食中毒や伝染病を防ぎ、国民の健康づくりを図るために厚生省(現 厚生労働省)が定めました。

【えびフライの日】

「6」がエビに見えることと、21(ふらい)日と読む語呂合わせが由来。エビフライが食卓に並ぶと特別な気分になるのは、どの世代も同じではないでしょうか。折しも車海老が旬を迎えています。

【こども部屋⑥】「密室化」させないことが鉄則 

【リビングをカーテンと家具だけで間仕切る例】

家の中を部屋だらけにしない工夫が見られる近代建築史では、この例よりも開放的な家があります。

子ども部屋の間仕切りカーテン

 

【子ども部屋に不要なのは扉!?】

間取りによっては、私、お父さんと一ヶ月話してないし、顔も見ていないよ」といった、ぞっとするような親子関係をもたらしてしまうような家も存在します。ていうか、結構少なくないらしいのです。

そんな、風通しの悪い家をこれ以上増やさないよう、いつかは無くせるようにするために、子ども部屋に扉をつけない、という発想はいかがでしょうか?建て替えやリフォームをご依頼されたときに、私の独断と偏見かもしれませんが、お薦めしています。

厳格な間仕切りや扉をつけないことで、風通しばかりでなく、お互いの気配まで感じることができるはずです。多少、居心地が悪くなるかもしれませんが、子ども部屋だけは、あまり居心地が良すぎないほうがいいのです。

どうしても扉をつけるのであれば、小窓を付けたり、隙間のある引き戸にすることをお奨めします。この小窓は、決して子どもを監視する窓ではありません。部屋が「密室」になることを防ぐためのものなのです。

子どもが部屋にいるのか、いないのか、誰か友だちが訪ねてきているのか、などを知るための窓という意味合いなのです。ただし、窓は内側から塞がれてしまうので、最初から窓を塞がないことを条件に子ども部屋を与えることも必要なのかもしれません。(笑)

【子ども部屋が2階にある場合は、リビング階段がお奨め】

玄関に近づけない子ども部屋

【玄関付近の配置を避けたい!子ども部屋】

上の図の場合は、子ども部屋に入ろうとしたら、空を飛べない限り(笑)必ずリビングを通らなければなりません。必ずリビング経由ということは、朝晩に親子の会話が自然にできるということになります。もちろん、他の兄弟や、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんが同居なら他の家族との会話も自然とはずみます。

それに対して下の図は、玄関から子ども部屋への直行が可能となってしまいます。経由しなければならないのは、玄関とその前の廊下だけです。これでは、親子の会話がほとんどなくなることも十分に考えられます。

親子の会話が無くなっているのではなく…無くしているということになります。

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家族で住むことを考えれば、対話が円滑にできるようにするには、どうしたらよいかを考えることは、至極当然のことだと思います。
「密室」とは、家族と会話をしなくても生きていける(笑)部屋のことです。

先ほどの図ように、リビングなどのパブリックスペースを通らずに、玄関から直接に自分の部屋に入れてしまう部屋のことです。または、自分の部屋から直接に外に出られてしまう部屋のことになります。

そういった家は極端に言えば、子ども部屋を訪ねなければ、家に子どもがいるのか、いないのかすら分からないということです。「娘を1週間以上、家で見かけていないが、どうしているのかなぁ」

これではまさしく「密室のある家」になってしまいます。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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