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【[子ども室]灯りが見えるドアから大きな安心感】(部屋別アプローチ④)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
小満 次候 紅花栄う
梅雨じたく
5月30日が「ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)」と読めることから、今日はゴミを吸い取ってくれる「掃除機の日」、さらには「お掃除の日」です。
今の時期の掃除といえば、やはり梅雨を見据えてカビ対策をしっかりしておきたいものですね。
いわゆる梅雨じたくです。気温が20℃以上、湿度が60%以上になると、カビ菌は汚れやホコリなどを栄養にして急激に繁殖します。
そのため換気や拭き掃除、除湿グッズなどを活用してカビを防ぎましょう。特に湿潤にしないこと、いわゆる乾かすことが何よりも大切です。
押入れやクローゼット、靴箱などは、気づいたらカビが??となる場合も多いため、空気の通り道をつくってあげることも効果的です。
・今日をたのしむ
【ゴミゼロの日】
5(ご)月30(みぜろ)日の語呂合わせから、5月30日はゴミゼロの日 。1982年関東地方自治会が提唱し、記念日となりました。
今日から1週間は、ゴミ減量化・リサイクル推進週間です。
【女子将棋の日】
2007(平成19)年の今日、日本女子将棋会が設立されたことに由来しています。ちなみに「将棋の日」は11月17日となっています。
【[子ども室]灯りが見えるドアから大きな安心感】(部屋別アプローチ④)
【子ども室の考え方】
[必要な設備・器具は?]
≪必要≫
・エアコン
・火災報知器(煙式感知器ー熱感知器でも可)
≪あると便利≫
・加湿器・LAN配線
・インターホン
・予備コンセント
・全熱交換式換気扇
[どんなことに配慮する?]
・子どもの現在の年齢に加え、これからの成長も考えて計画しましょう。
・開口部が多過ぎるとベッドや机など家具のレイアウトが制限されるので注意しなければなりません。
・密室化しない工夫が重要です。
・ワクワクするような楽しさも演出してあげることをお奨めします。
[照明計画の考え方は?]
・全体照明と部分照明の両方で明るさを確保することをお奨めします。
部屋の大きさおよそ4.5帖の照明器具は20W蛍光灯2本(=40W)、6畳で20W蛍光灯3本(=60W)を目安にするとよいでしょう。
・リモコン操作ができるようにしましょう。(ベッドから点灯・消灯を可能に)
[広さ・寸法の目安は?]
・目安とし4.5帖~6帖をお奨めします。(子ども部屋に関しては、あまりゆったりし過ぎるのもよくありません。
・子どもの成長に伴って収納が増えるため、事前にそのスペースを確保しておくことをお奨めいたします。
・広いスペースを家具等で仕切って子ども室にすれば、将来広いスペースを夫婦の寝室に使用することも考えられます。
・小屋浦の活用も考えてみる。(但し、小屋裏空間は夏暑くて、冬寒いので、ある程度、快適にしたいならば、相応の断熱工事が必要となります。
[湿気、換気の対策は?]
・窓を開けると外の騒音がひどい場合には、全熱交換式換気扇を検討してみる価値はあります。
・ガラリ付きドアで廊下側の風を室内へ採り入れられるよう検討。
・上部に小窓付きのサッシをお奨めします。
・子ども室が2階北側で暗い場合は、天窓を検討する。(但し、天窓は北傾斜屋根に設置)
[仕上げはどうする?]
・いうまでもないかもしれませんが、子どもの成長に合せてビニールクロスを選ぶ。(できれば、ビニルクロスではなく、自然素材だけの紙クロスなどをお奨めいたします。)
【例えば、こんな材料がお奨めです!】
床:フローリング、コルク
壁:水性ペイント塗り 漆喰(しっくい)珪藻土(けいそうど)紙クロス(漆喰や珪藻土ほどではないが、ビニルクロスより遥かに吸放湿します)腰まで一部板張り、シナベニヤ
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【親が子どもの気配を感じられる工夫が何より重要】
子ども室はリフォーム時の年齢に応じてやることが変わってきます。小さいうちは、成長を前提に一部屋を複数で使わせ、成長すれば仕切れるようにしておくとよいでしょう。小学生になったら一部屋使っていた部屋を仕切る方法を考えてみます。
また、完全に親の視線をシャットアウトしてしまうのは問題です。たとえば小窓の入っているドアを用いたり、引き戸を用いたりすれば、心理的な距離感を多少持たせつつ親の気配を感じさせることが可能となります。
子どもと一緒に考え、工夫してみることをお奨めします。
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《例》
小屋裏を利用したロフトベッド。大きくなったら収納として利用することも可能です。
廊下から子ども室が見えるようにガラス窓を設け、子ども室の密室化を防ぎます。
将来は2部屋に仕切れるよう、広さにゆとりをもたせておく。
柱を残して将来は2部屋にする予定の子ども室。仕切った際に奥の部屋が暗くならないようにトップライトを設置します。できればハイサイドライトのほうが機能的です。
《アイデア》
限られたスペースしかない場合、壁と2段ベッドを一体化させる方法もあります。
窓枠の廻(まわ)りに木の枠を被(かぶ)せると、窓辺が温かく柔らかな雰囲気を醸し出します。