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【子ども室は変化するのが当然。リフォームのし易いプランで】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
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【子ども室は変化するのが当然。リフォームのし易いプランで】
前回のお話は、【子ども部屋を仕切るには2段ベッドを利用】
https://heiwadai.jp/gennkannennsyutu/についてお伝えさせていただきました。(青字のタイトルをタップするとこのタイトルの記事に飛びます)
今回は、「子ども室は変化するのが当然。リフォームのし易いプランで」というタイトルで、お話をさせていただきたいと思います。それでは始めさせていただきます。
【子ども室は変化するのが当たり前なので、「次のリフォーム」がし易い計画を】
ひとつの部屋を2つに分ける際に、本棚を利用して間仕切りとしたIさんの例です。本棚の周りに化粧壁と引違い戸用の鴨居を設けてはいますが、天井までの固定壁ではないので、将来的に取り払うことも可能となっています。
もともとあった窓も動かさないまま仕切っています。
子どもは成長するものです。子ども室のリフォームプランを考えるときは、成長した後の使い方も考えておかなければなりません。ですが、どのような使い方がいいかは、そのときにならないと分からないものです。
「一度仕切ったとしても後で元に戻せる」「後でさらに仕切りを増やせるようにしておく」などの工夫は必ず必要になります。
男の子2人、女の子1人、と3人の子どもがいるIさんの住まいでは、当時12歳と、6歳だった男の子2人の部屋仕切るのに、既製の本棚を利用しました。まずは6畳+押し入れ分のスペースの中央に2つの本棚を並べて仕切りました。
本棚は1つずつそれぞれの部屋から使えるよう、互い違いの向きに配置しました。本棚の裏面側にベニヤを張り、その上にクロスを張りました。逆側からは普通の壁に見えるように工夫しています。
さらに周囲の空いた部分には化粧壁を付け、2部屋間の引き戸のための鴨居を設置しました。この方法なら、化粧壁をはずして本棚を移動するだけで、容易に元の部屋に戻すことが可能です。
ちなみに、3人の子ども室をつくった2階には、新たに洗面室もつくりました。リフォーム以前には洗面室が1階にしかなく、朝などは大騒ぎ状態でした。子どもがいるスペースに洗面室は必要です。
【成長する子どもの部屋はフレキシブルにつくる】
子どもが小さい時期にリフォームをし、子ども室をつくったSさん。子どもが小さいうちは子ども室の引き戸を開け放してリビングと繋げて使いますが、成長に応じて一部屋ずつ引き戸を固定して「個室化」する予定です。
子どもが小さいうちは、男女の兄妹でも一緒の部屋がいいと、私は思っています。ただし、将来はしっかりとした別々の部屋に分けられるように、ドアを別個に付けるのが鉄則。
男同士、女同士なら、成長しても一緒の部屋でいいという場合がありますが、それでも「いつでも部屋を分けることができるんだ」と思っていられると、当人たちにとっても非常に安心です。
図で紹介したSさんは、子ども成長を見越して、フレキシブルに使える子ども室をつくりました。リフォーム当時2人の子どもは、まだ5歳と3歳でした。そこで、小さいうちは仕切り無しのオープンで使い、成長に合せて段階的に区切るプランを提案させていただきました。
まずはリビングに続けて、3部屋連続した個室をプランニングしました。リビングに近い方から、3歳長女の部屋、5歳長男の部屋、両親の寝室という並びです。2人とも学校に上るまでは、奥の寝室で両親と一緒に寝ています。
個室間の仕切りは引違い戸にして、現在は子ども室を開け放ったまま、リビングに繋げて広々と使用しています。将来は仕切りを木ネジなどで固定し、行き来できなくすることも可能です。
長男が学校に入ったら真ん中の部屋を個室として、いずれ長女が成長したら彼女の部屋も個室に変更する予定です。個々にドアを設置してあるので、廊下から出入りすることになります。