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ルールを守って、自分好みにしたいならリフォームです。(リフォームの基礎知識2)
今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。
小寒 末候 雉始めて雊く(きじはじめてなく)
地獄の釜の蓋も開く(じこくのかまのふたもあく)
今日は、地獄の釜の蓋も開く日なんですよ。
「地獄の釜の蓋も開く」は、この世の者もみんな仕事を休もうという意味の言い回しです。
というのも、地獄の鬼や亡者たちは今日がお休み。
一月十六日と七月十六日の「閻魔賽日(えんまさいじつ)」は地獄の蓋が開き、亡者たちも責苦から解放されます。
かつては、奉公人の休暇である「藪入り」も閻魔賽日と重なっていたため、閻魔大王を祀る寺院への閻魔詣でも盛んでした。
各地の閻魔堂では、罪を犯した人間が苦しむさまを描いた地獄絵を掲げ、正しい行いを諭したそうです。
お正月から気が休まらないという方は、「地獄の釜の蓋もあく」のですから、少しのんびりしてみてはいかがでしょうか。
そして 七十二候で小寒の最後の候は、雉始めて雊く(きじはじめてなく)。
雄雉が、雌雉に恋い焦がれて鳴き始める、およそ一月十五日ごろから二十日ごろの季節です。
けーん、けーんと甲高い雄雉の鳴き声が林に響いては、しん、とまた静まる情景には風情が感じられます。
そういえば、雉が日本の国鳥だというのは知っていましたか?
一九四七年に日本鳥学会で「日本固有の鳥だから」「母性愛があるから」「美味しいから」などの理由で選ばれています。
ルールを守って、自分好みにしたいならリフォームです。(リフォームの基礎知識2)
増築には、戸建てといえども限度あり
「建蔽(けんぺい)率」を守る
建ぺい率は敷地面積に対する建築面積(建物外周で囲まれた線の中)の割合。建ぺい率が50%に定められている場合、敷地面積が100㎡ならば建築面積は50㎡以内となる。
※軒やベランダなどが、1m以上大きく出ている場合は、建築面積に含まれるので、注意が必要。
【計算方法】敷地面積×建蔽率/100(%)=建築面積
[例] 100㎡×50(%)/100(%)=50㎡
「容積率」を守る
容積率は、敷地面積に対する延床面積の割合。容積率が80%に定められている場合、敷地面積が100㎡ならば建築物の延床面積は80㎡以内となる。
【計算方法】敷地面積×容積率/100(%)=延床面積
[例] 100㎡×80(%)/100(%)=80㎡
中古住宅なら安く買えて、好みの住まいに変えるのも賢い方法。
中古一戸建て・マンションを購入してリフォームする際に共通する第一のメリットは、なんといっても新築より安く買えることです。
また、中古は新築と比べて、さまざまな地域で売りに出されています。
昔からの住宅地や華やかな市街地など、いろいろなところで物件が出てくるので、住みたい地域で探すことができます。
新築よりも安く手に入れながら、リフォームをすれば自分好みの空間に変えて世界でひとつだけの家に住むことができるのです。ですが、どんなものでもできるわけではありません。
一戸建ては、外装も含めて全体のリフォームが可能であり、メリットです。耐震性や断熱性も必要に応じて高めることができるのです。
【マンションでは「専有部分」のみリフォーム可能】
玄関ドア
外側 [共用]/内側 [専有]
ドアの交換や外側の塗装はできません。
ドアの室内側の塗装や、玄関錠の交換は可能です。
パイプスペース[共用]
共用配管を移動することはできません。(玄関内側にあっても、「専有部分」ではありません。
内装[専有]
天井・床・壁は張替えなどが可能ですが、コンクリート造の壁は原則として撤去できません。(コンクリートであっても構造壁でないかブロック造は、おおむね撤去可能です)
住宅設備機器[専有]
キッチンやユニットバス、洗面台などの設備は原則として自由に交換できます。
住宅内の横引き配管[専有]
交換は可能ですが、構造により移動範囲は制約されるので注意が必要です。
窓(サッシ)[共用]
原則サッシの交換はできません。
ベランダ[共用]
その住戸が専用で使用することはできるが、避難路としての役割があるので、それを妨げるものは設置できません。
間取りも暮らしに合わせて、変更できるのですが、間取り変更を行うときは耐震上必要な柱や筋交いまで取ってしまうことはできませんので、注意が必要です。
また、法規を無視して、好き勝手に増築などをすることはできません。面積は敷地に応じて定められた建蔽(ぺい)率・容積率を守って、その範囲の中に、とどめなければなりません。
そして、注意する点としては、中古一戸建てを購入する際です。見えない部分の劣化に気をつけなければ、後に大変なことに発展しかねません。
劣化状況がひどい場合、リフォーム費用が目ン玉飛び出るほど高くなります。内覧の際に、建築の専門家に同行してもらいましょう。
一方マンションの場合、リフォーム可能なのは住戸内部の内装や設備機器といった専有部分だけになります。ベランダやサッシは共用部分なので、住戸単位でリフォームすることはできません。
専有部分なら、内装を全部解体して、イチから間取りや内装をつくり変えることが可能です。マンションでも、それまでの状態とはまるで違った自分好みの住空間に変えることができるのです。