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【植物を着るという意識〈植物を生かす③〉】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
寒露 次候 菊花開く(きっかひらく)
神嘗祭(かんなめさい)
日本の最高神であるアマテラスが鎮座する伊勢神宮(三重県)は、年に1500回ものお祭りを行います。そのなかでも、もっとも大切に受け継がれてきたのが10月15日から今日までの「神嘗祭(かんなめさい)」です。
神嘗祭では今年ははじめて収穫した稲穂である「初穂」をアマテラスにお供えします。日本神話において、稲はアマテラスの孫神が地上にもたらしました。
孫神に天界の稲を授けたのは、もちろんアマテラス。神嘗祭は最高神の恵みであるお米が無事に実ったことを奉告(ほうこく)し、感謝を捧げるならわしなのです。
【神嘗祭】
「神宮の正月」とされるほど重要な神事です。神嘗祭に際し、伊勢神宮には天皇陛下が皇居で育てられた稲のほか、全国各地の農家が献じた初穂である「懸税(かけちから)」がささげられます。
【貯蓄の日】
農家の方々の働きの賜物である初穂をささげる神嘗祭にちなみ、勤労の賜物であるお金を大切にし、貯蓄に対する関心を高めようと定められました。
【植物を着るという意識〈植物を生かす③〉】
【植物を生かす】今回は第3回目「植物を着るという意識〈植物を生かす③〉」となります。前回は【微気候をつくる庭木の大切さ〈植物を生かす②〉】でした。(お読みになりたい方は前回タイトル(青字)にリンクを張っておきますので、タップしてお読み下さい。)
https://heiwadai.jp/kusabanawokiru/植物を着る
前回後半のお浚(さら)いから始めさせていただきます。それでは…よろしいでしょうか。
【微気候は庭木が創るものなのです】
①落葉樹は冬には葉を落として日当たりを良くしてくれます。
②庭木の位置と樹種は適材適所で植えることをお奨めします。
美しい花を咲かせる植物も、人間には邪魔に思える雑草も、地球から見ればどれも害になるような植物は無いように思います。見方を変えれば、地球環境を悪くしているのは人間だけのように思えてきます。否、残念ながら、見方を変えなくても人間だけが環境破壊をしている張本人なのです。
私たちはエネルギーを浪費しまくり、地球を汚すようなことをすれば、人間は地球にとって病気を引き起こすウイルスやガン細胞以外の何物でもなくなってしまうのです。
。。。。。。。。。。前回後半のお浚(おさら)いここまで。。。。。。。。。。。。。。。
《ブドウ棚のガレージ》
以前、地中海のアドリア海沿岸を信じられないくらいの絶景を観ながら旅したことがあります。車窓から見る家々のガレージの上に棚がつくられていて、強い日差しを受けたブドウの葉が美しく輝き、その緑陰は涼しげで車も心地よさそうでした。
また、一方でブドウ棚の下でお茶の時間を過ごしている家族も見ました。何と豊かな時間を過ごしているのだろうかと、たいへん、羨(うらや)ましく思いました。
何故か、我が国、日本ではガレージをシャッターで締め切ってしまう家がほとんどで、高級住宅といえるような家ほどシャッターを取り付けています。
もっと、このように活用すれば、お金を使わずとも有意義な時間が過ごせるのに、とアドリア海沿岸の景観を思い出すたびに思うのです。
【ガレージにシャッターは似合わないので…】
※ガレージの上のパーゴラのブドウ
※秋にはブドウの収穫祭で近隣との交流の機会も生まれます。
ガレージやカーポートは車だけのために存在するのではありません。もっとそれぞれの家で自然の植物や花を活用すれば、間違いなく街並みも心地よくなります。