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【階高のギリギリを極めれば……】

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今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。

芒種 末候 梅子黄なり(うめのみきなり)

おにぎりとおむすび

練馬のおにぎり 今日が「おにぎりの日」と知り、ふと、おむすびとの違いはなんだろうと調べてみました。辞書ではどちらも「握り飯」とあり、明らかな違いはないようです。一説には、東日本では「おにぎり」西日本では「おむすび」と呼ぶ地域が多いとか。

 

 

 

練馬区のおむすびまた、三角形が「おむすび」、円形や俵型などが「おにぎり」と言う説もあります。最近では海苔の上にご飯と具材を載せて包む「おにぎらず」をはじめ、新しいおにぎり文化が登場しているそうです。また具材もチーズや煮玉子などユニークなものが続々と生まれています。弥生時代に生まれた日本人のソウルフードは、その時々に合わせてまだまだ進化し続けているみたいですよ。

 七十二候で芒種の末候は、梅子黄なり(うめのみきなり)です。梅の実が黄色く熟すころという意味です。令和元年の今年は、およそ六月十六日から二十一日ごろのことです。
梅田椎麦(うめたしいむぎ)といって、梅の実が多く実った年は、稲が豊作になるといわれます。また椎の実が多いと、翌年の麦が豊作になるといいます。

【階高のギリギリを極めれば……】

コストの問題とデザインバランスを考えると、階高をなるべく低く抑えることが必要です。なぜなら、階高が低いと階段の段数も蹴上げのサイズも小さくできます。それは、上りやすくもなるし、当然ですが、階段の面積、体積ともに小さくなります。ただし、階高を低く極めるためには、居室の天井高のほかに、レンジフードの高さや居室の天井高の他に、レンジフードの高さや浴室の設備などが階段設定の大きなポイントとなります。
 また、面積の広い部屋の場合は梁成(はりせい)が大きくなり、天井高を圧迫することにもつながります。そのためには、身長や好みなど、いくつもの要素を検討しなければなりません。

いいことがいっぱい!「階高抑制」‼︎

下の建物は天井高が2200㎜、階高を2520㎜です。一般的な建物より低めです。ですが、リビングには吹抜けもつくれて開放感があります。
①階高を抑えることで建物全体も低くでき、斜線制限にも有利に働きます。
練馬の階高を抑えた家
②階高を抑えられると階段も緩やかになり上りやすくなります。
③「床から床まで」の高さが階高。
④建物のボリュームが小さくなるので、コスト削減にも繋がります。

※階高とは、床から上の階の床までの高さのことで「天井高さ」とは違います。天井高(天井の高さ)に加えて、梁成(梁の高さ)、床の仕上げ材の厚み、天井裏スペースの高さを加えたものが階高となります。天井高を必要最小限に抑えて、梁成(梁の上端から下端までの寸法)もなるべく小さくすることで階高を低く抑えることができるのです。
ひとつ例をあげれば、この階高の場合の階段の蹴上げ寸法を一般的な階高と比較した場合。

一般的な階高

300cm÷13段=230.8㎜ですが、

こちらでは、
252㎝÷13段=193.8㎜となります。
一段あたり37㎜も緩やかな階段になります。
1フロア分の階高で考えると、2段分以上の差が出ます。

天井の高さを変えると開放的でありながら、落ち着く空間を演出

練馬区の天井高を変えた家①縁側のような箱(段差)は床から300mmの高さにしておくと腰掛けたり、寝転んだりもできる空間になります。

②手摺壁の高さは1100mm必要です。ほどよく囲まれて、外部の景観を取り込むことができます。

※リビングは、たった7.2帖という驚くほど小さなスペースです。コーナーに掃き出し窓を設置し、視覚的に外部テラスまでを内部に取り込むようにします。そして、小さな空間なので、あえて大半の天井高は、2200mmと抑えてあります。上部のロフトへ上る梯子状階段のスペースは台形の吹き抜けとしてあります。上部方向にも広がりをつくっています。

天井の高さで空間の印象を変化させる

天井の高さの違いで室内空間の印象は大きく変わるものです。平坦な天井と屋根なりの傾斜天井、緩やかな曲線の天井、一部のみ吹き抜けになっている天井など、高さや形状で印象は大きく変わるものです。必ずとはいえませんが、2100mm~2200mm程度の低い天井の場合は、開口部を考えることで親密で守られたような隠れ家てきな空間を演出できます。また一方、高い天井は開放感や躍動感を感じられるのです。空間にメリハリをつけたい場合は、天井の高さを変えることで効果を発揮することができるます。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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