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「東側」に道路という条件の敷地なら…【いい間取りの例②】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
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「東側」に道路という条件の敷地なら…【いい間取りの例②】
これまで、お伝えしてきたクローバー【方程式】を踏まえ、南側道路の敷地、東側道路の敷地、西側道路の敷地、北側道路の敷地と…敷地の条件ごとに想定される、なによりも「普通のいい間取り」を考えてみたいと思います。
前回は、南側道路の敷地を考えてみましたが、二回目の今回は東側道路を考えてみたいと思います。
【南側に吹き抜けを設(もう)ければ住宅密集地でも大丈夫!問題解決です!!】
【2階平面図】
①南側に吹き抜けを設けていることで、1階のリビングなどに陽の光が届きます。夏の温められた空気で、上昇気流が起こり、風がなくても窓を開けることで心地よい風の通り道が生まれます。
【1階平面図】
2階吹き抜けから、1階点線部分に日の光が落ちてくるので、リビングなどが暗くなりません。
道路が東側にある、ほぼ正方形の36坪の敷地で考えてみたいと思います。ただし、図面上では表現されていませんが、南側に隣家が迫っているので採光をしっかり考えておかないと、ほとんど陽の光が入ってこない住宅になってしまいます。
いわゆる、「悪条件の敷地」という設定要素を加えておきます。
まずは駐車場ですが、ここでは道路側に縦列形式で確保してみました。駐車場とほぼ干渉しない東側の中央あたりが玄関(エントランスentrance)となります。
水廻りは道路から見えにくいように西側に集中させてあります。「日当たり良好」ならぬ「日当たり不良」の敷地ということで、南側の中央あたりに吹き抜けを設(もう)けることにしました。
おかげさまで、2階南側の吹き抜けの窓とバルコニーの窓から入る光が吹き抜けを通って1階まで落ちていきます。階段は吹き抜けの中に設けてあります。
この場所に吹き抜けを設けることで、「陽あたり良好」と「日だまりのような暖かさ」だけでなく、吹き抜けによる重力換気効果で初夏や晩夏などは、窓を開ければ、気持ちいい風通しも味わうことができます。
A-A断面図
東側(道路側)立面図
敷地 約40坪、1階およそ15坪、2階およそ13坪】