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【住みたい家の間取りを考える[ちょっとした工夫①]】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

穀雨 次候 霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)
 

鯉のぼり

 
5月5日の端午の節句が近づき、各地の空で鯉のぼりが泳いでいます。
 
鯉のぼりは、戦国時代の幟(のぼり)がルーツ。江戸時代に入ると、「黄河にある急流“竜門”を昇った鯉は竜になる」
 
それにあやかろうと、子どもの立身出世を願う武士の家々が鯉のぼりを立てるようになりました。
 
住宅事情の変化により、大きな鯉のぼりを掲げる家庭は少なくなりましたが、たくさんの鯉のぼりをロープにつなぎ掲げる「鯉のぼり祭り」が増えています。
 
風を受けて泳ぐ鯉のぼりの群れは爽快そのもの。色、柄、大きさなどの個性も面白く、見ているだけで元気をもらえます。
 
オレの子どもの頃、庭に鯉のぼりを立ててもらったのですが、どうせなら東京で一番巨大な鯉のぼりということで、つくりました。
 
ところが、出来上がった鯉のぼりは、あまりにも重くなってしまい、どんな風が吹いても上がることはありませんでした。(笑)
 
・今日をたのしむ
 
【こいのぼりの里まつり】
 
群馬県館林市の鶴生田川(つるうたがわ)が舞台となる一大イベント。6千匹以上の鯉のぼりが空に泳ぎます。
 
【杖立(つえたて)鯉のぼり祭り】
 
1980(昭和55)年から続く、鯉のぼり祭りの元祖。湯煙のなかで舞う鯉のぼりは杖立温泉(熊本県)ならではです。
 
【泳げ鯉のぼり相模川】
 
相模川(神奈川県)の両岸にワイヤーを渡し、約1200匹の鯉のぼりをつなぎます。

【住みたい家の間取りを考える[ちょっとした工夫①]】

前回は「住まいの計画の前に知っておかなければならない基本⑧」で「バリアフリーとユニバーサルデザインの家を考える」と【住宅性の表示制度について】についてお伝えさせていただきました。(↑青字をタップしていただければ、記事に飛びます)

今回は「ちょっとした工夫でこれだけ住みやすく①」についてお伝えしたいと思います。

【住みたい家の間取りを考える】

◎家族の生活を円グラフでチェック。

間取りを考える際に、家族がどこでどんな時間を過ごしているか円グラフを使ってチェックしてみたいと思います。

円グラフ

時間の使い方

 

生活行動の想像

 

 

家族全員の円グラフが完成できたら、家族が最も長い時間を過ごす場所、使う時間は短くても家族団らんのために大切な場所、家で安らぐために不可欠なスペースなど、それぞれの部屋の使い方や使用時間をチェックしたうえで、間取りの優先順位などを家族全員集まって、話し合ってみることをお奨めします。

その際、必ず第一に考えることは日当たりや家の周りの道路の車の通行量、周囲の建物なども考慮に入れて検討することです。そして家族がスムーズに動けるような部屋の配置を優先的に考え、一階と二階の大まかな間取りを決めていきます。

【◎ゾーニングで大まかな配置を決める】

家のどのあたりにどんな部屋をどのくらいの大きさで配置するかを考える際に、ゾーニングという考え方を使うと大変効率的で役に立ちます。

たとえば、リビングやダイニングなどのパブリックゾーン。寝室や子ども部屋などのプライベートゾーン。水廻りや収納・玄関などのサービスゾーンのおおよそ3つに分けることができます。

それぞれの動線を考えながら配置していくと、間取りプランの考えが大変スムーズにすすめられます。

また各部屋のプランを考える際には、家族でイメージを共有するためには、好みのデザインや実例が鳴った写真や画像、切り抜きなどできるだけ具体的なものを、ファイルやノートに纏(まと)めるのをお奨めします。

コメントを書き込めるスペースをも設けておくと意見の交換にも役立ちます。みんなが集まるリビングに置いて、できるだけというか、必ず全員で確認することをお奨めいたします。

大まかなゾーニングが決まったら、ゾーンごとに部屋の配置を決めていきます。

ゾーニング

【ゾーニングの例】

 

図面に起こした希望の間取り

 

【◎実際に、希望の間取りを図面に配置してみましょう】

実施設計では、まず敷地の大きさから、駐車場(駐輪場)を確保し、敷地境界線から建物までの距離(離れ)を決めます。それから実際に建てられる建物の大きさを確認します。当然ながら車の大きさ、自転車やバイクの数によっても、敷地と建物の取り合いは変わってきます。

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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