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【フレーミングの法則発見!②【窓②】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
大暑(たいしょ)次候 土潤いて溽し暑し (つちうるおうてむしあつし)」
八朔(はっさく)
今日は「八朔(はさく)」。言葉の響きから柑橘類(かんきつるい)をイメージしてしまいますが、「八月朔日(さくじつ)」の略。
「朔日」は「ついたち」とも読む、月のはじめの日のことです。
旧暦の八朔は新暦の9月ごろにあたるため、かつては田畑にお供えをし、豊かな作物の実りを神様に願っていました。
やがて鎌倉時代頃から「稲の実=田の実=頼み」と変化し、頼みにしている人に感謝を込めて贈り物をする習慣も生まれます。
徳川家康がはじめて江戸城に入った日が八朔であったため、江戸時代には祝日ともなりました。今でも各地で「八朔祭り」や「八朔相撲」を行い、五穀豊穣を祈願します。
・今日をたのしむ
【八朔相撲祭(はっさくすもうまつり)】
大國魂神社(おおくにたま)(東京都)では子どもたちが相撲を奉納します。豊作と天下太平を願い行っている、江戸時代からつづくお祭りです。
【ハッサク】
柑橘類のハッサクは、1860(万延元)年に因島(いんのしま)(広島県)のお寺の境内で原木が発見されました。
その名前はお寺の住職が「八朔の頃から食べられるだろう」といったことからついたとか。そのため漢字表記も「八朔」ですが、実際の食べ頃は3月頃です。
【挨拶回り】
京都の花街では、黒紋付(くろもんつき)をまとった舞妓衆と芸妓衆が八朔の挨拶回り。日頃お世話になっている芸事の師匠やお茶漬けを巡ります。
【8月の異称】
旧暦8月、転じて新暦8月の異称は「葉月(はづき)」。葉が生茂るという意味ではなく、散りはじめとなる「葉落月(はおちづき)」が由来。
また、稲がふくらむ(=張る)ようになるころという「張る月」が「葉月」に転じたとも。
【フレーミングの法則発見!②【窓②】
前回は、フレーミングの法則発見!【窓①】
https://heiwadai.jp/madowakunohousoku/ 『窓』の1回目のお話でした。
今回は、フレーミングの法則発見!②【窓】の2回目をお伝えします。
それでは、よろしいでしょうか?!
【第二法則「窓は中央を外す」】
窓は壁面の中央ではなく、「上下左右のコーナーに寄せて配置します」。こうすることで隣り合う壁面や天井面にも光があたり、部屋全体に明るりが行き渡ります。窓を取り囲む壁面が減るので、視線の抜けもずいぶんとよくなります。本家のフレミング先生とは何の関係もありませんが、語呂合わせで、これをフレーミングの第二法則とさせて頂きます…よろしいでしょうか!
【家具などの置き場所は、できるだけ計画段階から盛り込んで…】
ただし、窓をコーナーに設ける部屋は、家具を置く位置まであらかじめ入念に計画しておくことをお奨めします。家具のサイズによってはコーナー窓のせいで家具がすっきり配置できないこともあるので、注意する必要があります。
【第三法則「ファザードの窓は3パターンで対処する】
建物の正面部分となる建物のファザードは、次の3つのルールに当て嵌めると、失敗する確率が大幅に減らすことができます。まず失敗しないということです。建物自体は真四角な豆腐型でも、窓の取り方次第ではありきたりな規格化(商品化)住宅(建売住宅やハウスメーカー)との差別化が図れます。
①コーナーに設置する
コーナーの窓は窓としての機能は半減しますがFIX窓にするとより効果的です。
②つらぬいて設置する
縦方向でも横方向でも構いません。端から端まで。
③全面に設置する
区画された面内すべてを窓で、いっぱいにします。凹面は特に全面窓がこれ以上ないくらい似合います。
【法則は、区画ごとの適用が可能です】】
フレーミングの大三法則は、「区画された面内ごとに適用する」とうまくまとまります。たとえば、壁面の仕上げ材を変えたり、ファザードに凹凸をつくったりした場合は、それぞれの面を「区画された面」と解釈してこの法則を当て嵌めることができます。
ただし、この第一から第四法則までを、建売業者さんやハウスメーカーさんに要求されても断られること必至です。たとえ受け入れてくれたとしても、べらぼうな追加金額を提示されると思いますので…アシカラズ。
なお、「1つの区画内に設置する窓の数は最大2つまでにすること」をお奨めします。
そしてこれをフレーミングの第四法則とさせて頂きます。がよろしいでしょうか…。