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【窓枠の法則発見!【窓①】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

小暑(しょうしょ)次候 蓮始めて開く(はすはじめてひらく)

宇宙のひまわり

宇宙にもひまわりは咲いているんですよ。

夏の花の代名詞であるヒマワリは、地上だけではなく宇宙でも咲いています。日本の天気予報の屋台骨、気象衛星「ひまわり」です。

ひまわりの名前には「宇宙で花開く」という願いや、天気と関わりの深い太陽のイメージを託しているそうです。

ひまわりがいるのは、地上から約3万6千kmの赤道上空。地球の自転と同じ速度で飛んでいるため、地上からは常に静止しているように見えます。

ひまわりが雲の様子を撮影してくれるおかげで、私たちは雨や晴れといった天気はもちろん、台風やゲリラ豪雨といった気象災害にも備えられるようになりました。

まだまだ、今の時季は外れることも多いですけどね。

・今日をたのしむ
【ひまわりの日】

1977(昭和52)年の今日、気象衛星の初号機となった「ひまわり1号」を打ち上げたことを記念して制定。現在は「ひまわり8号」と「ひまわり9号」を運用しています。

【ゼラチンの日・ゼリーの日】

ゼラチンは古代エジプトが起源とされますが、ゼリー菓子がつくられはじめたのは18世期末のフランス。日付はフランス革命の日に由来します。

【窓枠の法則発見!【窓①】

前回は、h型にするだけなら死角だらけになってしまいます【奥行②】          

https://heiwadai.jp/okuyuki/『奥行』の2回目のお話でした。

今回は、フレーミングの法則発見!【窓】の1回目をお伝えします。

それでは、よろしいでしょうか?!

窓枠の法則

窓は、その設置の取り方1つで風の流れが大きく変わります。また光の角度が変わります。

ですが、ところが。間取りがすべて確定したあと、「では、このあたりに窓を1つ」といった具合に位置を決める人がいるのは、どういうわけでしょうか?

私も、初めのころは、そのようなプランニングをしていましたので、人のことはあまり言えませんが…

実際には、窓は間取りと同じタイミングか、もっと前から検討しておくべきものなのです。さらに窓といえば、「壁の中心に幅一間(およそ1,820mm)程度の引き違い窓を設ける」というワンパターンが跡を絶ちません。

これもまた、どういう了見か分かりませんが、建築関係者(以前の私も含めて…)のほとんどが、そのような大雑把なというか、考え無しというか家というものを舐めているとしかいいようがありません。

ある意味、敷地に入るかどうかだけを検討して、工場生産の箱を持ってくる大手ハウスメーカーなどが存在するわけですから、分からないこともありません。この大雑把なルールを破棄したり、やめるだけでも、建物の表情は一変するというのに…。

「そうはいうけど、じゃあ、実際どうすればいいの?」というような声が聞こえてきますが、そのような声のために、窓(フレーム)の設計に関する画期的な法則がありますので、お伝えしたいと思います。

《第一法則 「窓はXYZの3方向に設置》

横に貫く窓

 

 

 

「窓はXYZの3方向に配置する」。これが、窓配置の第一法則です。具体的には、吹き抜けのある階の東(または西)面(X)、南(または北)面(Y)、吹き抜けの上部(Z)=(ハイサイド窓で天窓ではありません)にまどを配置します。

これで、風が抜けやすく光も取り込みやすい建物になります。これぞまさしくフレミングならぬ、「フレーミング(窓枠)」の法則です。(お後がよろしいようで…)

 

【Z方向はハイサイドライトがお奨め】

xyzの方向へZの方向、すなわち吹き抜け上部に設置する窓は、一般的にはトップライト(天窓)をイメージされるかもしれません。ですが、トップライトは、夏の日差しが強烈に入り込むうえ、冬は放射冷却の影響をまともに受けるので熱が奪われるのです。さらに雨漏りの確率が最も高い窓のため、漏水の心配も少なからずあります。

 

私、個人としては、トップライトではなく壁面上部に設置するハイサイドライトを以前からお奨めしています。ハイサイドライトであったとしてもできるだけ南側や西側は避けたほうがいいかもしれません。

 

 

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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