BLOG
ブログ
近道するならこんなところを回遊動線に【回遊②】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
清明 末候 葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)
藤の花
風に揺れる藤の花は、まるでシャンデリアのようだと幼いころから思っていました。艶(あで)やかで優美な色合いのせいもあるのか、この時季、藤の花を見ると不思議と気持ちが踊ります。
この花の色をうつしとった藤色は古くから日本人女性が愛してきました。
平安時代には隆盛を誇る藤原氏の「藤」に通じることから、「色のなかの色」ともたたえられたそうです。
そして、鬼が跋扈(ばっこ)していたといわれる平安時代、藤の花はその鬼などの厄除けに欠かせなかったとも言われています。
青空にも、ライトアップにも映える藤の花。平安貴族よろしく、淡く儚い紫色を愛(め)でる「藤見」の計画を立ててみてはいかがでしょうか。
・今日をたのしむ
【藤まつり】
大中臣神社(おおなかおみじんじゃ)(福岡県)の「将軍藤まつり」5月上旬まで。14世紀中頃に征西将軍であった懐良親王が奉納したと伝わる「将軍藤」の花房は、1.5mにも及びます。4品種を栽培するあしかがフラワーパーク(栃木県)では、約1カ月間にわたり藤見をたのしめます。広さ千㎡を誇る大藤棚の見頃は4月下旬~5月下旬です。
ご存知、一昨年までは、すべての藤まつりは閉鎖されていたみたいですが、昨年から「将軍藤まつり」は開催され、散々マイナス経済効果をもたらした「コロナによる閉鎖」が嘘のように、多くの観光客などを愉しませているようです。
【民法の日】
1951(昭和26)年の今日、日本ではじめて民放16社に放送の予備免許が与えられました。
近道ならこんなところを回遊動線に【回遊②】
前回は、急ぐより回遊動線の奨め!【回遊①】1回目(初回)
https://heiwadai.jp/kaiyuudousenn/ 『回遊』の1回目(初回)のお話でした。
今回は、近道するなら、こんなところを回遊動線に【回遊②】をお伝えします。
それでは、よろしいでしょうか?!
【近道するなら、こんなところだよ!】
【キッチンと洗濯機の間にウォークスルークロゼット(WHC)を挟む(経由)】
回遊動線の大きな目的は「家事をラクにする」ということで取り入れることがあります。どこかのキッチンメーカーさんでは、「家事楽キッチン」何て名前のついたシステムキッチンのシンクがあるくらいですから…
余程、家事は大変だということだと思います。例えば、右図のように、キッチンウォークスルークロゼット(WHC)で結ぶと連携が大変良くなり、当然ながら家事の効率は抜群に良くなります。
WHCを広く取れば、この中でアイロン掛けも可能となります。
~仲良くしましょ!~
【回遊動線のサークル(円)は、1つとは限りません】
【すべての場所に最短距離で移動】
回遊動線サークルはいくつあっても構いません。動線が複数あれば、移動方法の選択肢も増えますし、目的地まで最短距離で到達できれば、家事の連携はもっとずっとスムーズになると思います。また、選択をやり直すことも容易に可能となります。
ただし、決して忘れてならないのは、「たまり」の確保です。動線がスムーズになればなるほど、「たまり」でホッとひと息の癒しは必要不可欠だと思います。
【回遊動線は、いったん外に出るのもアリです。】
【バルコニー経由で経路をワープだって】
意外に使える例として、住まい手から評判のいいのが、回遊動線の一部に外部(バルコニー等)を含めるというやり方があります。キッチンやユーティリティー(洗濯家事室)といった裏方と、リビングという憩(いこ)いの場をバルコニー等で挟む間取りです。
動線上は近い両者ですが、間に外部が入ることで心理的な距離が生まれます。距離が長くなることで互いの存在が邪魔しあうことが無くなります。
ちょっと、外へ…
【「廻り」と「たまり」をバランス良く使えば、より家事の効率は最適化します。】