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冬こそパラソルの出番です〈住まいを考える③〉
今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。
大暑(たいしょ)末候 大雨時行る(たいうときどきふる)」
冷奴(ひややっこ)
ひんやりとした口当たりが嬉しい冷奴は、夏の食卓に欠かせないひと品です。手軽で経済的、薬味や調味料でアレンジがしやすいところろもありがたい限り。豆腐が庶民の食べ物となった江戸時代中期から、長きにわたり親しまれているのも頷けます。
薬味には「だし」というものがありますが…
キュウリやナス、ミョウガなどの夏野菜と納豆昆布(がごめ昆布)を漬け込んだ山形の郷土料理です。
そして一方、長野には「だし」との共通点も多い「やたら」があり、こちらも冷奴のお供としておなじみなのだとか。
新潟ではかんずり、大分ではユズ胡椒といったご当地調味料を添えたり、沖縄では塩辛の一種であるスクガラスが定番だったり。気取らないおかずだからこそ、その土地ならではのアレンジが生まれ、根づいているのでしょうね。
大暑の末候、七十二候の夏の最後は、大雨時行る(たいうときどきふる)。夏の雨が時折ザアーと激しく降るという意味の季節で、およそ八月二日から六日までのこと。
近年、都市部で増えているゲリラ豪雨はたまりませんが、入道雲がもくもく広がって、ざんざん降りの夕立が来るのは昔ながらの夏の風物詩ですよね。
夕立は別名を、白雨(はくう)といいますが、明るい空から降ってくる、にわか雨の情景ですね。
冬こそパラソルの出番です〈住まいを考える③〉
パラソル(ビーチパラソル)は夏に日除けとして屋外で使うものですが、普通冬には使いませんら、一転して邪魔で、無用の長物になってしまいます。
冬の時期、吹き抜けのある住まいのかたは、温かい空気が上にばかり行ってしまいお困りではないでしょうか?もしかしたらそれすら気付かれていないかもしれません。ところが冬の暖房時にこのパラソルを吹き抜けに設置すれば、空気が上に逃げるのを防ぐのと同時に、放射熱を反射させる効果もあります。パラソルをインテリアグッズとして室内に立てるのも、雰囲気がガラリと変わり意外に楽しむことができます。
ガスを燃焼させた放射熱であたたまるアウト・ドア(屋外)暖房機→
吹き抜けを屋外と考えれば、暖房も屋外にあるカフェの局所暖房と同様に、パラソルで仕切ることにより居場所周辺をピンポイントで効率的に暖めることができるのです。
夏も冬も大活躍の天井扇!!
吹き抜けは天井が高いため、暖かい空気は上へ上へと昇っていってしまうのです。冷たい空気は逆に足元に降りてきて、上下の温度差が見る見る生じてしまいます。特に冬にはせっかく暖房しても暖かい空気が上へ上へといってしまいます。
それを改善するために天井扇が心地よい風送ってくれます。
さらに、空調機などの温度センサーも正常に作動し、省エネにつながります。
室内に温度のムラがあると、冷暖房の効率が落ちます。エアコン廻りの温度が低くなるので常にフル稼働になってしまいエネルギーロスしてしまいます。
小さく仕切れば、吹き抜けの寒さ対策
可動式仮設天井
伸び伸びとした圧迫感のない生活がしたいという願いで、吹抜絵のある空間をつくった人は結構少なくないのではないでしょうか。
確かに吹き抜けは、通風や採光、開放感が有利になる場合が多いのですが、冷暖房や空調をするには容量が膨大にになるため大きなエネルギーが必要になってしまいます。
そこで、対策です。吹き抜けに床をつくって2階の部屋で閉じてしまうのは、もったいないです。それは最終手段として、まずは、発泡ウレタン断熱材やポリカーボネートの複層パネルなどの可動式の簡易仮設天井仕切れば、あたたかい空気が上部に逃げるのを防いでくれます。ひもで上げ下げができるようにしておくと、操作しやすいと思います。
・仮設の簡易吊り天井をつくる
高断熱住宅でない場合は、冷暖房には吹き抜けは嫌われモノです。大掛かりになりがちな断熱改修工事までしないで、何か1,2階を仕切る方法を考えてみると↓↓↓こうなるのかもしれません。
でもでも、このようなものを作るくらいなら、①窓の断熱改修工事…②床暖房工事…もしくは③床壁天井全面断熱改修工事。やはり③がオススメではありますが、①+②でも、かなり上下の温度差はなくなります。どちらかといえば価格分の価値で考えれば後者がオススメかもしれません。