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[【見積書の読み方]費用総額よりも「何をどう使っているか」が重要](資金計画⑦)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
清明 次候 鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)
十三参り
数えで13歳になる子どもが虚空菩薩にお参りし、知恵や運が授かるように願う風習が「十三参り」です。
旧暦三月十三日や月遅れの今日を中心に、おもに関西地方で行います。
虚空像菩薩は無限の知恵と福徳を与えてくれる仏様。弘法大師に知恵を授けたという伝説もあります。
数え年の13歳は生まれ年の十二支がはじめて一巡し、子どもから大人への階段を上り始める頃。
年頃の我が子を見守る仏さまとして、古くから多くの親が虚空蔵菩薩を頼りにしてきました。
「嵯峨の虚空蔵さん」と親しまれる 寺(京都府)には、十三参りの帰途、お寺の前の橋を渡り切る前に振り返ると授かった知恵が失われるという言い伝えがあります。
しっかりと前を見据えて歩く。まるで人生そのものです。
・今日をたのしむ
【十三参り】
「知恵もらい」や「十三講参り」とも。法輪寺のほかにも村松山虚空蔵堂(こくうぞうどう)(茨城県)、福満虚空蔵尊圓蔵寺(ふくまんこくうぞうそうんえんぞうじ)(福島県)などが賑わいます。
【喫茶店の日】
1888(明治21)年の今日、東京・上野に日本初の喫茶店が開業されました。
・季節をたのしむ
【春の花】
道の脇に、小さなシロツメクサが広がっています。
足元にはお日様のようなタンポポ。
菜の花が空き地を満たし、樹上からは藤の花が垂れてきています。
今日は春の花見つけの帰り道になりそうです。
【春の花見つけ】
[沈丁花(じんちょうげ)]
甘く濃い香りの花を遠くまで届ける花木。春の沈丁花、夏のくしなし、秋の金木犀(きんもくせい)は三大香木です。
[藤]
大粒の花びらが房のように咲く、つる性の花木。ジャスミンティーのような爽やかな甘い香りが愉しめます。
[マーガレット]
しなやかな茎に涼しげな白い花。好き、嫌いと花びらを積む恋占いの発祥はこの花だそうです。
[レンゲソウ]
花の付け根は白く、先に向かうほど赤紫色に染まっている小さな花。例年は桜が終わったころに開花します。
【グレープフルーツ】
じつは4~5月が旬。甘酸っぱく爽やかな香りには、気分をリフレッシュさせる効果があります。
[見積書の読み方]費用総額よりも「何をどう使っているか」が重要](資金計画⑦)
前回は[見積もりのとり方]会社の力量判断の機会は現場調査](資金計画⑥)
という内容でお伝えさせていただきました。
今回は[【見積書の読み方]費用総額よりも「何をどう使っているか」が重要](資金計画⑦)をお伝えさせていただきます。前回の記事をご覧になりたい方は青字のタイトルにリンクを張っておきましたので、タップしてお読みください。
それでは、よろしいでしょうか?
【見積書を確認するポイント 】
【商品や材料を確認し数量や金額をチェックします】
見積書の体裁(フォーマット)はそれぞれ会社によって異なりますが、概(おおむ)ね下記のイラストのようなものです。工事の種類ごとにその内容(設備なら商品名や品番、木工事なら木材の種類など)が記載され、その量と単価、合計金額が記載されます。
要するに、どの商品をどれだけ使って、それはいくらなのかがここですべて分かります。したがって、見積書を見ていくときは、自分が入れてほしいと要望したものが入っているのか、その金額はいくらになっているのかを確認します。
設備などは、メーカーの小売り希望価格がカタログに記載されていますが、取引条件などからリフォーム会社によって、施主に引き渡す際の金額が異なることが多いものです。その違いも比べてみれば分かります。
【見積もりの例とチェック箇所】
①【内装工事】
名称 | 企画 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | 備考 |
畳敷き | 900×900へりなし | 9 | 畳 | 13,000 | 117,000 | |
板の間 | 米松 縁甲板 105×15 | 8 | 枚 | 9,680 | 77,440 | |
床 | 杉無垢フローリング | 12.4 | ㎡ | 3,500 | 43,400 | 藤屋材木店株式会社 |
同上張り手間 | 12.4 | ㎡ | 5,000 | 62,000 | ||
壁① | 漆喰壁② | 128③ | ㎡④ | 8,800⑤ | 1,126,400⑥ | ⑦ |
壁①どの場所のどんな工事かが分かる
漆喰壁②使用する材料の大きさや厚さ。さらに設備の品番など。
128③どれだけの料を使用するか。
㎡④使用する際の計算方法。畳、枚、㎡など。
1,200⑤1単位の価格
1,126,400⑥各工事に掛かる合計の金額
備考⑦オプションのメーカー名といった備考
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リフォーム会社によっては、希望したものと類似の商品をより安く仕入れてくれる場合もあります。そういうときは事前に商品説明を聞くなどして、どういう商品なのかを確認しておきましょう。
見積書をチェックするとともに、併せてプランの内容を設計図で確認しましょう。リフォームの範囲や間取り変更の内容などは設計図を見ないと分かりません。
設備機器にしてもオプションの有無などを含む内容の詳細は、見積書だけでは分からないこともあります。設計図を見るとともに、担当者から説明をよく聞いておくことが重要です。
またさらに、同じ材料を使っても「張り替え」と「重ね張り」の違いのように、工事内容によって施工費用がかなり変わる場合もあります。そのあたりも十分に確認しておきたいところです。
このように内容を比べることが重要で、各社の総額だけを見て比較しないようにしなければなりません。