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【水を賢く使う〈水を使い倒す③〉】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
夏処暑 初候 綿柎開く(わたのはなしべひらく)
山じまい
富士山の山じまいは、幾度も噴火を繰り返してきた霊峰らしく火祭りによって告げられます。
日本三大奇祭にも数えられる「吉田の火祭り」です。80本ほど立ち並ぶ高さ3m・太さ90㎝にも及ぶ大松明(おおたいまつ)に次々と火をともし、夜の山梨県富士吉田市を照らし出します。
かつてはこのお祭りをもって富士山は閉山し、立ち入りを禁じました。
松明の起源は、富士山の神さまであるコノハナサクヤヒメが炎のなかで出産した神話にあるのだとか。
燃えさかる松明の火に富士山が噴火しないように願うとともに、富士山の恵みや富士山の無事感謝します。
・今日をたのしむ
【吉田の火祭り】
毎年8月26〜27日に行う北口本宮富士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげん)(山梨県)と境内社・諏訪神社の祭礼。
富士山が噴火しないように願うため「鎮火祭」とも。大松明の燃え残りである炭は火災除けの縁起物として大切にされます。
【富士山閉山】
かつては吉田の火祭りによって山じまいとなっていた富士山ですが、現在は9月10日が閉山日。今年の富士登山シーズンもあとわずか。
【レインボーブリッジ開通記念日】
東京都港区芝浦地区と台場地区を結ぶ吊り橋、レインボーブリッジが開通したのは1993(平成5)年の今日。
海面からの高さは約52m、吊り橋部分の長さは798mに及びます。
「レインボーブリッジ(=虹の橋)」という名前は、一般公募で決定しました。実は遊歩道があり、歩いて渡ることもできます。
【水を賢く使う〈水を使い倒す③〉】
前回は〈水の徹底利用シリーズ〉の第2話でした。今回は【水を使い倒す編、第3話】になります。
【とにかく水を僅(わず)かでも上手に使う】
[水は買う時代から賢く使う時代へ。」
当然のことながら、哺乳類は、その中でも特に人間は水がなければ生きていけません。ですが、その水を人間は上手に賢く使うこともできるのです。
ところが、水資源に恵まれた私たち日本人は、水はタダだといつまでも思い込み、贅沢三昧に使っています。ですが、水を使うということは、水を汚染していることに等しいのです。
食器を洗う、洗濯をする、入浴をする、水洗トイレを流す…これらすべて、私たちが水を汚している行為なのです。この「水を大切にすると」いう行為は、電気や熱エネルギーを節約するよりも地味な行為かもしれませんが、地球環境にとっては死活問題なのです。
ですから、できるだけ、水を節約する汚さないという意識をもたなければ、後々人類は後悔しきれないことになるのは火を見るより明らかなことなのです。
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【遠い蛇口、近い蛇口】
蛇口をひねってもなかなかお湯が出てこないのは、湯沸かし器や貯湯槽からの配管距離が長いからです。その配管の中に待機していた水(湯)が使用されることなく無駄に捨てられているのです。
ですから、新しく家を建てるときや、設備の配管を新しくやり直すときには、湯沸かし器や貯湯槽と蛇口の距離をできるだけ短くすることが重要です。
もしくは、どうしても水廻りが離れてしまう場合は、給湯器を2台付けることをお奨めします。水廻りが離れていても、これならすぐにお湯が出ますので、ある意味、待機水道を溜めて使うより節約にはなるかもしれません。
それに、給湯器は10年ほどの寿命なおですが、いつ壊れるか分かりません。基本的に2台同時に故障することは、まずほとんどあり得ないので、どちらかが故障したときは大変便利です。
真冬の寒い日に、お湯が全く使えないのは、辛いですからね。
言い換えればキッチン、浴室、洗面所など湯を使用する部屋(水廻り)を纏(まと)めることができれば、水も熱エネルギーも節約になるはずです。
我が家ではキッチンにも浴室にも、このお湯が出てくるまでの水を溜めておく容器(バケツなど)がいつも置いてあります。(セコイ!)それを洗濯などいろんな水廻りで利用します。
どのくらいの残り湯が無駄に捨てられているかを試算してみると、浴槽の湯量、平均で200L×1年(300日として)=60,000L。水道料金に換算してみるとおよそ14,000円にもなります。
①水廻りのスペースをできる限り近くにとることは、配管内の待機水を減らすことになり、結果として水とエネルギーの節約に繋がります
②配管の長さが10mとすると水道代は1円ですが、一滴たりとも無駄にしない心掛けが大切なのです。