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住宅購入「こんなはずじゃなかった」とならないために(第2回)

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

大暑(たいしょ)初候 桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)

お氷様

暑い夏に食べるかき氷は最高です。イチゴ、メロン、抹茶にミルクとさまざまな味があるのも魅力ですよね。

誰にでも夏場に氷を手に入れられるようになったのは、明治時代のこと。それまでは権力者や、貴族のみがたのしむ贅沢品でした。

雪や氷を貯蔵する氷室の設置や管理、運搬の手間暇を考えればしかたありません。

『枕草子』には、削った氷に樹液を煮詰めたシロップをかける「削り氷」が登場します。江戸時代に入ると雪の塊や氷が将軍家のへの献上品となり、庶民は「お氷様」と呼んで羨(うらや)みました。

当時の人々が現代のかき氷専門店の存在を知ったら、びっくりするでしょうね。

・今日をたのしむ
【かき氷の日】

かき氷は「夏氷」の名前でも親しまれることから7(な)25(つごおり)日の語呂合わせで制定。

最近人気の「天然氷」は、真冬の厳しい寒さと美味しい天然氷、池や湖を利用してつくります。

2週間以上の時間をかけゆっくりと凍ることで、不純物を含まないキメの細かい氷ができあがります。

【うま味調味料の日】

甘味、酸味、塩味、苦味に次ぐ第5の味覚「旨味(うまみ)」が発見されたのは、明治時代末期。東京帝国大学(現・東京大学)の池田菊苗(きくなえ)教授が昆布から抽出しました。

日付は1908(明治41)年の今日、その製造方法が特許を取得したことから。

・季節をたのしむ
【かんぴょう】

栃木県の特産品であるかんぴょうは、収穫と仕込みの最盛期。ユウガオの果肉を細長くむき、さんさんと降り注ぐ真夏の太陽で乾燥させてできあがります。

 住宅購入「こんなはずじゃなかった」とならないために(第2回)

前回からのこのシリーズは、家を手に入れる上で、「高い買い物だったのに…」と後悔しないための第2回目のお話をしていきたいと思います。

それには、井戸端会議のような女性目線で考えてみることが必要だと思っています。井戸端会議や女性サールクで知り合った、女性建築士や女性不動産販売員など、女性の建築関係、建築のプロに話を伺って、お話を進めさせていただきたいと思います。
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【ご存知ですか?!住宅展示場のモデルハウスは、標準仕様ではありません】

ハウスメーカーのモデルハウスが並ぶ住宅展示場は、「家を建てたい」と考える人が、最初に訪れる場所のひとつだといっていいでしょう。

大手ハウスメーカー各社の今1番のお奨めの住宅を1度に見比べることができるというメリットはありますが、ハウスメーカーが自慢のモデルハウスを建て、互いに競い合っているのです。

住宅展示場

ですから、間取りも広く、当然家自体も大きく、オプションの住宅設備などもハイグレード中のハイグレードのものが設置されている場合がほとんどです。

たとえばシステムキッチンやユニットバスがそれぞれ300万円~400万円というケースもあり、まるでそこだけバブルの時代に舞い戻ったようです。

そのバブルがはじけてから、30年以上不況が続いているのですから、標準仕様としてはそれよりもグレードダウンするのが普通であり、当然なのかもしれません。

海外の有料住宅展示場

海外の有料住宅展示場

外国製の家具や照明器具、カーテンなどのお洒落(しゃれ)なインテリアも、すべてを買い揃えない限り、イメージ通りにはなりません。

ちょっと、信じられないのが、部屋を広く見せるために、寸法の小さい家具が置かれていたり、やや低めのダイニングテーブルに椅子は3脚だけ置いてあるというケースもあります。

ところが実際に今持っている家具を入れてみたら、狭かったということも周知の事実のようです。引っ越しをしたことがある人なら、すでに経験済みかもしれませんね。

もちろん、雑誌やカタログを見ているだけでは分からない家事動線や新しい家電機器の大きさや使い勝手、アイランドキッチンや土間収納、サンルーム、坪庭付きお風呂など、最新のシステムや流行のプラン、機能的な空間や癒やしのスペースを体験することができます。

米国一般住宅アプローチ実際に生活する際には意外と大切な手触(てさわ)りや肌触(はださ)り、1枚のタイルや床材を見ているだけでは分からない全体のトーンや色味、風通しや空間の奥行きなども、その場で、目と身体で感じることができます。

間取りの工夫やインテリアコーディネートなど、漠然としていた自分のイメージを具体化するのにもいいチャンスです。

内庭も売り1番困るのは、いくら見学したモデルハウスが気に入っても、敷地面積が限られていると、実際には建てられないというケースです。また、モデルハウスの素敵な部屋は基本プランから外れている場合があり、思いの外コストが掛かっています。

趣味や仕事のためにこだわりのスペースをつくりたい場合など、住宅展示場では施工例を探すのが困難かもしれません。

モデルハウスにはただ漠然と遊びに行くのではなく、自分の夢の家に取り入れられるアイディアやヒントを盗むつもりで、賢く利用しましょう。

このシリーズでの次回(おおよそ3週間後くらいです。)は「やっぱり片付く収納だね…」のお話えをさせていただきます。

それでは、今回はこの辺で…

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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