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【モデュロールという寸法系「ものさし③」】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
秋分 初侯 雷乃声を収む(かみなりのこえをおさむ)
我が家の芋煮がいちばん!
『里芋』美味しいですね! その里芋(サトイモ)が旬を迎えています。山で採れる「山芋」に対して、里で栽培されるから「里芋」。
なんと! 稲よりも早く伝来し、長きにわたり食べられてきただけあって、皮ごと蒸したり、煮物にしたりといろいろなたのしみ方があります。
東北出身の友人は、やはり「芋煮」だといっていました。
芋煮はサトイモとお肉などを煮込んだ汁物料理の総称で、我が家では醤油味をベースにサトイモや牛肉、コンニャク、種々のキノコ、ネギでつくるそうです。自分だけならネギは御法度なのですが…
味付けや具材が家庭、そして地域によってガラリと変わるのが芋煮の面白いところ。
郷土愛たっぷりに「うちのが最高!」と食べる点では、お正月のお雑煮と似ています。
・今日をとのしむ
【芋煮会】
山形県や宮城県では、野外で芋煮をつくり食べる「芋煮会」シーズン。ちなみに宮城県の芋煮は味噌味ベースで豚肉などを煮込むのが基本です。
【世界観光の日】
日本も加盟している世界観光機関によって制定された一日。各国で観光推進のための活動を行います。
【女性ドライバーの日】
1917(大正6)年の今日、渡辺ハマさんが女性初となる自動車免許を取得したことに由来。
【モデュロールという寸法系「ものさし③」】
前回は【物の大きさを考えるには身体尺を基準に「ものさし②」】をお伝えしました。(お読みになりたい方は前回タイトル(青字)にリンクを張っておきますので、タップしてお読み下さい。)
https://heiwadai.jp/sinntaijakukijunn/
今回は【モデュロールという寸法系「ものさし③」】お伝えしたいと思います。
【コルビュジェモデュロールの実験小屋・カップマルタン】
平面図
近代建築の三大巨匠の1人、ル・コルビュジェは、人間の身体寸法の割合で空間を考える寸法の体系を提案しました。
それが「モデュロール」です。
その「モデュロール」を実際に体験するための小さな小屋が南フランスのカップマルタンにあるのです。その寸法系をさまざまな生活行為と家具や建築に当て嵌(は)めたのが、AB図です。
これらの図をよく見てみると、机や椅子、ベッドなどの寸法、そして窓や天井の高さなどは数字で覚えるのではなく、自分の身体を考えていけば、スケールを大きく間違えることはなくなるでしょう。