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【ユーティリティ】は、主婦の味方?
今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。
小満 次候 紅花栄う(べにばなさかう)
紅花栄う(べにばなさかう)
昔は、染料として紅花が使用されていました。 七十二候で小満の次候は紅花栄う(べにばなさかう)。紅花の花が咲きかえるころという意味で、およそ五月二十六日ごろから三十日までの季節です。
初めは黄色く、のちには赤く染まる紅花。いまのように化学染料で色を自在に染められなかった時代、唇や衣を染める紅をもたらすこの花は貴重でした。花摘み手は、少しでも指が痛くないように、朝露でトゲが柔らかくなっている早朝に摘みます。
花の開花は六月から八月ですが、暦の上では少し早めです。
現在では、化学物質でつくられた染料が主流となっていて、健康的にも、環境的にも大変な負荷をかけるものとなっているようです。特に、オレたちの日本がひどい状況だといわれてるようです。あらゆる開発に、利用できる技術を持ちながら、自然に対する畏敬の念から火薬をあえて使用しなかったかつての日本は、どこへ行ってしまったのでしょうね(´•̥ω•̥`)情けない話ですよね(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑)
少しでも、自然を取り戻す方向で世の中が動いてくれればいいのに( ˙-˙ ; )と思っています。
ちなみにもう一つ、51年前の今日、東名高速道路が開通しました。
1969(昭和44)年のこの日、東名高速道路、大井松田ICと御殿場IC間が開通し、東京から愛知県小牧市まで、346キロに及ぶ全線が完成しました。
私が、10歳のときでしたが、記念に家族でドライブに行った記憶があります。まるでタイムマシーンで未来へ来てしまったような光景にワクワクしっぱなしでした。
昔は、染料として紅花が使用されていました。 七十二候で小満の次候は紅花栄う(べにばなさかう)。紅花の花が咲きかえるころという意味で、およそ五月二十六日ごろから三十日までの季節です。
【ユーティリティ】は、主婦の味方?
ユーティリティとは、さまざまな用途に使うことができるスペースで、多くの場合は、家事作業(洗濯・アイロン・家計簿をつける作業など)を行うためのスペースのことを言います。
最近では、ミセスコーナーなどとも名付けられてショールームで案内されていることもあるようです。
そんな、一見主婦の味方のようなスペースですが、今回の女性たちの井戸端会議ではかなりネガティブな意見も多かったような気もしますが…
なかにはご主人がたには耳が痛くなるような意見もあったようです。ご主人がた、覚悟の上でどうぞ。
【井戸端失敗談 成功談?!etc…】
@@@私はシンデレラ?!@@@@@
・ユーティリティ(家事室)って一見憧れるけど、あんな狭いところで家事なんかしたくない!家族と喋りながらとか、テレビを見ながらとか、もっとオープンなところでしたい。家事室で仕事をしている姿は男性の理想とする奥様像の表れのような気がする。
・エアコンもない狭い部屋でアイロンがけなんて、できるわけない。
・夏暑くて、冬寒い、最悪な部屋だと思う。
・うちはリフォームのときにエアコンをつけてもらったので、すっかり快適だけど、エアコンやテレビがあれば快適。
・それから、男の人は、カウンターさえつければアイロンがけができると思っているのでは?
・カウンターをアイロンがけに使うのにコンセントが下の方についていて、アイロンがカウンターの上に届かない。床でアイロンがけしなければならない。
・ユーティリティ(家事室)キッチンの奥にあったりして、家族の生活動線から離れていることが多いので、ここでの作業は孤独になる。私の周りのママ友にも評判はあまりよくない。
・アイロンがけしたものは結局はそれぞれの部屋とか別の場所に持っていかなければならないから、結局一時置き場になってしまう。
・その逆もあって、ついつい後でと思って置きっぱなしなってしまい、そこから直接引っ張り出してきたりして(照)せっかくアイロンがけしても皺々になってしまう。
・そのようにならないように私はアイロンがけはリビングでしている。
・洗濯機を回して、干して、取り入れてアイロンがけまでをスムーズな動線で行えるのが理想。
・階段の上り下りがあるとさらに面倒になる。
・私の友人は2階の洗濯機置き場に洗濯機が階段を曲がりきれず、入らなかったらしい。設計者はどう考えてつくったのか、意味が分からない。
・ユーティリティよりも収納のほうが欲しいのに、分かってもらえない。
・うちも、何をしたいか決めてなかったから中途半端なスペースになってしまった。今は結局物置化している。
・電化製品を作る人は最近の間取りを勉強していないのでは?洗濯機置き場のサイズや水栓の高さがほしかったドラム式洗濯機洗濯機だと背が高いのでに合わなかった。
・洗濯機の形状やサイズが時代の流れとともに変わってきたのに、置き場所が対応していない。
・最近では、家事室よりも洗濯物干し場所があったほうがいいという人もいる。
・花粉とかのこともあって、部屋干しする人が増えている。雨の日も気にしなくていいので、生活感丸出しにならないように、ちゃんとした物干しスペースがほしい。
・働く女性が多いので、夜に洗濯する人もけっこういる。
・うちは、雨の日は天井から物干しが降りてくるものを使っている。使わないときは収納できるから大変便利。
・後付けでつけようとしたら、下地がなくてできなかった。
・除湿器をつけているとけっこうしっかり乾くらしい。
・私は浴室換気乾燥機乾かしているのだけど、光熱費がけっこうかかるし、温風が1箇所にしか当たらないから、乾きムラができる。
・うちはドラム式洗濯機で乾燥しているからきれいに乾くけど、乾燥機を回している間は湿気がすごいので、洗面所の換気扇を強力にしてほしい。
・浴室の換気扇も強力タイプがほしい。
【解決策アドバイス・処方箋】
「ユーティリティって、家事をしたことがない人がつくったんじゃないかしら?」男性の設計者の中には「耳が痛いなあ」と思われた方も多いのではないでしょうか?もちろん、女性設計者でも家事をしているフリだけの人が少なくありませんので、男性だけとは言えないかもしれません。
結局は、現在では女性も男性も関係ないのではないかと思っています。
使いやすく、機能的にも優れている本来のユーティリティもあれば、『なんちゃってユーティリティ』が多いのではないかと思っています。
- 机風の狭い棚が1枚ついているだけで、コンセントも床に1か所だけ。
- そもそも、狭い板の上で洗濯物たたんだり、アイロンがけなんてできません。
- アイロンがけしたところからまたシワになっていきます。
夏のアイロンがけ、冬の洗濯物をたたむ家事を空調機のない、狭いところですること自体が無理なのだと思います。せっかく、広くて快適なリビングがあるのですから、そこを使わない手はありません。
また、女性のライフスタイルも考え方も変わってきています。
特に、子育てをしながら働く、時間に追われる女性がかなり増えてきました。
子育てをしながら、家事をしながら、仕事をすることは非常に大変なことなのです。
男性の方はぜひ一度、1ヶ月でも、子育てしながら家事をしながら仕事をしてみてください。奥様の大変さが体感できると思いますよ。実は私にはできませんでした。それだけに実感しています。
ユーティリティは、家事室というより、一時的な物置であったり、部屋干しが多くなっている現在では、部屋干し室の方が喜ばれると思います。
井戸端会議では、乾きがムラになるという意見がありましたが、しっかりと断熱された浴室であれば、浴室換気乾燥機が最も有効だと思っています。室温が上がり、湿気はその中だけで換気されるのですから。しっかりとハンガーパイプをつけていれば、除湿機も必要ありません。もちろんコンセントは換気乾燥機に直結されていますので、すでに用意されています。大容量の換気扇も。
【ユーティリティ チェックリスト】
- □誰がいつどんな目的で使用する場所かを明確にし、ほんとうに必要かどうかも含めて検討する。
- □家族の生活導線から離れていると、作業が孤独になるのでそうならない場所を検討しておく。
- □ユーティリティでではなく収納の方が有効な場合もあるので必ずしもユーティリティにこだわらない。
- □ユーティリティが必要でつくる場合、コンセントの位置高さなども含めて検討する。
- □洗濯機を置く場合、どんな洗濯機を置くか、サイズをあらかじめ調べておく(ドラム式、縦型、二層式、全自動など)。
- □物干しスペースが必要かどうか検討する。
- □アイロンのコードが届く範囲にコンセントがあるか確認する。 by株式会社 大東建設 阿部正昭