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「リビングの散らかり防止には「名札付ポスト」が最適!
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
秋分 次候 蟄虫戸を坏す(すごもりのむしとをとざす)
お家に招き猫はいますか?招き猫の手はどちらですか?
街の定食屋に入ると、棚にちょこんと座っています。真っ白くて目が大きくて、来るんと手(前足)を上げた招き猫が飾ってあると、いかにも昭和レトロな感じがしますね。
するとなぜか、カツ丼や鶏カラ定食を無性にほおばりたくなります。
この日は、九(くる)二(ふ)九(く)=来る福で、招き猫の日。江戸の嘉永年間の記録に、浅草寺界隈で今戸焼の招き猫の土人形が売られて評判になったとあり、それが発祥という説があります。
ちなみに猫の上げた手が右手なら金運アップ、左手なら千客万来のご利益ありだそうです。
ちなみに、うちにいた招き猫は両手を上げていましたよ。
「リビングの散らかり防止には「名札付ポスト」が最適!
リビングやダイニングが散らかる原因のひとつに、「なんとなく置いた私物や郵便物」だと思われます。
郵便受けから持ってきた葉書やダイレクトメールや外出先から帰ってきてははずしたイヤリングや眼鏡。コートのポケットから取り出して置いたメモや映画の半券など。
始末が悪いのは、家族の誰かが「散らかってきたなあ」と思っても、自分のものじゃないと思うと片付けにくいということ。
そもそも片付けていいのかも分かりにくいということです。ゴミだと思って,うっかり捨ててしまったら、大事なモノだった…なんてことも十分に考えられますからね。
そこで、リビングでもダイニングでもいいのですが、家族それぞれの小さな引き出し「名札付ポスト」をつくることをお奨めします。
ここは、個人宛の手紙やダイレクトメール、置き忘れた私物などの臨時置き場(一時置き場)です。
母親なり兄妹なり、気がついた人が持ち主の名札の付いたポストに入れておけば、あとは本人が自分の部屋に片付けるだけでOKです。
ダイレクトメールなど、その場で開封して捨てた方がラクな郵便物もありますが、それを本人以外が捨ててはいけないのです。
「名札付ポスト」は共有空間をきれいに保つこと、家族のプライバシーとを両立させるための収納といえそうです。
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Nさんのリビングに造り付けた収納には、最上段に家族それぞれの引き出し=「名札付ポスト」を組み込みました。深さ30mm程度のごく、ごく浅い引き出しなので、モノを貯めすぎることがありません。収納の右端はデスク空間にしました。
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6人家族のNさんのリビングにも、上図のような「名札付ポスト」を制作してみました。これはリフォームの際に造り付けたものですが、例えばオーディオボードのようなものをつくるときに一緒に組み込むのも手だと思います。
また、引き出しが難しければオープンの棚にしてもいいと思います。
ここで、注意しておかなければならないのは、「名札付ポスト」はあくまでも一時収納ということで、そこに溜め込んでしまっては本末転倒になってしまい、無用の長物というか、却(かえ)って片付かなくなってしまいます。
ですから、決して必要以上に大きくつくってはなりません。とはいえ、小さ過ぎても取り出しにくく使い難いのでは、こちらこそ本末転倒になりかねません。
そこで、目安はどれくらいにしたらよいかですが、現在もっとも多い規格サイズA4サイズのダイレクトメールが入るくらいがよろしいのではないでしょうか。
深さは、多少余裕をもたせて50~70mmくらいが丁度いいと思います。
また、「名札付預り」(「名札付ポスト」のことですが、これ以降は勝手ながらそう呼ばせていただきます)は、自分自身のこまごましたものや郵便物を管理する場所としても使用できます。
たとえばですが、新聞屋さんの領収書をもらって「後で整理しよう」と思ったら、自分で自分の「名札付預り」に入れておけばいいのです。
ひとり暮らしの方でも、「一時的置き場」としてポストをつくっておけば、リビングの散らかりを少しでも防げることは間違いありません。