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R28【キッチン7大不要論Ⅱ(望使い易いキッチン②)】116(8)~120(6)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
清明 初候 雷声を出す
春野菜
「春は苦味を盛れ」ということわざがあります。
早春に苦味を帯びた山菜や若葉を食べ、冬の寒さに合わせてのんびりしていた体を目覚めさせるという、昔ながらの知恵が詰まった言葉です。
一方で春本番は、過ごしやすい気候と季節を体現するような、甘さがギュッと詰まった野菜が出回ります。
収穫後、雪の下に貯蔵することで甘味を引き出したニンジンや、ふんわりとしたフリルのような春キャベツ、白さが眩しい新タマネギ。
野菜スティックやサラダなど、シンプルな味付けでいただけば、春の活力が体にみなぎります。
・今日をたのしむ
【国立競技場落成記念日】
1958(昭和33)年、明治神宮外苑(東京都)に初代国立競技場が完成しました。
・季節をたのしむ
【雷声を出す】
桜が花開くころ、突然の雷が大きな音を立てて現れます。
春雷は眠っていた生き物を起こす「虫出しの雷」とも呼ばれています。
この雷は寒冷前線の通過に伴って起こるものです。
この時期は気温が下がり、季節外れのヒョウや雪が降ることもあります。
【春キャベツのサラダ】
(2人前)
- 春キャベツ(1/4玉)を適当な大きさに切り、塩(小さじ1/2)をもみ込む。
- しんなりしたら、和風だし(大さじ1/2)、みじん切りにした青じそ、おろし生姜を和えて完成。
【雷声を出だす】
桜が花開くころ、突然の雷が大きな音を立てて現れます。
春雷は眠っていた生き物を起こす「虫出(むしだ)しの雷(かみなり)」ともよばれています。
この雷は寒冷前線の通過に伴って起こるもの。
この時期は気温が下がり、季節外れのヒョウや雪が降ることもあります。
【キッチン7大不要論Ⅱ(望使い易いキッチン②)】
前回ブログ→ キッチン7大不要論(望使い易いキッチン①)
https://heiwadai.jp/tukaiyasuikittinn/
のお話をお伝えしました。(青字のタイトルタップするだけで前回記事に飛びます。なので、よかったらお読みください。
今回は(使い易いKにしたい)の第②回、【キッチン7大不要論Ⅱ(望使い易いキッチン②)】というお題でお伝えしたいと思います。
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まずは、前回のお浚(さら)いを兼ねて(そのⅣから)お送りします。
【キッチン要らない7つのモノ】
そのⅣ、【高所取り付けの吊戸棚】一生懸命につま先立ちになって覗(のぞ)いても、何がどこにあるのかほとんど見えません。やむなく踏み台に乗って土鍋を出そうとしたら、足を踏み外して骨折という方が現実にいらっしゃいました。
そのⅤ、【流しの前の出窓】洗った鍋釜や食器類の置き場にもなっているようです。ところが、窓を開ければ埃(ほこり)が舞い込み、すぐ上が吊戸棚なので低い位置からの明かりしか入らず部屋全体が暗いのです。
そのⅥ、【アメリカ型の大型冷蔵庫】 場所も取るし電気代も掛かります。たくさん詰め込むことは可能だけれど、奥行きが深いので、奥にあるものが何だったか分かりません。
そのⅦ、【お洒落なシステムキッチン】奥さまのあこがれの的、5、60年ほど昔に「奥さまは魔女」というコメディードラマがテレビ放映されていましたが、システムキッチンの前にたつサマンサの姿を観ていた子どもが主婦になったときに爆発的に流行ったのでは無いかと思われます。実際、システムキッチンは、ずっと昔から機能的にシステム化されていたのに、30年ほど前には、なぜか木目調の家具風が「システムキッチン」でした。
そこ意地の悪い言い方かもしれませんが、、多かれ少なかれ、あたっていてひそかに苦笑される方は少なくないはずです。ですが、見方を変えれば、これこそがキッチン改造の注目点なのです。
たとえば、Ⅳの「吊戸棚」とⅤの「出窓」。これらはセットになっていて設置されることが多いようですが、じつはこれらがキッチンを薄暗くしている要因でもあるのです。キッチンを明るくしたいのであれば、まずはここから変えていかなければなりません。
「出窓があれば手元が明るくなるのだからいいじゃない」
そう思われるかもしれませんが、それは大きな勘違いです。低い位置で横長の窓、しかもその上に燦然と張り出すような吊戸棚があっては、たいして光は入らないのです。吊戸棚にとっても、窓の存在はなんとも邪魔なもの。少しでも窓を大きくするために、戸棚の位置を高くすると、どんどん使い難くなります。
窓は横長より、縦長のほうが明らかに有効です。そこでF様邸では流しとレンジの間に、縦長の窓を提案しました。その横に吊戸棚が目の高さより下まで下げられるので収納がしやすく、手も届きやすいので、はるかに使い易くなりました。
幅が狭くても、天井までの窓にすれば、光が高い位置から射し込んで、部屋の奥まで届きます。横の出窓と比べてキッチン全体が明るくなり、たいへん悦ばれました。
……………………………………………………(お浚いここまで)
【大型冷蔵庫不要論】
さて、七不思議のひとつに大型冷蔵庫の問題があります。ここ数年、家庭用の冷蔵庫大型化する一方です。ところが、都会で生活する一般家庭のキッチンに、はたして大型冷蔵庫は必要なのでしょうか。
私が観たパリのアパルトマン(日本でいうマンション)には小さな冷蔵庫しかありませんでしたし、ベネツィアでも同じでした。
冷蔵庫が大きければ、自然、買い置き食品が増えていきます。本来、冷蔵する必要のないものまで「念のために」冷蔵庫に入れる習慣がつきます。一日一本、飲むか飲まないか分からないビールを、常時半ダースも冷やしている家までざらにあるくらいです。
かくして大型冷蔵庫は「冷えた物置」化し、次第に漬物臭くなり、野菜室の奥に押し込まれた野菜や果物は干からびてしまい、いざというときには食べるものとは別のものに化してしまい役に立ちません。
便利な都市部で暮らすなら、買い置きはせいぜい二、三日分で十分事足りるはずです。足りないものあっても、ちょっと歩けばスーパーがあり、コンビニもあります。巨大な冷蔵庫にキッチンを占領させておく必要はまったくないのです。
冷蔵庫は巨大なものをドカンと一台置くより、奥行の浅い小さなものを二大使い分けるほうが使い勝手が良くて便利でもあります。たとえば、背高の小型冷蔵庫と小型の冷凍庫を置くとします。
肉や野菜は冷蔵庫に入れて、キッチンの一番便利なところに組み込みます。
冷凍庫はそれほど頻繁に開けるものではありませんから、家事コーナーでもいいとおもいます。冷蔵庫に組み込まれた冷凍庫に比べて、単独の冷凍庫の方が断然パワフルですから、ホームフリージングをするときには断然、役に立ちます。
その上、小型のためエネルギー消費も少なく電気代が安く、においもつき難い利点もあります。
さらに、さらに、もうひと工夫するのであれば、小型冷蔵庫を組み込んだキッチンの装置棚はいかがでしょう。壁の一面に冷蔵庫をはじめとして炊飯器、トースター、電子レンジ、コーヒーメーカーなどの電化製品を配置し、収納と組み合わせた壁収納をつくりつけてしまうのです。
冷蔵庫が小型のモノならば、奥行はせいぜい40~50センチ。幅は1m程度。ただし、高さは二メートルまでとします。排気のため、背面には10cm程度の隙間を設けるか、小型の換気扇をつけます。
コンビニの冷蔵庫のように扉を透明ガラスでスケルトンにすれば、中身がよく見えてもっと便利です。実際イージーオーダー的なものであれば、家電収納と名打ってニトリやスウェーデンのイケヤなどでもいろいろなサイズのものが販売されています。
アイランドやペニンシュラキッチンなどシステムキッチンと面材を合せてデザイン的なものを考えたい場合は、キッチンメーカーでお揃いの収納にするのもいいかもしれません。