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【[浴室]オリジナルの造作バスなら、拘り空間実現!】(部屋別アプローチ⑧)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
大暑(たいしょ)末候 大雨時行る(たいうときどきふる)」
喉をいたわるハチミツ
エアコンにあたりすぎて、ちょっと喉がイガイガするかな?となったら、ハチミツの出番です。
さいの目に切った大根を保存容器に入れ、ひたひたになる程度にハチミツを加えます。
しばらくすると大根から水分が浸み出してくるのですが、これが喉をいたわる特効薬。
そのまま飲んだり、お湯で割ったり、ちょこちょこっと喉を潤していると、いつの間にかイガイガが消えているのです。
ハチミツのもつ殺菌作用と大根のもつ消炎作用の合わせ技で喉をいたわる民間療法で、「大根飴」の名前でも知られています。
・今日をたのしむ
【ハチミツの日】
8(ハチ)月3(ミツ)日の語呂合わせ。ハチミツの殺菌作用は古くから知られ、古代エジプトのミイラづくりにも利用されたほど。
日本人もヤケドや虫刺されなどの症状をやわらげる塗り薬として珍重してきました。
【ビーチサンダルの日】
ビーチサンダルの発祥は日本。戦後、「雪駄(せった)をゴムでつくってほしい」という外国人の要望に応えて誕生しました。
BeachのBを8に見立て、3をサンダルの「サン」と読む今日が記念日になりました。
【[浴室]オリジナルの造作バスなら、拘り空間実現!】(部屋別アプローチ⑧)
前回は【[廊下]廊下を有効に使いましょう】(部屋別アプローチ⑦)https://heiwadai.jp/rouka/という内容でお伝えさせていただきました。
今回は「浴室」ついて【[浴室]オリジナルの造作バスなら、拘り空間実現!】(部屋別アプローチ⑧)というお題でお伝えさせていただきます。
それでは、よろしいでしょうか?
【浴室の考え方】
[必要な設備・器具は?]
≪必要≫
・浴室リモコン
・手摺り
・緊急ブザー
・鏡
・天井浴室用換気扇
[どんなことに配慮する?]
・浴室のみのリフォームか、それとも隣室の脱衣室、さらには洗面室までリフォームするのか、ボリュームバランスを確認しておく。
・採光や通風など、窓の位置を再確認しておきます。
・温熱環境には十分な配慮が必要。
・施工が変わるため、在来工法にするかユニットバスにするかを十分に考える。在来工法のほうが難しく、時間も手間もはるかに掛かることを把握しておく。
[照明計画の考え方は?]
・心身を癒してくれる温かみのある白熱灯がお奨めです。(浴室用(防湿)タイプ)。
・広さ1.8×1.8mの場合、60Wを目安にします。
・窓の影が映るのを防止対策をする。
・足元まで明るくする。
[広さ・寸法の目安は?]
・1坪以上、畳で換算すると2帖を目安とします。
・ユニットバス表記「1818」は、内法1.8×1.8mという大きさを表しています。
・洗い場からみて浴槽縁の高さは40cmまでが目安です。
・出入口の幅は65~75cm以上が目安です。
・将来を考え、最初からユニバーサルデザイン(バリアフリー)の視点から考えることをお奨めします。
[湿気、換気の対策は?]
・家の中では最も湿気が多くカビや臭気が発生しやすい場所なので、十分な換気対策を考えておくことをお奨めします。(自然換気や機械換気だけでなく両方を組合せる)。
・冬場は多室との温度差をできる限りなくす(温度のバリアフリー)ことを最優先で考えることをお奨めします。
・できれば小窓を設置することをお奨めします。
[仕上げはどうする?]
・内装材は肌触りが良く、防滑性、水はけ、接触温熱感(触れたときの温かみ)、衝撃吸収のあるものをお奨めします。
(例えばこんな材料がお奨めです!)
床:水はけがよく、温かさを感じさせるタイル
壁:大き目のタイル(300×300)を選び高級感を演出することで、飽きがきません。
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【オリジナルの造作バスなら自由さが魅力】
浴室のリフォームではシステム(ユニット)バスを採用するか、造作するかで、まったく変わります。システムバスは費用的に造作より安い場合が多く、施工も均一に仕上がるという安心感があります。
ですが、個性的に仕上げたいという方にとっては、造作バスのほうをお奨めします。
とくに一戸建ての場合は、サイズも自由になり、窓の設け方も工夫できます。窓は庭との関連も重視して設け、浴槽は広さを確保してゆったり入れるようにすることをお奨めします。また内装に木を多く使用すると、見た目からも温もりを感じられます。石やタイルを自由に使うことができるのも造作浴室の魅力のひとつだと思っています。
ただし、多湿の温度差など温熱環境や掃除のしやすさなど健康的、実用的な面を考えた場合システムバスには遠く及びませんので十分に考えることをお奨めします。
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《例》
腰壁には石を使用し、その上部の壁にはヒノキやスギ(レッドシダー)を板張りして豪華さと温かみを兼ね備えた造作浴室に。
嵌め殺しの窓を設け、坪庭を設けて眺めます。通風は右の小窓から取ることが可能となります。
木に拘(こだわ)り、浴槽もヒノキやスギ(レッドシダーがお奨め)で造作すると温もりが生まれ、香りも疲れた心身を癒してくれます。
素通しのガラスで開放的に。壁の一面のみ鮮やかなタイルや石を用いて、アクセントにすることでデザイン的にも効果抜群です。
《アイデア》
木の香りを愉しめるように、浴槽の蓋だけでもヒノキの板にしてみてはいかがでしょう。
水栓の下に奥行のある棚を設け、省スペースなバスグッズカウンターにしてすると浴室の広さも演出してくれます。