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収納力アップさせるなら、「段違い収納」[暮らしの要 収納⑤]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
日本庭園
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収納力アップさせるなら、「段違い収納」[暮らしの要 収納⑤]
内法(うちのり)奥行き、およそ80cmの押し入れを「段違い収納」にしたものを横から観た図です。ハンガーパイプは奥の壁から28cm、そしてもう1本は手前の戸から28cmの各位置に一本ずつ、15cmの高低差を付けて設置します。
パイプを段違いにすることで、前後の洋服の肩同士がぶつからないよう収納することができます。前のハンガーパイプが15cm下がっていることで、奥の服も見やすくなります。
もちろんですが、これは収納量を増やすことが目的なので、余裕のある方は、一本のハンガーパイプに余裕を持って吊るしていただければ大丈夫です。
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和室から洋室にリフォームする際、【押し入れを収納に(クローゼット)】つくりかえることがよくあります。押入れの奥行きは内法で約80cmと奥深いのに対して、クローゼットの奥行きは、スーツの身幅(みはば)が収まるサイズの60cm~65cmです。
ですから、押し入れをそのままクローゼットにして、ハンガーパイプを取り付けると、手前に20cmほど空きスペースができてしまいます。
手前にパイプを付け、奥に空いたスペースを棚収納にする手もありますが、奥のものは当然ですが、取り出しにくいのです。ぎっしり吊るされた洋服類をかき分け、奥のものを取り出すのはひと苦労です。
しまうのは、それ以上に大変なことは言うまでもありません。
そこで、パイプを前後に2本取り付けることを思いつきます。誰でもそこまでは考えますよね。ここでちょっと違うのは、パイプを並列にしないことです。
手前のハンガーパイプを15cmほど低い位置に取り付けるのがミソとなります。段違い平行棒のような感じです。段違いにすることにより、【奥に何が掛けてあるかすぐ分かるのは当然ですが、前後に掛けた洋服の肩同士がぶつかるのも防げます。
洋服というのは、肩の部分が最も分厚いのはご存知ですよね。それだけに形崩れし易いのです。手前にその季節に合ったシーズン中の洋服を掛け、奥にはオフシーズンの洋服を掛ければ、衣替えのときも前後を入れ替えるだけなのでウソみたいにラクだと言われました。
そのうえ、洋服を掛けてなお、空いた下の部分には、キャスター付きのワゴンなど、置いてTシャツやセーターなどを収納することは、咄嗟にイメージできたのではないでしょうか。
そうすれば、さらに収納力は格段に向上すること間違いなしですよね。