BLOG

ブログ

収納力アップさせるなら、「段違い収納」[暮らしの要 収納⑤]

LINEで送る
Pocket

今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

穀雨 次候 霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)
 

日本庭園

 
今日は、4月28日(ヨイニハ)の語呂合わせから「庭の日」です。
 
寺院や公園に設(しつら)えられた日本庭園を前にすると、深いやすらぎとともに背筋が伸びるような感覚を覚えます。
 
日本における作庭の歴史は古く、7世紀後半の飛鳥時代の遺跡から、池を配した「庭」が発掘されているというから驚きです。
 
平安中期には世界最古のハウツー本となる『作庭記』が著(あらわ)されました。日本庭園は、造形の美しさのなかに、思想や哲学をも表現します。
 
石や砂だけで山水と禅の世界をあらわす「枯山水(かれさんすい)」が代表的ですね。
 
それからまた、四季折々の植物が魅せる色彩の美も、日本庭園の魅力のひとつです。
 

・今日の日を愉しむなら…

 
【庭の日】
 
4(よい)月28(には)日の語呂合わせから制定されました。気候が安定してすごしやすくなるこの時季は草花が咲き乱れ、各地の名庭が見頃を迎えます。
 
【像の日】
 
1729(享保14)年の今日、ベトナムからやってきた象が時の天皇に披露されました。天皇に謁見(えっけん)するためには官位が必要だったため、急遽象に「広南従四位白象(こうなんじゅうしいはくぞう)」という名前と位を与えたそうです。

収納力アップさせるなら、「段違い収納」[暮らしの要 収納⑤]

収納力をアップするには…

内法(うちのり)奥行き、およそ80cmの押し入れを「段違い収納」にしたものを横から観た図です。ハンガーパイプは奥の壁から28cm、そしてもう1本は手前の戸から28cmの各位置に一本ずつ、15cmの高低差を付けて設置します。

パイプを段違いにすることで、前後の洋服の肩同士がぶつからないよう収納することができます。前のハンガーパイプが15cm下がっていることで、奥の服も見やすくなります。

もちろんですが、これは収納量を増やすことが目的なので、余裕のある方は、一本のハンガーパイプに余裕を持って吊るしていただければ大丈夫です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

和室から洋室にリフォームする際、【押し入れを収納に(クローゼット)】つくりかえることがよくあります。押入れの奥行きは内法で約80cmと奥深いのに対して、クローゼットの奥行きは、スーツの身幅(みはば)が収まるサイズの60cm~65cmです。

ですから、押し入れをそのままクローゼットにして、ハンガーパイプを取り付けると、手前に20cmほど空きスペースができてしまいます。

手前にパイプを付け、奥に空いたスペースを棚収納にする手もありますが、奥のものは当然ですが、取り出しにくいのです。ぎっしり吊るされた洋服類をかき分け、奥のものを取り出すのはひと苦労です。

しまうのは、それ以上に大変なことは言うまでもありません。

そこで、パイプを前後に2本取り付けることを思いつきます。誰でもそこまでは考えますよね。ここでちょっと違うのは、パイプを並列にしないことです。

手前のハンガーパイプを15cmほど低い位置に取り付けるのがミソとなります。段違い平行棒のような感じです。段違いにすることにより、【奥に何が掛けてあるかすぐ分かるのは当然ですが、前後に掛けた洋服の肩同士がぶつかるのも防げます。

洋服というのは、肩の部分が最も分厚いのはご存知ですよね。それだけに形崩れし易いのです。手前にその季節に合ったシーズン中の洋服を掛け、奥にはオフシーズンの洋服を掛ければ、衣替えのときも前後を入れ替えるだけなのでウソみたいにラクだと言われました。

そのうえ、洋服を掛けてなお、空いた下の部分には、キャスター付きのワゴンなど、置いてTシャツやセーターなどを収納することは、咄嗟にイメージできたのではないでしょうか。

そうすれば、さらに収納力は格段に向上すること間違いなしですよね。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

リフォーム会社 大東建設ページトップへ
練馬区のリフォーム会社 大東建設へのお問合わせ