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【[トイレ]お洒落な空間にしたい…小さな応接室。】(部屋別アプローチ⑩)

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

白露(はくろ)次候 鶺鴒鳴く(せきれいなく)

シロとクロの陣取り合戦

今日から七十二候は「鶺鴒鳴く(せきれいなく)」となりました。とはいえ、「セキレイは一年中鳴いているのでは?」となんだか不思議です。

じつは私たちがよく見かけるセキレイには、セグロセキレイとハクセキレイの2種がいます。セグロセキレイは、四季を同じ場所で暮らす留鳥(りゅうちょう)。かたやハクセキレイは春夏を北海道や東北で過ごし、秋頃から関東以南にやってくる渡り鳥(漂鳥(ひょうちょう)です。そのため季節のうつろいを知らせる使者として七十二候に登場します。

しかし1970年代以降、ハクセキレイは一年を通して関東以南で暮らし続けるようになり、その範囲を拡大しています。その一方でセグロセキレイの数が減少しているそうです。私たちの知らないところで、シロとクロの陣取り合戦が行われているようです。

・今日をたのしむ
【鶺鴒鳴く】

 セキレイは川や湖などの水辺で見られます。ピョコピョコと尾を上下に振りながら歩く様子から「石叩き」とも。

【上総十二社祭り(かずさじゅうにしゃまつり)】

9月8日~13日まで玉崎(たまさき)神社(千葉県)を中心に行うお祭りです。今日は神々が上陸したと伝わる九十九里浜で男衆がお神輿(みこし)を担ぎ疾走する「神幸祭(しんこうさい)」を斎行(さいこう)。千人を超える男衆が砂浜を駆けるようすは大迫力です。

【[トイレ]お洒落な空間にしたい…小さな応接室。】(部屋別アプローチ⑩)

 

前回は【[洗面脱衣室]手洗い、メイク、洗濯、収納…の多機能空間】(部屋別アプローチ⑨)https://heiwadai.jp/sennmennmizumawari/ という内容でお伝えさせていただきました。今回は[トイレ]お洒落な空間にしたい…小さな応接室。】(部屋別アプローチ⑩)というお題でお伝えさせていただきます。(前回の青字の記事にリンクを張っておきましたので、よろしければタップしていただければ記事に飛びますのでお読みください。)

 

それでは、よろしいでしょうか?

【トイレの考え方】

[必要な設備・器具は?]

≪必要≫

・換気扇

・トイレリモコン

・アース付きコンセント

・ペーパーホルダー

《あると便利》

・手洗いカウンター

・緊急ブザー

・温風ヒーター

・パネルヒーター

・収納ボックス

[どんなことに配慮する?]

・狭いからこそ、トイレ内のインテリア小物はお洒落にしたいところです。

・既存の配水管の位置に新規の便器が取り付け可能かどうかを確認する。

・上階に新規のトイレを設置する場合は、給水・配水管の経路を確認する。下階への音にも注意する必要があります。

[照明計画の考え方は?]

・40Wを目安にします。

・スイッチのON・OFFが多いので、蛍光灯は避けたほうがいいでしょう。

・センサーによる点灯・消灯も考えてみる。意外に便利。ただし、長時間座ったままでいると消灯してしまうこともあります。

[広さ・寸法の目安は?]

・半坪、できれば長さよりも幅に余裕が欲しい。幅1.0m×長さ1.5mの広さが目安。

・介護スペースを確保するのであれば、便器側に50cm前後のスペースを確保する必要があります。 

・緊急の救助や介助までを考えるのであれば、扉開口有効幅80cm以上を確保する必要があります。

[湿気、換気の対策は?]

・天井換気扇を設置する。

・タイマー付き換気扇があると便利。(最近ではシックハウス法で24時間換気が義務付けられていますので、タイマーで入り切りできない場合があります。)

・小窓があれば自然換気ができるので、できれば設置することをお奨めします。

・ドア下部にすき間を設け、通風を促す(こちらもシックハウス法)

[仕上げはどうする?]

・寒々しくならない色使いを心掛けることをお奨めします。

(例えばこんな材料がお奨めです!)

床:ビニール床タイル、コルク

壁:抗菌ビニールクロス、ペイント、腰壁など一部板張り(調湿するので、できれば無垢材)

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【内装と小物選びにセンスを発揮するところ】

狭い場所ではありますが、日に何度もそこで過ごし、お客さまを迎える場所(空間)がトイレです。小さな応接室と心得て、お洒落な演出を心掛けることをお奨めします。

ポイントになるのは内装と小物です。壁紙の一面だけ色を変えてみたり、好みの色でペイントしたりするのも一興です。無垢材の腰壁や漆喰(しっくい)や、珪藻土(けいそうど)といった壁材はトイレを爽やかな空間にしてくれます。

手洗い器、ペーパーホルダー、スイッチといった小物類も念入りに選ぶことをお奨めします。床材はとくに汚れにくくて、掃除しやすい素材を選びます。クッションフロアー(通称CF)などビニール系の素材が一般的です。

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《例》

ウッディーなトイレ

棚や鏡などに木をできるだけ使って、温もりを演出することをお奨めします。素材の違いで雰囲気が変わります。

 

 

 

 

 

 

 

 

腰壁を無垢の木

 

 

杉板の腰壁で爽やかな雰囲気に。天井や柔らかくカーブさせ、柿渋などの自然塗料もお奨めです。

 

 

 

男性用便器

 

 

 

 

 

 

 

男性用便器を別途設置すると、汚し難(にく)く、掃除がラクになるのでお奨めです。

 

2方向窓

 

 

 

できれば2方向に窓を設置して、風通しをよくすることをお奨めします。

 

 

 

 

 

《アイデア》

トイレこそ飾るべき

水栓の下に奥行のある棚を設け、省スペースなバスグッズカウンターにしてすると浴室の広さも演出してくれます。

 

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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