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【家族の一員のペットにも優しいリビングに】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

大暑(たいしょ)次候 土潤いて溽し暑し (つちうるおうてむしあつし)」

夏の知恵「暑気払い」

七十二候が大暑の次候「土潤いて溽し暑し (つちうるおうてむしあつし)」 ~大暑・次候~となりました。

「溽」の字には湿気が多くて暑い、といった意味があり、日本の夏独特の絡みつくような暑さは「溽暑(じょくしょ)」とも表現します。

外に出ただけでも汗が吹き出す暑さを払いのけようと、先人は「暑気払い」としてさまざまなアイデアを実践してきました。

冷たい食べ物や飲み物で暑さを凌いだり、打ち水や行水で涼を得たり。

現代では、キンキンに冷えた生ビールなどを酌み交わし英気を養う宴会そのものを指す場合もありますね。

40℃を超える酷暑も珍しくない今だからこそ、夏を乗り切る知恵の結晶である「暑気払い」を楽しみたいものですね。

・今日をたのしむ
「土潤いて溽し暑し(つちうるおいてむしあつし)」

夏の暑さを加速させるのは、この時季ならではの夕立です。雨で湿った地面からは熱気が立ち上がります。

一日のほとんどが蒸し暑 さで覆われるからこそ、夜明け前のわずかな時間の涼しさに安らぎを覚えるものなのです。

【菜っ葉の日】

7(な)月28(っぱ)日の語呂合わせ。ビタミンたっぷりの葉物野菜

カルシウムや鉄分も豊富。

食欲が落ちる夏には、さっぱり食べられるサラダやおひたしで重宝します。今は高原キャベツやモロヘイヤなどが最盛期。

【乱歩忌(らんぽき)】

1965(昭和40)年の今日、ミステリー小説の巨匠・江戸川乱歩が亡くなりました。代表作「石榴(ざくろ)」から石榴忌(ざくろき)とも。

・季節をたのしむ
【甘酒】

江戸時代には夏バテ防止の栄養補給飲料として売り歩かれた甘酒は、夏の季語。エネルギーに変換されやすいブドウ糖や腸内環境を整えるオリゴ糖のほか、必須アミノ酸とビタミンB群を含み、その栄養から「飲む点滴」とも。

【家族の一員のペットにも優しいリビングに】

前回のお話は、「リビングの床材選びは、特に慎重に!」他、についてお話をお伝えさせていただきました。

今回は、「家族の一員のペットにも優しいリビングに」というお題で、お話をさせていただきたいと思います。それでは、始めさせていただきます。

最近では、ペットも家族の一員だと思われている方は多くなっています。犬や猫のためにリフォームを考える方も大変多くなってきています。室内で動物を飼う場合の大きな問題点は、床材の選定ではないでしょうか。

特に犬の場合、爪を引っ込めることが、できないため、滑り易い床材だと人には分からないつらい思いをさせてしまいます。【コルクタイルやカーペットは滑り難いうえ、身体への負担もかからないので安心】です。

ただし、ループタイプのカーペットだと、爪が引っ掛かって危ないため、毛足が短く刈り込まれたカットタイプを選定されることをお奨めします。

犬を室内で飼う場合、とくにオスは運動量が多いことを考慮しなければなりません。庭やテラスで運動させることができれば理想的ですが、そこまで庭が広くない場合は、【庭とリビングを自由に行き来できるようなタイプ】にするのもお奨めです。

この場合は、足を洗う場所をつくる必要があります。出入口の傍に水場と排水口を設け、FRP(繊維強化プラスチック)などで洗い場コーナーをつくることをお奨めします。

猫は、習性なので仕方ありませんが、壁、カーペット、障子、ふすまなど、室内のあらゆる場所で爪研ぎをしてしまいます。しつけも大切ですが、【カーペットはカットタイプのタイルカーペットにしたり、襖や障子など紙の建具は使わない】などの工夫や注意が必要です。

壁は【床から上90cmくらいまでを腰板にする】のがお奨めです。腰板にすることで、爪の研ぎ後もそれほど目立たないので、「せっかくの壁クロスがボロボロ…」という飼い主のストレス軽減にもなります。

リビング、バルコニー一体。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

猫を飼っているNさんのキッチンは、リビングと接する対面式です。カウンターとリビングの境には、アクリル製の4枚引き戸を設けています。普段は開け放したまま使用されていますが、来客時などはこの戸を閉めて、ペットの猫がキッチンに入り込まないように配慮された設計となっています。

 

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猫が室内のドアを開けっ放しにしてしまい、冷暖房効果が半減、という家も少なくありません。そういう場合は、『猫用ドア』を取り付けてみることをお奨めします。これは、室内のドアに付けるポリカーボネイト製のフラップドアで、内外どちらからでも自由に通り抜けられるものです。

フレーム(枠)込みのユニットやペットドアつきのドアも市販されています。屋外との出入り口には、首輪のセンサーと連動させたドアを付けることをお奨めします。そうでないと、街中の猫たちが自由に行き来できてしまいますので。

こちらは取付の際に外壁などに穴を開ける工事が必要なので、外壁の塗り直しをする際に同時に取付するのがお奨めです。

忘れてはならないのが来客時の際ですが。猫を飼っているNさんの家では、ダイニングに面した対面式キッチンに沿って、アクリルの引き戸を設けました。家族だけの時は開け放していますが、来客時など、とくに調理中は、ここを閉めて、猫が自由に出入りできないように工夫しています。ドアを閉めているときは「料理に猫の毛が入らないようにしています」のサインです。

人を動物がともに心地よく暮らしたり、共存するためには、最低限のマナーが大切だと思っています。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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