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路地(アプローチ)とその灯りに拘る[外廻り⑦]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
白露(はくろ) 草露白し(くさのつゆしろし)
待ってました!ひやおろし
9月に入ると、日本酒好きの呑兵衛(のんべえ)はソワソワする時季なんだそうです。この時季だけたのしめる「ひやおろし」が出回り始めるためです。
冬に仕込み、春先にできあがる新酒は、その味が落ちないよう火入れ(加熱処理)して貯蔵します。
ひんやりとした蔵でひと夏を過ごす間に熟成が進み、秋には角の取れたまろやかな飲み口になるそうです。旨味もたっぷりです。
こうして仕上がったお酒は通常、もう一度火入れを行い出荷しますが、ひやおろしは行いません。蔵出しの味や香りそのままを堪能できる、それがひやおろしの魅力です。
・今日をたのしむ
【ひやおろし】
蔵元によっては「秋あがり」の名前を冠して出荷することも。近年では重陽(ちょうよう)の節句を解禁日とする傾向があります。スッキリとした口当たりを味わうならば冷やして、コクをたのしむならばぬる燗(かん)でいただきます。
【カラーテレビ放送記念日】
1960(昭和35)年の今日、NHKをはじめとするテレビ各局でカラーテレビの本放送を開始しました。
ー旬の日ー
【二百二十日】
立春から二百二十日目の今日は、嵐の襲来時期とされてきました。
9月は雨や台風のシーズンです。
食料、予備電気など防災の準備は、おすみですか?
いま一度、見直してみることをお奨めします。
【台風は秋のもの?】
実は日本向かう台風は一年中発生しているのです。
秋に台風が増えるのは、夏に日本の上空を覆っていた大気の壁が去り、
上空を通りやすくなるためなのです。
冬には再び冷たい大気の壁ができて台風が通り難くなります。
路地(アプローチ)とその灯りに拘る[外廻り⑦]
79 庚7【坪庭と小さな外構に拘る[外廻り⑥]3-162-163】
前回は【坪庭と小さな外構に拘る[外廻り⑥]】
https://heiwadai.jp/tuboniwa/
というタイトルでお伝えしました。
今回は【坪庭と小さな外構に拘る[外廻り⑥]】をお伝えしたいと思います。(前回のタイトルにリンクが張ってあります。記事に飛びますので、よかったら青字をタップしてみて下さい。
【京都の町屋の通称「ろぉーじ」を採用してみる】
※イラスト①
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【路地(アプローチ)に拘(こだわ)る】
いつも思うのですが、家の前の通りからすぐ玄関って、あまり美しくないですよね。
京都の町屋には、路地(ろぉーじ)と呼ばれる空間が数多く残っています。間口は半間(およそ900mm)ほどの、壁と壁に囲まれた細長い玄関へと続くアプローチで、外部とも内部とも区別がつかない曖昧な領域です。
この住まいでは、そんな路地にヒントを得てアプローチを考えてみました。道路面から直接玄関に入るのではなく、建物と境界塀との隙間に細長い路地をつくり玄関へと導く計画です。
路地の足元には植栽を配し自然が感じられるようにし、また家に入る前の気持ちの切り替えの場、客を迎え入れる場としても機能しているのです。
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【アプローチの外灯に拘る】
最近は、都心部などは街灯が充実していて、住宅のアプローチに玄関灯などの照明が無くても、明るいところが少なくありません。
そのため、敢えて取り付けるのであればアプローチの照明は、直接照明器具たちが見えないようにさりげなく設置することをお奨めします。
この場合の注意点は、全体を明るく照らす照明は必要ないと思います。足元や、外壁、床仕上げ、植栽などを照らして、その反射光を使ってが毛をつくるようにすると効果的です。
そうすることで、明る過ぎない、ほんのりとした優しいアプローチにすることが可能となります。
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【さりげない照明器具で植栽などをライトアップ!】
※イラスト②
①防雨形の「庭園灯」で植栽をやさしい光で照らすことができます。25W程度の電球色電球型蛍光灯などが適しています。高さは300mm以下で、埋め込み型のものがお奨めです。