BLOG

ブログ

【ルーフバルコニーと室内幅木に拘(こだわ)る[材料、設備の追求19]】

LINEで送る
Pocket

今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

大暑(たいしょ)次候 土潤いて溽し暑し (つちうるおうてむしあつし)」

暑さと災厄を祓う風鈴

夏の盛りになると、知り合いの実家には真鍮製の風鈴が登場します。

なんとも柔らかく、透き通った音色を聞くと、暑さもスッと引いていくから不思議です。

それは誰しも同じようで、風鈴に耳を傾けながら夕涼みをたのしむお祭りは、多くの人で賑わいます。

風鈴のルーツは、仏堂や塔の軒下に吊り下げる鐘型の鈴である「風鐸(ふうたく)」だといわれています。

風鐸は魔を祓う道具で、その音が届く範囲は清浄であるとされました。

室町時代以降には、我が身に訪れる災いをはねのけるため、貴族たちが自宅に風鐸を吊すようになったとか。

江戸時代には「風鈴売り」が出現し、庶民にも夏の風物詩として親しまれるようになりました。

・今日をたのしむ
【風鈴祭り】

 川越氷川神社(埼玉県)、西新井大師(東京都)、おふさ観音(奈良県)、如意輪寺(福岡県)など、各地の神社仏閣で風鈴売りを行います。数多(あまた)の風鈴が風にそよぎ、訪れる人々の災厄を祓います。

【パラグライダー記念日】

 1989(平成元)年の今日、福岡県北九州市の皿倉山(さらくらやま)を会場に、第1回パラグライダー日本選手権を開催したことを記念して制定。

ルーフバルコニーと室内幅木に拘(こだわ)る[材料、設備の追求19]

【屋上空間で天空やパノラマを愉しむ】

拘りのルーフバルコニー

 

①切り取られた屋根はガルバリウム鋼板の瓦棒葺き仕上げ

 

②背後と左右に壁。なので隣家の視線はほとんど気になることはありません。

 

③床は外部空間なので耐候性の高いFRP防水トップコートがお奨めです。

 

……………………………………………………..

【ルーフバルコニーに拘(こだわ)ってみた】

屋上は都会の住宅では、ちょっと大袈裟かもしれませんが、残された最後の楽園といえます。このような家のルーフバルコニーは切妻型の屋根を切り取るようにしてつくられました。背後の壁や左右の斜めに切り取られた壁が隣近所の家からの視線をカットして別世界が生み出されています(これも、少し大袈裟かも…)。

パノラマ状に展開する眺望を愉しめます。その上、空を見上げるだけで半球状に天空に接する場所となっています。中間期や冬には暖かい日差しの中で、家族や知人との会話を愉しみながら食事をします。

それから夏になれば刻々と日が暮れてゆくなかで風に吹かれながらビールを味わう場としても最高の空間といえます。(ただし、私はアルコールをほとんど受け付けませんので妄想の域をでることはありません…)

【幅木の高さや形に拘(こだわ)る[細部にこだわる1]】

拘りの幅木

幅木の存在は床と壁の接点を際立たせたり、隙間やギザギザを隠す存在です。最近では部屋に広がりを演出するため、幅木をなくしてみたりサイズを小さくすることもありますが、この場合は隙間ができないように高い施工精度が求められ、何のために幅木を施工するのか、施工時間も結構大幅に掛かるようになってしまいます。

 

私の場合は存在感を出すために高さ60mm~75mm、壁からの出幅が10mm程度の「出幅木」を標準としています。施工もし易く傷や汚れに対するメンテナンス性も抜群に優れています。

 

クラシックな内装(インテリア)には通常よりも倍の高さにすることもあります。ほかにも「入り幅木など、部屋の用途や雰囲気によって決めています。

……………………………………………………..

【肝心なのは部屋の雰囲気に合せて幅木を選ぶこと】

幅木や腰壁を高くして、壁・天井の見切りに装飾的なモールディングを付けると、クラッシックな雰囲気を醸し出すことができます。ただし天井が低い場合は重苦しく感じることもあるので、注意が必要です。できてみた途端につくり直すことになったら、最悪です。

幅木や腰壁、壁の見切り材のサイズは天井高との関係で決めることをお奨めします。モールディングもできるだけシンプルにしておいたほうがいいと思います。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

リフォーム会社 大東建設ページトップへ
練馬区のリフォーム会社 大東建設へのお問合わせ