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【生かすにはその植物を知ることから〈植物を生かす①〉】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
白露(はくろ) 草露白し(くさのつゆしろし)
待ってました!ひやおろし
9月に入ると、日本酒好きの呑兵衛(のんべえ)はソワソワする時季なんだそうです。この時季だけたのしめる「ひやおろし」が出回り始めるためです。
冬に仕込み、春先にできあがる新酒は、その味が落ちないよう火入れ(加熱処理)して貯蔵します。
ひんやりとした蔵でひと夏を過ごす間に熟成が進み、秋には角の取れたまろやかな飲み口になるそうです。旨味もたっぷりです。
こうして仕上がったお酒は通常、もう一度火入れを行い出荷しますが、ひやおろしは行いません。蔵出しの味や香りそのままを堪能できる、それがひやおろしの魅力です。
・今日をたのしむ
【ひやおろし】
蔵元によっては「秋あがり」の名前を冠して出荷することも。近年では重陽(ちょうよう)の節句を解禁日とする傾向があります。スッキリとした口当たりを味わうならば冷やして、コクをたのしむならばぬる燗(かん)でいただきます。
【カラーテレビ放送記念日】
1960(昭和35)年の今日、NHKをはじめとするテレビ各局でカラーテレビの本放送を開始しました。
【生かすにはその植物を知ることから〈植物を生かす①〉】
【植物を生かす】今回は第1回目「生かすには知ることから〈植物を生かす①〉」となります。前回は【保温調理【生活の知恵を使い倒す編】第13回目で最終回でした。(お読みになりたい方は前回タイトル(青字)にリンクを張っておきますので、タップしてお読み下さい。)
https://heiwadai.jp/hoonndannnetu/保温断熱
【植物を知る】
どんなものを植えても、緑化すればエコ(ecology)になると思いがちですが、植物の性質をよく知らなければ、まったく無駄になってしまうこともあります。人間がいなくなっても、地球環境にはまったく影響しませんが…、むしろ良くなると思いますが…、植物は地球環境になくてはならないものです。
人間がいなくなっても、地球環境にはまったく影響しませんが…。
大気浄化機能。蒸散作用によって微気候をつくる。さまざまな生き物の住み家になる。その上、なぜか、自然環境にとっては、邪魔でしかない人間を守ってくれる、防風防災の役にも立ち、果実を付けるものは食の恵みまで与えてくれるのです。
【樹形、樹種を知る】
観るための庭園をつくる際の樹木を選ぶ基準と、日差しを和らげる目的や、強風などから住まいを守るために植える植物は、樹形も種類も選び方が違います。高生け垣は北側からの暴風壁や視線を遮る役目に適しています。
天蓋木は主に常緑樹を整形して作る場合が多いのですが、パラソルのように日陰をつくることができます。また、つる性の植物には、登はん型と下垂(かすい)型があります。緑のカーテン、樹木のパラソル、グリーンの屏風として、それらの植物を適材適所で使い分け、エコで快適な環境をつくることをお奨めします。
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①高池垣(たかいけがき)は風除け日陰づくりに適している。
②つる性下垂(かすい)型は緑のカーテンに適している。
③つる性登はん型は壁面緑化に最適。
④天蓋木は日傘のように日陰づくり
●つる性植物の分類表
常緑 | 落葉 | ||
登はん型 |
ワイヤー |
・スイカヅラ ・テイカカヅラ ・カロライナジャスミン
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・ツルウメモドキ ・クレマチス ・トケイソウ |
登はん型 |
外壁 |
・ツルマサキ ・オオイタビ |
・ナツヅタ ・アメリカヅタ ・ツルアジサイ |
下垂型 |
・ニシキテイカ ・ヘデラカナシェンス |
・ヤマブドウ
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●庭木
常緑 | 落葉 | |
広葉樹 |
・アラカシ ・キンモクセイ ・クスノキ ・サザンカ ・ヤマモモ |
・ケヤキ ・ナツツバキ ・ソメイヨシノ ・ハナミズキ ・ポプラ |
針葉樹
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・アカマツ ・イチイ ・サワラ ・ヒノキ ・モミ |
・カラマツ ・メタセコイヤ ・イチョウ←(針葉樹)
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