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【家族が集まる場所(スペース)はリビングが最適②[ちょっとした工夫③]】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

夏至(げし)次候 菖蒲華さく(あやめはなさく)

パフェ

アイスクリームや生クリーム、フルーツやソースが重なる魅惑のデザート、パフェ。

その語源はフランス語で「完璧」を意味する「parfait(パルフェ)」です。

フランス料理のパルフェは、卵黄と生クリームを使った氷菓子。

アイスクリームは攪拌(かくはん)しながら凍らせますが、パルフェはそうぜずともできあがる完璧なアイス。

ということから名付けられたといわれ、明治時代、外国人との社交場となった鹿鳴館(ろくめいかん)でも供(きょう)されたそうです。

しかし、このパルフェ、かつては平皿に盛りつけていたと考えられています。

背の高いグラスにいくつもの材料を彩りよく重ねる「パフェ」が生まれたのは、フルーツパーラーが人気を博した昭和初期以降です。

果物を用いる様々なデザートが考案されるなかで誕生し、広まっていきました。 

日付は1950(昭和25)年の今日、日本プロ野球史上初めてのパーフェクトゲームが達成されたことにちなんで制定されました。

【貿易記念日】

1859(安政6)年6月28日、徳川幕府が自由貿易を布告した日付を新暦に換算し制定されました。

【すももの荒神さん】

三宝大荒神(さんぽうだいこうじん)(奈良県)では火災除け、交通安全を願う夏祭りを行います。スモモの旬と重なるため、「すももの荒神さん」とも呼ばれます。 

【家族が集まる場所(スペース)はリビングが最適②[ちょっとした工夫③]】

前回は家族が集まる場所(スペース)はリビングが最適①[ちょっとした工夫②についてお伝えさせていただきました。

今回は「家族が集まる場所(スペース)はリビングが最適②[ちょっとした工夫③]」についてお伝えしたいと思います。

一家団欒(いっかだんらん)の中心となるリビングは、家族全員が自然と集まりやすい場所(スペース)にしたいものです。《同じことをしていなくても、なんとなく居心地が良い空間》という視点で、ゆったりした空間になるように、できるだけ家族みんなでしっかり考えて計画(プランニング)することをお奨めします。

◎[リビングを快適にするいろいろなアイデア]

家具の種類や配置を決めたとしたら、窓の位置や大きさ、ドアの位置や開きがっても決まるので、それに合わせて照明器具の位置を決め、スイッチやコンセントの配置を決めると使い勝手が大幅に向上します。

最近増えているリビング階段は、出かけるときや帰ってきたとき、家族と顔を合わせ、自然に挨拶が交わせて様子も分かるので、かなりの部分安心となります。階段の上がり口には、リビングの照明スイッチも付けておくと利便性がさらに向上します。

現代的でモダンなインテリアで統一したい場合でも、床に黒をもってくると埃(ほこり)が目立ち、掃除が大変となります。また、部屋の大きな空間を占める壁の仕上げ材や色合いで、部屋の印象が180度がらりと変わります。

見本帳で見るのと、壁一面に張った(または、塗った)場合とは印象がまるで違ってしまうので、インテリアショップや展示場など広い空間で確認すると安心です。厚めの壁紙ならキズを補修しやすいと思います。逆に薄過ぎるとキズが目立ってしまい、大変難しい工事となります。

壁紙は真っ白いモノより少し色の付いているものを選んだほうが目が疲れませんし、実際張ってみると、明るくなりますので、真っ白に少し色が入っているくらいでも真っ白と錯覚するくらいです。

リビングの広さが限られている場合は、吹き抜けにしたり、リビングからそのまま出られるオープンテラスやデッキ・濡れ縁(ぬれえん)のような空間を設け、広さと繋がりのある間取りにすると、視覚的な広さや空間の広がりが感じられます。

リビング階段ドア

リビング階段にドアを付けておけば、エアコンをつける季節も快適(ただし、ドアと階段の間にスペースが全くないと危険です)

リビング階段

玄関からリビングを通らなければ2階へ上がることができないため、子どもの様子が分かって安心です。

【◎リビングを吹き抜けにする場合】

吹き抜けにする場合は、昇降機能付きのシーリングファン(下写真右参照)の設置をお奨めします。夏は上向きの風、冬は下向きの風となるようにファンを回転させることで、冷房や暖房を助けてくれ、部屋全体が快適になります。

1階リビングと2階ホールが繋がっている場合は、ロールカーテンなどで2階の空間と仕切れるようにすると、暖気が2階に逃げてしまうのを防ぐことができます。(窓はもちろんのこと壁までしっかりと断熱すれば、上下の温度差が無くなりますのでそのように仕切る必要がなくなります。)

吹き抜けやリビング階段を採用する際に、足元の暖を取るのにお奨めしたい床暖房は、LDKの床面全体ではなく、各々仕切ってスイッチを入れられるようにしておくと無駄がなく、省エネになるという建築家など建築関係者がいますが、部分的な床暖は、ホットカーペットなどと同じく、温度が低い方に熱が奪われてしまうので、省エネには、ほど遠くなってしまいます。

また、お湯式と電気式がありますが、快適さと長い目でみた省エネを考えるとお湯式が断然効率的だと思います。リビングの方角や位置、使用時間、床材との組み合わせなど、専門家のアドバイスがあまりあてにならないので、ご自分で十分に検討してから導入することをお奨めします。

床暖房のお奨めとしては、敷設率が70%以上可能で、電熱式ではなく、お湯を流すタイプ(電気式でもエアコンなどのヒートポンプ式が最も効率が良くお奨め)、なぜか冬場に冷えるキッチンの床には床暖を入れていない家が圧倒的に多いのですが、せっかく床暖を敷き設されるなら、キッチンの床には是非とも床暖房を設けることをお奨めします。

また、よりお奨めしたいのが、空間全体を暖める蓄熱暖房です。最も理想的なのは床下のコンクリートに蓄熱させるものです。ただし、木造住宅の場合は、材料の乾燥、吸湿の加減で、1階と2階の間の梁(胴差し)のあたりで壁紙や塗り壁などが割れやすいので、見切り材を付けておくことをお奨めします。

小窓とシーリングファン

2階の小窓とシンプルなシーリングファンが印象的な吹き抜け

蓄熱暖房

カウンター下に設置した蓄熱暖房で、ダイニングは暖房いらず

【◎2階リビングをの奨め】

土地が狭くて隣家が迫っている場合や、南側に十分な広さの庭をとれず1階の日当たりが悪いとか、1階に店舗部分を設ける場合などは、2階にリビングを配置することをお奨めします。

2階リビングならば、眺めもよく光が降り注ぐ明るいリビングが実現可能となります。屋根の勾配(こうばい)を生かして2階リビングの天井を高くする(勾配天井)と、より開放的な空間になります。

ですが、2階リビングには難点も少なくありません。食料品などの毎日の買い物や荷物を2階まで運ばなければなりませんし、システムキッチンやユニットバスを2階に設置する場合は費用も別途掛かり、また水や湯を2階に上げる水圧について、確認・検討が必要となります。

また、1階に寝室がある場合、リビングに誰かいると音が気になって寝室で寛(くつろ)げない、年を取ってからはリビングやお風呂のある2階への階段の上がり降りが負担になるなどの心配もあります。年を取ってからの2階への上がり降りをされている方は、足腰が丈夫になって、健康で長生きに繋がるという調査結果も出ていますので逆にそちらは健康維持のため利用しない手はありません。

それよりも、子ども部屋が1階だと、玄関からすぐに個室に入ってしまい、様子が分かりにくいなどの不安もあります。

これらは、遮音マットや遮音床パネルを採用する、将来はエレベーターを付けることを想定したプランニングにする、玄関に吹き抜けを作ってリビングと繋げることで家族の気配を感じられるようにする、などの方法で解消の手立てはいくらでもあるろいえます。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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