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無垢の《三層フローリング》ってご存知ですか?

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「ムーミンの国」北欧では、引越しの時にこの『三層フローリング』を外して、次の住まいでまた使うそうです。 つまり、良い家具と同じように立派な財産なのです。 特殊な三層構造が、無垢の床材の安定性を保つ《秘訣》です。無垢の良さを活かし、無垢の欠点(湿度で伸び縮みする)を補ったフローリングです!

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三層フローリングで、無垢の床の気持ち良さを、存分に堪能していただけます。

三層フローリングはここが違う!!

  • 表面と裏が同じ繊維方向に、中間層は表裏と繊維方向が互い違いになるようにして、1枚の床材を作っています。 無垢の木材の目を交互に張り合わせることにより、反りやズレが少なくなります。
  • 三層にすることにより、幅の広い板に出来ます。 大きな板にすることにより、無垢の醍醐味である『自然との一体感』をより感じることが出来ます。
  • 反りが少ないから、継ぎ目を空けないで施工できる。

 ⇒⇒⇒ 呼吸している床なので、床鳴りがする場合があります。

施工費の目安

例えば 6畳間(10m)をカーペットからフローリングに変えた場合、

231,000円(税込価格) になります。

※下地の状況により、別途補修が必要な場合があります。
※営業地域を限定させていただいておりますので、お問い合わせください。

無垢の三層フローリングって・・・

普段セミナー講師もしているので住まいの悩みを受けるのですが、けっこう多いのが「カビ」の相談です。カビの繁殖を抑制する方法の一つに、《床材を無垢のフローリングにする》という方法があります。無垢のフローリングには、湿気が多いときも少ないときも調湿してくれる働きがるので、湿度の高い梅雨時や夏は吸い込み、乾燥機の冬などは自分の水分を放出して、自然に湿度の調整をする機能があるのです。

しかし、ほとんどの床材はウレタンなど調湿を妨げる塗装が施されていてせっかくの機能も台無しなものが多いのが実情です。無垢の床材と言っているものも同様なんです。無塗装なら問題はないのですが、汚れが付きやすいので、なかなかそのまま使うのは難しいように思います。

そこで、自然の植物や果物から作られた自然の浸透性塗料を使います。ウレタンなどの化学物質から作られた塗料は表面に塗膜を作りますが、自然塗料は表面からある程度浸透しますので、木自体が水をはじくようになります。もちろん木の呼吸を妨げることはありませんし汚れにくくもなります。

家全体に自然塗料を施された無垢の床材を敷き詰めればかなりの量の湿気を吸い込んでくれますので、カビの繁殖を抑える効果は抜群だと思います。

ただ、無垢の床材には問題点があります。
湿気を吸ったり吐いたりするということは“動く”ということです。伸びたり縮んだりします。

無垢材のこのような現象を『呼吸する』と言われているのですが、この伸びたり縮んだりが嫌われて、ほとんどの床材はベニヤ材で作られ、ウレタンなどの呼吸をさせない塗料で塗られています。

その伸びたり縮んだりの欠点を補い、
尚且つ『呼吸する』
床材が無垢の三層フローリングなんです。

通常材木は、木の繊維方向と、繊維に直角の方向では伸縮率がかなり違います。その性質を逆手にとって、板材を縦・横・縦に張り合わせます。縦の材が動こうとすると、横の材がそれを阻み、逆に今度は横の材が動こうとしても縦の材が阻むという仕組みです。

下地に接着剤を使わずに加工します。全体の伸縮を、部屋の壁面に隙間を空けて調整します。その隙間は巾木の厚みで逃します。通常の施工時に大量に使用する接着剤を使わないわけですから、シックハウスの大半の原因となる化学物質による弊害も、当然ですがほとんど皆無です。

ただ、三枚の板を張り合わせて一枚の板を作るわけですから、手間がかかります。しかも、抜群の精度で製品は仕上がっています。ですので、価格が少しお高いのが欠点ですが、その価格に十分に見合った魅力は、やはり見逃すことは出来ません。

製造元(メーカー)はフィンランドやデンマークなどの北欧製が多いのですが、精度が取り柄の日本製にはまったく引けを取りません。使い始めの頃は、外国製は多少精度には難があるだろうと覚悟して使ってみたのですが、ほとんどが合板で作られ、ウレタンで呼吸させないように作られた日本製のフローリングよりずっと精度は上でした。

大工さんたちは口を揃えて言います。
「フローリングでは日本は北欧に負けているな」と。

それくらい、一枚一枚丁寧に作られています。ですから、肌触りからして違います。本当に木肌のなめらかさがあります。フローリングですから、足の裏でほとんど接するわけですが、歩いていると思わず頬ずりしたくなるほどいい気持ちです。

この三層フローリングを使っていただいたあるお客様からは、「本当に気持ち良くて、施工した日の夜に、フローリングの上を何度も行ったり来たりしてしまいました。」と、朝お電話をいただきました。このお客様のお宅には、その日の午後にお伺いする約束をしていましたが、感激を少しでも早く伝えたいということでわざわざお電話を頂いたという、信じられないこともありました。

ウレタンを塗らない無垢のフローリングは、私たち日本人のほとんどが忘れてしまった涼しさや温もり、気持ち良さを思い出させてくれます。どうぞ、お試しあれ!! 

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