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【家具や建築の高さと生活動作「ものさし⑤」】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

立冬(りっとう)初候 【山茶始めて開く】

冬の北風

木枯らし1号が吹いたというニュースは、いよいよ冬が近づいてきたという合図。

木枯らしは、日本列島の西に高気圧、東に低気圧が位置する冬型の気圧配置、いわゆる「西高東低」となった際に吹くからです。

思わず首をすくめるほどの冷たさと勢いは、さすが「木を吹き枯らす」と名づけられただけあります。

木枯らしは平野部で吹きすさぶ一方、各地の名峰からは「颪(おろし)」と呼ばれる強い風が吹き下りてきます。

赤城山(群馬県)の「赤城颪」、比叡山(滋賀県)の「比叡颪」、六甲山(兵庫県)の「六甲颪」などが有名です。

六甲颪(ろっこうおろし)なんて野球ファンならだれでも聞いたことはありますよね。

2020年の東京の木枯らしは、4日(水)未明から北西の風が強まり、3時18分に最大風速8.2m/sを観測。

気象庁は東京地方に木枯らし1号が吹いたと発表しました。
昨年、一昨年は木枯らし1号の発表がありませんでしたので、3年ぶりとなるそうです。

・今日をたのしむ
【木枯らし1号】

木枯らしは東京地方と近畿地方で観測されます。

  • ①西高東低の気圧配置
  • ②最大風速秒速8m以上
  • ③西北西から北向き(東京)・北寄り(近畿)
  • ④10月半ば~11月末に吹く(東京)・霜降(そうこう)?冬至に吹く(近畿)という、4つの基準を満たせば木枯らしと認定されます。

 

【皮膚の日】

11(いい)月12(ひふ)日の語呂合わせ。木枯らしや颪(おろし)で乾燥した肌は、きちんと保湿していたわりましょう。

 

 【家具や建築の高さと生活動作「ものさし⑤」】

 

前回は【日本人の身長によって決まるもの「ものさし④」】をお伝えしました。(お読みになりたい方は前回タイトル(青字)にリンクを張っておきますので、タップしてお読み下さい。)

https://heiwadai.jp/nihonnjinnmodhuro-ru/ 

今回は【家具や建築の高さと生活動作「ものさし⑤」】お伝えしたいと思います。

前回観た見た日本人のモデュロール(https://heiwadai.jp/nihonnjinnmodhuro-ru/ )を使って私たちの日常生活の様ざまな動作を考えて、家具や建築の高さを見ていきます。

【椅子に乗って届く天井の高さ】

※イラスト①

【2,000+420】

天井は高ければ高いほど良いというものではありません。ここでは、天井の高さを2,420としましたが、これは椅子に乗ってメンテナンスができる高さが目安になっているので参考にして下さい。

※イラスト⑤

天井に点検口がある場合は、配管・配線などの修理工事が生じます。

※イラスト⑥

天井は直接触れる機会は少ないのですが、ペンキの塗り直し、クロスの張替えなどがあります。

【手を挙げた高さ】

※イラスト⑦

【1,600~1,700+300】

手を挙げて作業するのは、吊り戸棚を利用するときやブラケット(壁付け灯)の電球の取り換え時などです。この1,900~2,000は、収納棚などの目安になりますので憶えておくことをお奨めします。

※イラスト②

【低い天井】

居室でないトイレや浴室などの天井は低くてもいいと思います・

※イラスト③

【高い棚】

手を伸ばして使う高い棚は利用頻度の少ないモノの収納場所にすることをお奨めします。

※イラスト④

【欄間の開閉】

※イラスト⑤

扉の上の欄間の位置は、手を挙げて届く高さになります。

……………………………………………..

【背の高さから決まるもの】

※イラスト①

【1,600~1,700】

人間の背の高さで決まるもので、まず思いつくのは出入口です。一般的な人の平均身長+α=畳1枚分の高さ(およそ1,800)と憶えておくことをお奨めします。ただし、現在では人の体格もよくなってきたので、1,900や2,000の規格が圧倒的に多くなっています。

※イラスト②

【コードペンダント(照明器具)の高さ】

吊り戸棚の高さや、コードペンダントの高さは1,800程度となります。

※イラスト③

【出入口】

出入口の高さは人の身長+200の1,900~2,000(現在)程度となります。ベニヤ板1枚(高さ+100~200)が扉の大きさとなります。

【目の高さから決まるもの】

※イラスト④

【1,400】

窓は採光や通風などの機能がありますが、そのほかに室内から外の景色を観るという重要であり大切な役割があります。窓の高さは良好な視界を確保するために目の高さを意識した基準の位置を心掛けることをお奨めします。

※イラスト⑤

【スタンドテーブル】

立って飲食する高いテーブルやカウンターは、胸下の高さ1,200程度となります。

※イラスト⑥

【窓の高さ】
【腰壁の高さ】

外を観るための窓の高さは身長を目安にすることをお奨めします。腰壁の高さは900程度となります。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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