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洗面脱衣室(1坪)を30cm(1/6尺)だけ広くする[サニタリー7]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
小雪 次候 朔風葉を払う(さくふうはをはらう)
ところで、報恩講(ほうおんこう)はご存知ですか?そういう私も全然知りませんでした。
今日は浄土真宗の開祖・親鸞の祥月命日(しょうげつめいにち)です。
各地の寺院で親鸞を偲び(しのび)、仏恩(ぶつおん)に報いるための法会(ほうえ)・報恩講を営みます。浄土真宗の信仰文化が根づく北陸地方では、「ほんこさま(富山県)」「ほんこさん(石川県・福井県)」「おこさま(福井県)」などの名前で呼び、自宅の仏壇を拝むならわしもあるそうです。
法会のあとに振る舞われる報恩講料理は、郷土料理としても親しまれています。富山県では「いとこ煮」が定番。根菜類と厚揚げ、小豆やコンニャクを煮込んで味噌で味付けした汁物料理です。小豆は親鸞の好物だったために入れるようになったといわれています。
親鸞さんや宗教には興味ありませんよね。
【報恩講(ほうおんこう)】
「御正忌(ごしょうき)」や「お七夜(おしちや)」「御霜月(おしもつき)」とも呼びます。
浄土真宗大谷派本山の東本願寺(京都府)では、11月21日~28日にわたって報恩講を行います。
【親鸞忌(しんらんき)】
1262(弘長2)年11月28日の忌日を新暦に換算し、1月16日を親鸞忌とする寺院もあります。
【いとこ煮】
「いとこ煮」は福島県や山口県、徳島県など各地に郷土料理として伝わりますが、レシピは千差万別。小豆を使う点や「似た材料を使うから」、もしくは「硬いものから鍋に入れ、おいおい(甥甥)煮ていくから」という語源は共通しています。
【フランスパンの日】
「いい(11)フランス(2)パン(8)の語呂合わせで制定しました。
【税関記念日】
江戸時代に創立された諸外国との貿易・外交事務を行った「運上所(うんじょうしょ)」を1872(明治5)年の今日に「税関」と改称したことを記念して設けました。
【洗面脱衣室(1坪)を30cm(1/6尺)だけ広くする[サニタリー7]】
前回は『収納スペースは“洗面・脱衣・洗濯”に適したモノを[サニタリー6]https://heiwadai.jp/sanitary-5/ (青字のタイトルをタップすると記事に飛びます)
今回はサニタリー編の最終回第7回【洗面脱衣室(1坪)を30cm(1/6尺)だけ広くする[サニタリー7]】をお伝えさせていただきます。
今回は前回のお浚(さら)いから、お伝えさせていただきます。
【洗面廻りの収納ポイント】
規制の洗面化粧台を設置するだけで安心するなかれ。「洗面脱衣洗濯室」の機能を考えると、タオルの収納スペースは勿論(もちろん)のこと、掃除道具をしまうところも確保しなければなりません。ちなみにですが、奥行きのある洗面ボウル下には引き出しが似合います。上部は奥行きの薄い収納が間違いなく似合っているのです。
①左上 小物収納(鏡付き)は奥行きは小さく浅くが鉄則。
②右上 こんな下がり壁などの隙間(すきま)にも収納空間が確保できないかを考えましょう。
③左下 奥行きのある収納は引き出し式が中のモノを取り易く、もっとも使い易いのでお奨めです。
【1坪の洗面脱衣(洗濯)室を収納の奥行き分30cmだけ広くとる利】
洗濯機があると、脱衣したものの置き場にも困ります。そこでサニタリーの空間を収納の奥行き分30cmでも広くすることができれば、カウンターや壁面の収納を設(しつら)えることが可能となり、見違えるほど収納を充実させることができるのです。
①ほんの少しだけ広く取るだけでも、収納力はかなり向上するのです。
②広くした収納スペー
③タオルやパジャマの収納スペース
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【脱衣空間の収納】
脱衣室ではタオル・バスタオルの収納を考えます。このようなアイテムは意外と数がありますが、奥行き30cm程度の収納が最適なのです。バスタオルは、たたんで収納します。小さなタオルはカゴなどで整理するか、引き出し式の収納で整理することをお奨めします。
また、お風呂上がりの下着とパジャマなどを入れられる、さらに着替え用の収納があると便利です。引き出しを家族それぞれに、ひとつずつ用意してあげると、小さな子どもにも分かり易く、使い勝手も大変よくなります。
また、いつでも置き場に困ってしまうのは、浴室をキレイにするための掃除道具です。具体的にはブラシや掃除用のスポンジ、そして洗剤などです。リラックスしたい、癒しが目的の浴室内に掃除道具があるのも少し興ざめしてしまいますし、濡れていることが多いので、バケツなどにまとめて脱衣室内に置けるようにするといいかもしれません。
【洗面脱衣室をほんの少しだけ広くして設えた洗面脇の収納(上記平面図の実際の写真)】
左側の空いている部分は洗濯機を置くためのスペースになります。洗面台の右手(写真の中央)が、サニタリーを少しだけ広くした部分にあて嵌められた収納スペースになります。
洗面ボウルがあるカウンターと高さを揃えて天板を製作し、上部には収納棚を設けました。
このカウンター上の部分には着替えなどを置いておくことができる(このスペースがあれば洗濯機の上に置かなくていい)のです。扉の中にはタオルやシャンプーなどの予備を収納し、カウンター下の引き出し収納には着替えなどを入れておくことが可能です。
洗面ボウルの下は敢えて、扉なしのオープンタイプとしました。脱衣したものを収納するカゴや、洗濯関係のグッズアイテムを置けるように計画しています。