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4つの生活機能を持つ洗面空間のレイアウト【洗面室 CASE 1】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
大雪 次侯 熊穴に蟄る(くまあなにこもる)
年賀状
郵便局で年賀状の引き受けがはじまりました。
メールやSNSでスピーディーなやり取りができる時代になっても、新年を迎える喜びとおめでたさを交わす年賀状はやはり特別。
出す側としたら、用意や準備が正直大変という気持ちもありますが、受け取る側にしたら心があたたまるうれしい習慣でもありますよね。
だからこそ、宛名面や通信面は印刷したとしても、なにか手書きでメッセージを添えるようにしたいもの。
あまり堅苦しく考えず、旧年中の感謝や新年を寿ぐ(ことほぐ)気持ち、近況報告などを記すといいかもしれませんね。
今日をたのしむ
【年賀状】
お世話になっている親戚や知人のお宅に伺ってご挨拶をする「年始回り」に代わって明治時代に登場した習慣です。
【観光バスの日】
1925(大正14)年の今日、観光バスのルーツとなる遊覧乗合自動車が営業を開始したのを記念して制定。
・季節をたのしむ
【よいお年を】
年内にもう会う予定のないかたと別れる際には、こちらのご挨拶を
「4つの生活機能を持つ洗面空間のレイアウト【洗面室 CASE 1】
前回はブラケット照明取付位置【トイレCASE 7】[電気設備等]
https://heiwadai.jp/madotorituke/ というタイトルでお伝えしました。(前回記事を、お読みになりたい方は、リンクを張っておきましたので、青字の前回タイトルをタップしてください。直接飛びます。)
今回は「4つの生活機能を持つ洗面空間のレイアウト【洗面室 CASE 1】」をお伝えさせて頂きます。
【(1)洗面空間における設計注目点】
・洗面室は、一般的に【赤 脱衣・着衣・洗濯・洗面】の3つの生活行為の空間スペースと【赤 収納】空間で構成されます。生活行為というものは個人差が大きく、モノが大変多く、暗くて湿りがちな空間ですが、レイアウト等を工夫して、明るく通風に配慮された清潔感あふれる空間にしましょう。
【(2)機能と要素の整理】
・多機能・多用途な洗面空間の生活行為と関連物品の関係を整理しましょう。
【生活行為】 | 【関連物品】 |
脱衣・着衣 | 脱衣、手摺り、着替え置き場 |
手や身体を拭く | 脱衣、手摺り、着替え置き場 |
洗面・化粧・歯磨き | 洗面化粧台、 タオル(掛け)、 石けん、 化粧品、 歯磨きセット、コップ、シェーバー等 |
洗濯・仮干し場 | 洗濯機、洗濯機パン、洗濯流し、水栓、洗剤、物干し竿、ハンガー等 |
保管 |
タオル、バスタオル、衣類、ハンガー、シェーバー、 ドライヤー、浴室掃除用具、シャンプー等の浴室備品、洗剤、歯磨きセット、化粧品等 |
換気 | 換気扇、窓 |
その他 | 体重計、暖房器具、扇風機、部屋干し専用ファン |
【(3)標準レイアウト】
赤・奥行き2.0mで、間口を1.5m、1.75mとした洗面室に脱衣・着衣、洗面、洗濯、収納の各スペース、出入り口、手摺り等の装備品をそれぞれの行為が効率よく快適に行われるように配置します。
洗面室の課題である収納スペースは、意識的に確保しましょう。
【洗面室の標準レイアウト】
1.75m×2.0m
間口が1.75mあれば900mmの洗面化粧台と洗濯機パンを並べることができる。
1.5m×2.0m
間口1.5mの場合、よく使われる[赤750mm幅の化粧洗面台 赤]と洗濯機パンを間口方向に並べることができないので奥行き方向に並べる。