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「”洗濯機収納”でパジャマから洗剤まで脱衣室はすっきり」
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
立冬(りっとう)初候 【山茶始めて開く】
冬の北風
木枯らし1号が吹いたというニュースは、いよいよ冬が近づいてきたという合図。
木枯らしは、日本列島の西に高気圧、東に低気圧が位置する冬型の気圧配置、いわゆる「西高東低」となった際に吹くからです。
思わず首をすくめるほどの冷たさと勢いは、さすが「木を吹き枯らす」と名づけられただけあります。
木枯らしは平野部で吹きすさぶ一方、各地の名峰からは「颪(おろし)」と呼ばれる強い風が吹き下りてきます。
赤城山(群馬県)の「赤城颪」、比叡山(滋賀県)の「比叡颪」、六甲山(兵庫県)の「六甲颪」などが有名です。
六甲颪(ろっこうおろし)なんて野球ファンならだれでも聞いたことはありますよね。
2020年の東京の木枯らしは、4日(水)未明から北西の風が強まり、3時18分に最大風速8.2m/sを観測。
気象庁は東京地方に木枯らし1号が吹いたと発表しました。
昨年、一昨年は木枯らし1号の発表がありませんでしたので、3年ぶりとなるそうです。
・今日をたのしむ
【木枯らし1号】
木枯らしは東京地方と近畿地方で観測されます。
- ①西高東低の気圧配置
- ②最大風速秒速8m以上
- ③西北西から北向き(東京)・北寄り(近畿)
- ④10月半ば~11月末に吹く(東京)・霜降(そうこう)?冬至に吹く(近畿)という、4つの基準を満たせば木枯らしと認定されます。
【皮膚の日】
11(いい)月12(ひふ)日の語呂合わせ。木枯らしや颪(おろし)で乾燥した肌は、きちんと保湿していたわりましょう。
「”洗濯機収納”でパジャマから洗剤まで脱衣室はすっきり」
洗濯機を洗面室や脱衣室に置いている家庭が多いのですが、この場合の最大のデメリットは、洗濯グッズが収納しきれなくて美観を損ねるということにほかなりません。
港区のMさん住まいでは、リフォームの際、蓋(ふた)式の洗濯機+乾燥機から乾燥機内臓のドラム式洗濯機に替えたのに合わせ、洗面台の並びに特注の洗濯機収納を造作しました。
手前からと洗面台側からの2方向から使用可能な収納です。ドラム式洗濯機の幅はおよそ60cmなので、まずは幅65cmで天井までの箱を制作し、その中に洗濯機をすっぽりといわゆるビルトインしました。
そして、それまで乾燥機のあった部分が空いたので、ここに幅45cmのワイヤーカゴの引き出しをつけ、家族4人分の下着とタオル入れにしました。
ワイヤーカゴは、浅いもの、深いもの、中桟の3種類を配置しました。1番下の洗濯機に近いほうは浅いカゴ、真ん中が中浅、上のほうが深いカゴです。
よく見慣れた一般的な配列とは真逆に思えるかもしれませんが、これが使いやすさの秘密なのです。
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【ドラム式洗濯乾燥機を組み込んだM様邸洗濯機収納。洗面台の脇に幅65cmの箱を特注で造作し、幅60cmの洗濯機を収納しました。
その上部には、手前に引き出せるワイヤーカゴと、洗面台側から使える奥行き20cmの棚を設置し、化粧品などをすべて収められるようになっています。】
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まず、お風呂上がりに身体を拭いたバスタオルは、そのまま洗濯機の中へ入れます。次に浅いカゴに入れてある下着を取り出して身に付けます。
ちょっと背伸びして届く場所にある中桟カゴにはパジャマがあるので、それを出して着ることで脱衣室での一連の流れは終わりです。
1番上の深いカゴには、バスタオルが入っています。ここは踏み台を使わないと届かないため、お風呂に入る前に洋服を着た状態で取り出し、用意しておきます。
やってみると分かるのですが、お風呂上がりに裸で踏み台を使うのは、恐怖を伴うものです。これらのカゴは通気の点では申し分ありませんが、下着が丸見えになるのが気になります。
そこで、この幅45cmの部分に扉を付けることにしました。残りの20cm部分は、洗面台側から使う浅い棚にしました。洗面台の奥行きが60cmあるので、棚は幅60cm、奥行き20cmということになります。
棚には洗剤や柔軟剤、漂白剤などを収納します。コンパクトな中に、タオルやパジャマから洗剤まで、すっきり収めることができました。
洗濯機廻りを工夫することで、使い勝手もよく、見た目も美しく変わります。もし3畳ほどの広さが取れるのであれば、洗濯物も干すことのできる理想のスペースになることは間違いありません。