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[施主支給]]施主支給の罠とは?(資金計画⑬)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
白露(はくろ)次候 鶺鴒鳴く(せきれいなく)
シロとクロの陣取り合戦
今日から七十二候は「鶺鴒鳴く(せきれいなく)」となりました。とはいえ、「セキレイは一年中鳴いているのでは?」となんだか不思議です。
じつは私たちがよく見かけるセキレイには、セグロセキレイとハクセキレイの2種がいます。セグロセキレイは、四季を同じ場所で暮らす留鳥(りゅうちょう)。かたやハクセキレイは春夏を北海道や東北で過ごし、秋頃から関東以南にやってくる渡り鳥(漂鳥(ひょうちょう)です。そのため季節のうつろいを知らせる使者として七十二候に登場します。
しかし1970年代以降、ハクセキレイは一年を通して関東以南で暮らし続けるようになり、その範囲を拡大しています。その一方でセグロセキレイの数が減少しているそうです。私たちの知らないところで、シロとクロの陣取り合戦が行われているようです。
・今日をたのしむ
【鶺鴒鳴く】
セキレイは川や湖などの水辺で見られます。ピョコピョコと尾を上下に振りながら歩く様子から「石叩き」とも。
【上総十二社祭り(かずさじゅうにしゃまつり)】
9月8日?13日まで玉崎(たまさき)神社(千葉県)を中心に行うお祭りです。今日は神々が上陸したと伝わる九十九里浜で男衆がお神輿(みこし)を担ぎ疾走する「神幸祭(しんこうさい)」を斎行(さいこう)。千人を超える男衆が砂浜を駆けるようすは大迫力です。
[施主支給]]施主支給の罠とは?(資金計画⑬)
64 壬9[リフォームの保証・保険]保証があるかないかは会社によって(資金計画⑫)146-147
前回は[リフォームの保証・保険]保証があるかないかは会社によって(資金計画⑫)
https://heiwadai.jp/kasitannpohokenn/
という内容でお伝えさせていただきました。
今回は資金計画13回目最終回をコラム[施主支給]]施主支給の罠とは?(資金計画⑬)をお伝えさせていただきます。前回の記事をご覧になりたい方は青字のタイトルにリンクを張っておきましたので、タップしてお読みください。
それでは、よろしいでしょうか?
【チラシやネットで安い材料だからといって、そのまま使えるとは限らない】
ある現場で、お施主さんから「インターネットで易(やす)い無垢材のフローリングを見つけたのでそれを使いたい」と申し出があり、お施主さんに使用する面積を伝えました。
その後、現場に納入され、梱包を開けてみてビックリ!フローリング材がかなり反っていたり、死に節(しにぶし)(同じ節でも枯れて、いずれ抜けて穴が開いてしまう節のこと)も少なからず入っていました。
反っているフローリングは使えないし、死に節も穴塞ぎの加工を別途しなければ使えないため、お施主さんに販売元へ返品の交渉をお願いしましたが返品はできませんでした。
原因は製品そのものにあるのか、運送業者かそれとも現場での資材管理にあるのかと、責任の所在が曖昧だったためです。インターネットやチラシ広告などで購入した製品に万が一キズや不具合が生じてしまったとき、これは床材に限らず十分に起こりうる問題です。
結果、不足分を別に調達することになったので、二重のかなり高い買い物となってしまいました。それ以来、私の会社では、施主支給を希望されている場合は、最初からお断りさせていただいています。
たとえ、追加分の費用をお施主さんに負担していただいたとしても、それ以外のリスクが山ほど考えられます。材料の選定から責任まで、含めて請負えないものは、最終的には高いものについてしまう可能性が大きいのです。
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次回から新しいシリーズ【防げるものなら防ぎたいリフォームトラブル】をお送りさせて頂きます。
せっかくの安くないリフォームです。気持ちよくスムーズに進めたいものです。よくあるトラブルを例に、これらを防ぐための注意点を上げてチェック、確認をしていきたいと思います。