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【(続)エコのポイントゲッターは節電です】〈エネルギーの正体⑤〉

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

小寒 初候 芹乃栄う(せりさかう)

寒中見舞い

厳しい寒さが続くこの時季、相手の健康を気づかう言葉や近況をしたため送る挨拶状が寒中見舞いです。

「寒中」とついているだけあり、小寒(しょうかん)から節分(二月三日)までの間に出すのがマナー。それ以降は余寒(よかん)見舞いとなります。

 季節の便りとしてはもちろん、喪中に年賀状をいただいた場合の返礼や、年賀状を出しそびれてしまったかた、喪中のかたへの挨拶状としても重宝します。

書き方にとくに決まりはありませんが、文頭に「寒中お見舞い申し上げます」と記し、その後、相手の近況や健康をいたわりつつ、こちらの様子を伝える文面を書きつづるのが一般的です。

寒中見舞いは年賀状とは違った形で相手との心の距離を縮めてくれます。

面倒を理由にせず、相手を思いやる心のあらわれとして送りたいものです。

【(続)エコのポイントゲッターは節電です】〈エネルギーの正体⑤〉

【ドライヤーの長時間使用禁止です】

昨今の若い女性の多くは朝に髪を濡らし、ドライヤーで乾かし、髪の毛の癖を取るらしいです。ところが、女性に限らず今どきの若者は、男子といえども当たり前に朝シャン+ドライヤーがセットになっているようです。

しかも長い朝など次の人が待っていられないので、例えば四人家族であれば、4台のドライヤーは必須だとか…。ちょっと私たちのような年齢では考えられないようなことが起こってきているので、常識を捨ててお話すると…

せめて、ドライヤーの使用をやめて、髪を自然乾燥すれば、髪を痛めることもなく、電気の節約にもなります。一石二鳥です。と十数年前までは訴えてきたのですが、世の中は日進月歩進歩しているとはいいません。敢えて様変わりしているのです。

子どもたちに、毎日、毎日、ドライヤーで乾かしていると髪が傷むよ!と注意すると…「自然に乾くのを待っている方が傷むんだよ」と言われてしまいます。

確かにいつまでも濡れた状態でいると、傷む原因にもなるのかもしれません。ただし、百歩譲ってドライヤーで休息乾燥させるのはいいとして、10分も20分も乾かしているのは間違いなく髪にもよくないと思います。

①ドライヤーは2,3分以内の使用を除いて髪を傷めるばかりでなく、大量の電気を使うのをお忘れなく。

ドライヤーを考える

ドライヤーの使い方を考える

②ちなみに、1,200Wのドライヤーを4人家族が1人20分使用する家庭と使わない家庭とを比較してみると、年間18,000円以上の節約になるのです。

どうしてもというご家庭は、せめて多分髪を傷めない2、3分の使用にすれば、2,3千円の違いで済みますので、そちらをお奨めします。

【乾燥機休息日】

エアコン、洗濯機などと同様、乾燥機のエネルギー消費量もバカになりません。熱源にはガスと電気がありますが、乾燥機で乾かすよりも、自然の太陽光をふんだんに浴びせて乾燥させるほうが、理想的だと私は思っています。

太陽光、太陽熱は消毒殺菌効果が絶大なのです。嫌な臭いまで消してくれます。当然ながら、梅雨時や雨天が続いたときなどには、乾燥機などの使用もいた仕方ありませんが、逆に乾燥機はそのような天気のときに使用すると決めてみてもいいかもしれませんね。

天気予報を確かめながら、少しでも乾燥機の使用を減らすようにしたいものです。ひとり一人の取り組みは、世界を救うかもしれないのです。

①太陽のほうが消臭・殺菌にも効果が絶大なのです。特に現在のようなコロナ禍でお日さまの天然殺菌シャワーを浴びることのできない現在では、もっとも効果的だといえるのかもしれません。

天日干しと乾燥機

②ちなみに、洗濯乾燥機の一回の使用料金は電気式およそ、33円、ガス式およそ40円です。(ちなみに、乾燥後の使用感はガスのほうがいいらしいです)

【掃除機の定休日】

あまり苦情をいうほうではありませんが、掃除については、ほんの少しだけ物申したいと思うのです。私事でほんとうに申し訳ないのですが、わが妻は無類の掃除好きなのです。

そしてそれは長所に取られることのほうが圧倒的に多いのですが、実際には最大の欠点でもあります。毎日掃除機をかけなければ、埃に殺されると信じています。

埃で死ぬ、死なないは以前から子どもたちと共に我が家の日頃の食卓での議論の対象にもなっていて、この話題だけは子ども3人(娘一人、息子二人)も私がわの人間たちです。

ところが、妻一人だけが死ぬと騒いでいるのです。私たちが百歩譲って1週間に1度でよいのではないかと孤軍奮闘の妻に歩み寄ろうとしているのですが、がんとして言うことを聞きません。

そこで、分からず屋のマイノリティを説得するには客観的データしかないと思い、10日に一度に減らすと、年間約3,000円~4,000円も節約になると説得を試みました。

ところが、頑として耳を貸す様子がありません。耳無し星人か妖怪耳無し(ジブリ)に変身してしまったようです。

ほうきと掃除機

ほうきと掃除機

① 時には掃除機を休ませることは必要です。何より電気のエサ代が明らかに減ってくれます。それでいて掃除機君も長生きしてくれます。やはり、飽食はよくないということだと思います。

※2 ホーキで掃除をする場合は、窓を開け、ほこりを外に逃がすようにしましょう。

【調理器具節電】

キッチンはもっともたくさんの電化製品で溢れています。例えば、フードプロセッサー、コーヒーメーカー、トースター…、そして食器洗い機の普及は目覚ましいというか、異常に近いものがあります。

少し彼ら、彼女らを休ませて、大根を手で摺りおろし、コーヒーはドリップで丁寧に淹(い)れ、家族一人ひとりが食べ終わった順に使い終わった食器を洗えば、省エネばかりでなく主婦の苦労や大変さも理解できるかもしれません。

①食洗機が使えなくなると、お母さんは大変かもしれませんが、家族全員で協力すれば、電気代が減り、家族の団らんは間違いなく増えていきます。

食洗機と手洗い

②食洗機は電力を使用しますが、手洗いと比べ水の使用量は少なくなります。手洗いの場合にも水を溜めたり、合成洗剤などを極力少なくするように工夫をすることは必要だと思います。

最近、やたら料理が上手な男が増えてきて、料理が苦手な私は肩身の狭い思いをしています。男が料理をするのは大変いいことですし、私もできれば得意になれるのであれば、なりたいと思っています。

ところが、男が料理をする場合、やたらに無駄が多く、キッチンが散らかるという難点があります。尚且(なおかつ)始末に負えないのが、料理の講釈を述べ「おいしい」という返事を強要するのです。

「どうかなぁ、味は?」と聞かれれば気の利いた人間ならば、答えは一つしかあり得ないこと分かります。それを改めて強要されると、返事がメチャクチャ辛いのです。

くれぐれも男は講釈と自慢話はしないよう心掛けてください。そうでないと、自分の下着だけは、割り箸摘んで洗濯機に入れられる羽目になることは火を見るより明らかだと思っています。

【エアコンだって休みたいのです】

夏のエアコンの電力消費量は年ごとに増えているようです。ちょっと考えてみれば分かることだと思いますが、暑いからすぐにエアコンを入れる。

エアコンが増えれば増えるほど、外気温が、どんどん上がります。するとさらにエアコンを使用する人々が増える、という悪循環を繰り返しているのです。

また一方で、私たちの住宅もエアコンを設置することを前提につくられる傾向にあります。というよりつくられているといっても過言ではありません。

たとえば、ここ数十年で起こっている災害や原発の事故などは、私たちにエネルギー依存の生活を反省する機会を与えてくれています。

コロナ禍問題も含めて、そうとしかいいようがありません。たとえば、シャッターはまさにエアコンありき、でつくられた住宅の典型的な建材なのです。

春や秋の気候の良いときに、シャッターがしまっていれば心地よいそよ風も入ってきません。常にエアコンのスイッチを入れておかなければなりません。

防犯、プライバシーに過敏になり過ぎず、時にはシャッターをほんの少しだけでも開けて過ごしてみてはいかがなものでしょうか。

ただし、現在のシャッターは、スリットの開閉ができ、風を取り込みながら、泥棒などのけしからん輩たちからも、プライバシーも守ってくれる優れモノもでてきています。

そよ風の涼しさや、ひだまりの暖かさを取り入れながら、自然の恵みも最大限に生かせる住まいに目を向けてみるべきだと思います。

①シャッターを閉め切ってしまっては、心地よいそよ風を感じることはできません。

シャッターを開けて

シャッターを開放して心地よい風を感じてみる

※あくまでも余談なので、もし時間があったら読んでみてください。私は人より多くの特技を持っているのです…なんだ…自慢話しか?と思われるかもしれませんが、できれば、もう少しお付き合いください。

たとえば、どんなまずい料理でも美味しいと言えますし、暑さ、寒さにもめっぽう強いのです。それも特技の一つだと思います。反対に私以外の家族は、無類の暑がりであり、寒がりです。

いわゆる暑さ、寒さに弱いのです。夏のエアコン使用や冬の暖房やお風呂の使用に関しても大きな隔たりがあります。私が休みの日にエアコンもヒーターも付けないでいると、いや~な顔で軽蔑の眼差しを向けられます。

そんな私以外の家族は、私が暑さ、寒さに強いのではなく、「鈍い」というのです。もしも、「強い」と「鈍い」が同じ意味だとしたら、ヒーローはいなくなってしまいます。

「スーパーマンは強い」=「スーパーマンは鈍い」となってしまいます。面と向かって言えば事を荒立てることになってしまいますので言いません。私は大人だと思っていますから…私は暑さ、寒さに「鈍い」わけではなく、あくまでも「強い」のです。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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