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つけて良かった設備と必要ない設備

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新築後にいらないと思った設備をやめていたら200万円の減額に

設備をやめて200万円家を建てるときはいろんな設備をつけたくなります。

でもあまり考えずにつけてしまうと、住んでから数年間で一度も使ってない、使ってみたら不便ですぐに使わなくなった、という設備も少なくないようです。

そこで実際に家を建てた人の意見をもとに、いらない設備と良かった設備を紹介します。

ただし、必要な設備はその人の暮らし方によって違います。

暮らしを考えながら、あなたに合った設備を考える参考にしてください。

新築でいらない設備6選

新築でいらない設備新築でいらない設備がでてくるのは、理想と現実にギャップがあるからです。付けなくて後悔したくない、と気になる設備を導入しすぎた結果、必要のない設備まで導入してしまうのです。設備はライフスタイルにより必要かそうでないかが決まります。吟味して使用頻度の高い設備を導入しましょう。

 

 

 

① ベランダ

ベランダ不要の理由

まずは、ベランダ(バルコニーとも言います)です。

「洗濯物は太陽の下で干すのが一番!」という人には必要だと思われるかもしれませんが、コロナやPM2.5の影響で「わが家ではいらない」という人も増えています。

 

 

 

 

 

 

ベランダがいらない理由

・部屋干しでも十分乾く(最近は、部屋干し臭がしにくい洗剤も多数)

・洗濯乾燥機があるから、干すこと自体少ない  

・ベランダの掃除が面倒  ・ベランダまで洗濯物を運ぶのが面倒

部屋干しが基本の人によれば、湿気が多いと感じたら換気扇や除湿器を利用し、布団カバーなど大きい洗濯物は、吹き抜けスペースに干しているそうです。

ベランダを作る費用で室内干しスペースや洗濯乾燥機を買う方がいいかもしれません。 

★ベランダをつくる費用:50~100万円(以下の記事も含め、あくまで参考です)

② 床下収納

床下収納不要論い らない設備2つ目は、床下収納です。

収納を決めるときには収納が足りなかったらどうしよう、収納は多めにつくっておくほうが後々困らない、と考えがちです。

床下を活用できるし、床下収納はつけ得だと思われますが、実際は不評です。

どんな点が使いにくかったかというと、

・湿気が気になって、食材を入れられない  

・扉が重たくて開けるの大変

・重たいものを入れると取り出すの大変

・キッチンペーパーのストックを入れておくには狭い

・何を入れたか開けないと確認できなくて不便

しかし床下収納は間取りに関係なく収納量を増やせますから、キッチンに十分な収納スペースがとれない場合は役に立つでしょう。

★床下収納の費用:10〜15万円

③ 和室

和室不要論いらない設備3つ目は、和室です。

和室は、落ち着く空間づくりや子どもたちの遊び場として採用されることが多い間取りです。

でも、いらないと思う理由は…

・畳の定期メンテナンスが手間  

・掃除が大変  ・畳のうえに家具を置きにくい

メンテナンスの手間が少ない和紙畳や琉球畳もありますが、お値段は高めです。

子どもの遊び場が必要なら、傷みやすい畳や破れやすい障子のある和室ではなく、柔らかいクッションフロアの採用がおすすめです。

どうしても畳好きな人には後で紹介する小あがりスペースという手も。

★畳の費用:15万円〜

④ お風呂場の窓

お風呂場の窓不要論いらない設備4つ目は、お風呂の窓です。

お風呂場に窓があると、開放的でリッチな気分が味わえるし、換気もしやすそうですよね。

でもデメリットが結構あるんです。

・外気の影響を強く受けるため

冬は寒い

・窓の結露でカビが生える

窓があると確かに換気はしやすいですが、換気扇で十分です。

お風呂場の換気扇を回しておけば、次の日の朝にはからっと乾いています。

かかる電気代も、1日回しっぱなしで、1円〜15円程度で安いです。

★浴室の窓の費用:15万円~

⑤ お風呂場の棚

お風呂場の棚不要論いらない設備5つ目は、浴室の棚です。

お風呂場の棚って掃除が面倒で、すぐにぬるぬるするし、放っておいたらカビが生えてきます。

なので「棚もカウンターもなしでいい」、という人が増えています。

棚がないということは、シャンプーは?リンスは?と思われるでしょうが、全部壁にマグネットや吸盤で吊るすことができます。

ボトルの底がぬるぬるしないし、汚れが落ちにくくなったら買い換えればOK。  

お風呂場の棚不要論2★お風呂の棚の費用:僅かです

 

 

 

 

 

 

 

⑥ 浴室乾燥機

浴室乾燥機不要論

 

いらない設備の6つ目は、浴室乾燥機です。

浴室乾燥機はお風呂場に洗濯物を干すスペースをつくれて、お風呂もカラッと乾かせて衛生的です。でもデメリットも多いようです。

浴室乾燥機のデメリットは…

・干すスペースがお風呂場では狭い

・電気代が高い(洗濯乾燥機の4〜5倍)

・フィルター掃除が手間  ・好きなときにお風呂に入れない

電気代も安く、浴室乾燥機がなくても洗濯乾燥機があれば十分です。

洗濯乾燥機は評判が良くて、まだ使ってない人は今すぐ買った方がいいくらいオススメです。

★浴室乾燥機の費用:15万円~25万円 

つけてよかった設備10選

① パントリー

パントリー不要論パントリーとは、食品や食器を収納するスペースです。

もともとは、ホテルの厨房に隣接した配膳室などを指す言葉でしたが、現代の住宅ではキッチンの周辺に設けた食料品や食器などの収納場所のことです。

ウォークインクローゼットのように独立したスペースを作るウォークインのタイプや、キッチンの横や一角に収納庫を設置したりするウォークスルーのタイプもあります。

パントリーには、食品や飲み物のストックだけでなく、キッチン用品、災害用保存食の備蓄など何でもしまっておけるため便利な空間です。

★パントリーの設置費用:50万円~

② 蓄熱床暖房

蓄熱式床暖房有用論

 

床暖房というと、初期費用がかかる、光熱費が高い、メンテナンス代がかかる、温まるのに時間がかかる、など悪い噂が流れていますが、蓄熱方式の床暖房ならこれらのデメリットを解消できます。

蓄熱式床暖房なぜなら、足元が温かいと暖房は弱でも十分温かく、光熱費はそれほどかからず、メンテナンスもほとんど必要なし、そして冬場つけっぱなしなので立ち上がりの遅さは特に気になりません。

設計によっては太陽熱の利用も可能になります(例:アクアレイヤーシステム)。

ただし、適切な住宅性能(断熱と気密)が大前提です。

★蓄熱床暖房の費用:80万円〜

③ 大型食洗機

大型食洗器

 

食洗機があると、家事がものすごくラクになります。

料理をつくるのはいいとしても、食べた後の食器洗いは憂鬱ですよね。

 

大型の食洗機があれば、手洗いをするのは、テフロン加工のフライパンくらいです。

 

大型食洗器有用論他のものはすべて、食洗機の中にポンポン入れて、スイッチぽちで終わりです。

選ぶときのポイントは、容量です。

見栄えを気にした容量の少ないものは食器を入れるのに工夫が必要だったり、入らない食器があったりして使いにくいという話を聞きます。

大きいボウルや、まな板、1日分の食器をまるごと洗える容量がオススメです。

★大型食洗器の費用:15万円~

④ タッチレス水栓

タッチレス水栓家事をラクにするため、タッチレス水栓も採用してよかったと評価される設備です。

よくお店のトイレなどにある、手をかざすと自動で水が出るあれです。

これのいいところは、水栓を触らずに水の入切ができること。

触らずに入切できるおかげで、手を洗うときに泡がつかない、料理のときにモノを持ちながらでも使いやすい、節水になる、水栓掃除の手間が減る、などメリットは多数うようです。

タッチレス水栓がよすぎて、洗面所もタッチレスに付け替える人もいるくらい便利です。

手動に切り替えもできるので、停電時も安心です。

★タッチレス水栓の費用:5~15万円

⑤ タオルストッカー

タオルストッカータオルストッカーもつけて良かったものとして評価は高いです。

下から引くことで、タオルが一枚ずつ出てくるあれ、です。

タオルストッカーにすると、扉の開閉いらずで取り出しがラク、上に乗せるだけでしまうのもラク、タオルをまんべんなく使える、などメリットがあります。

引き出し収納だと、タオルを上から収納して、決まったタオルばかり使いがちになりますね。

タオルストッカーがあればまんべんなく使っていけるから、衛生的です。

★タオルストッカーの費用:5万円~

⑥ 脱衣所にクローゼット

脱衣所内クローゼット

脱衣所にファミリークローゼットをつくる工夫も高く評価されています。

スペースがあるなら、ぜひ採用してほしいオススメの設備です。

洗濯乾燥が終わった洋服は洗濯機から出して、そのままクローゼットにかけるだけ。乾燥をかけず干していた洋服は、クローゼットにかけ直すだけ。

全部1歩でできるので、洗濯後の片付け時間は圧倒的に短くなります。

湿度の高い日は換気扇や除湿器を利用すれば大丈夫です。

★ファミリークロゼットの設置費用:15万円~

⑦ 電動カーテン

電動カーテン カーテンを電動式にするのは贅沢に思えますね。

でも、電動カーテンのおかげで、わずらわしいカーテンの開閉がなくなります。

戸建てになると、カーテンの数が増えて、開閉の手間も増えるんです。

電動カーテンはリモコン一つで動かすことができます。

アレクサ(音声認識リモンコン)などで、朝6時半に自動で開き、夕方は声で閉じるように設定するなど、スマートハウス化するとさらに便利で快適です。

★電動カーテンの費用:10万円~

⑧ 小上がりスペース

小上がりスペースリビングに小上がりスペースをつくることも好評です。

小上がりスペースがあると、空間にメリハリが生まれる、こもり感がある特別な空間になる、空間を区切って使える、ちょっとした腰掛けスペースになる、などメリットも多数。

リビングと空間が区切られているので、おもちゃやモノが散乱するのを防げます。

★小あがりスペースの費用:30万円~

⑨ 書斎

書斎書斎は必要派と不要派が分かれる部屋ですが、在宅ワークが増えた現代では必須かもしれません。

書斎があると、落ち着いて本を読みたい、PC作業をよくする、個室でゲームをしたい、心落ち着く大人の部屋がほしい、といったニーズのある方にとって家の満足度が上がります。

★書斎の費用:規模によります

⑩ 2階トイレ

2階トイレ 2階トイレもつけてよかった設備です。寝室が2階なら迷わず設置すべきですね。

家族が4人以上なら、トイレは1階・2階両方にあるとメリットが大きいです。

ほかの家族とトイレのタイミングがかぶっても安心、2階で過ごすときにすぐトイレに行ける、などメリットは明確です。

掃除の手間が増えたり費用は増えますが、満足感の高い設備です。

★2階トイレの費用:50万円~

家族で相談どんな暮らしをするかによって、いる⇔いらない、は変わってきます。

自分のしたい暮らしを考えて、暮らし方に合わせた設備を選んでください。

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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