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【寝室】高齢者の寝室にはトイレの設置を考慮(63歳からのリフォーム⑩)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
立秋(りっしゅう)末候 蒙霧升降す(のうむしょうこうす)」
世界でいちばん短い詩
5・7・5の17音を定型とする俳句は、世界でもっとも短い詩です。
季節を示す「季語」を読み込むよう定められているところも大きな特徴でしょう。
季語は、季節の息吹を愛おしみ、慈(いつく)しんできた先人からの贈り物。手紙やメールで用いても、ぐっと彩が豊かになります。
季語を集めた『歳時記』はめくるたびに発見があり、四季の輪郭をいっそう身近に引き寄せてくれる一冊としてオススメです。
今日は8(は)月19(いく)日の語呂合わせで「俳句の日」。
あまり難しく考えず、まずは一句読んでみてはいかがでしょう。家族や友だちと発表しあってもたのしそうです。
【寝室】高齢者の寝室にはトイレの設置を考慮(63歳からのリフォーム⑩)
寝室はゆっくりできる自分の大事なスペース。子どもが独立するとその部屋のスペースが空くことになります。
それまでは子ども部屋を確保するために寝室が少し窮屈だったかもしれません。折角の機会なので、少しだけ贅沢なスペースの使い方をしてみましょう。
ホテルのような居心地の良い空間ができ上がるかもしれませんよ。
【失敗談 成功談?!etc…】
【寝室に遮光カーテンはよい睡眠の必須アイテム】
「寝室では、遮光カーテンにするかどうかで、結構迷うよね」
「若いころはいつまでも好きなだけ眠ることができたのに、最近では、朝早くどころか、夜中に目が冷めてしまうのよね。眠れなくて、やっと眠れたかと思ったら朝日が入ってきて目が覚めてしまうこともあるから、うちでは完全遮光カーテンにしたんだよね」
「そうなんだよね。夜更しの癖がついたまま、朝型になっていくような感じだよ」
「そうなんだ-!うちの場合はまったく反対で、一旦寝付いてしまうと、朝なのか夜なのか時間感覚がなくなってしまうので朝になったら太陽光を浴びられるように遮光カーテンにはしなかったよ」
「そうなんだ~!両方の意見があるってことは意外にカーテンひとつとっても人それぞれってことだね。そのときの自分の環境やスタイルに合わせてカーテンは選ぶ必要があるってことだね。」
「健康のためにも、ぐっすり眠れるってことは、とても大切なことだもんね」
「若いころは、明るくても、暗くても、どこでも寝られちゃったけどね~(笑)」
「寝すぎだよ!ってしょっちゅう怒られてた(笑)」
【寝室の空間の取りかたやレイアウトの注意点】
「そう言えばさあ~、寝室のベッドのレイアウトってメチャクチャ大切だよ。先々のことを考えると、部屋の中心に置くのがコツみたいだよ」
「そうなんだって!人の通れる空きスペースがベッドの両側にあったほうが、どちら側からでも体を支えたり食事の補助ができるからなんだって!」
「それに寝返りを打ったときに、壁にドンとぶつかるのってなんかせせこましくて貧乏くさいよね」
「ベッドの周りにゆとりがあるとそれこそ、ホテルのスイートルームみたいだよね♪」
「そうそう、超狭いビジネスホテルの部屋じゃなくてね(笑)」
「あとはずーっと先になることだけど、万が一の場合は、寝室のそばにトイレを置くことも必要になるかもしれないから、スペースの確保をして給排水や照明やウォシュレットのために電源の確保も必要だね」
「おばあちゃんの介護のとき、トイレのことで困ったんだよね。今はベッドサイドに置ける水洗トイレも商品化されていて、おまけに臭い対策もされていて汚物処理もいらないんんだって。すっごい便利みたいだよ」
「へ~、それは便利だね。でも理想はそんなことにならないように、寝室のドアを開けたらすぐにトイレ行けるような間取りにしておくことが一番いいんだけどね」
「寝室の中にスペースがあればなお、いいよね」
「私の周りでは、押入れとか収納が合った場所に簡易シャワールーム取り付けたりすることも増えてきているみたい」
「へぇ~そうなんですね。そうなるとあらかじめ配管工事をしておくってことですよね」
「そうなんだよね。後からすると大変な工事になってしまうから、先に準備しておけば[転ばぬ先の杖」ってことだよね」
「今まではリビングが家の中で一番いい場所だったけれど、これからはリビングと寝室が家の中で一番いい部屋になるように最初からけいかくしておきたいよね。誰でも必ず歳はとるものだからね。意外なことに窓から庭などの外の景色が見えることも大切なんだよね」
「なるほど、そういった配慮は大切ですよね。ますます気持ちのいい寝室になること間違いなしですよね~」
「うちの建築屋さんの話だと、庭に面した、掃き出しガラス引戸の帯を取って上から下まで庭の景色を観られるようにする工事の依頼をされたって言ってたわよ」
「そうそう。寝室を落ち着ける場所にすることが一番だよね」
「リビングと寝室の間仕切りが大きく開閉できて、繋げられてる間取りもいいよね~」
「コンドミニアムっぽいですね♪」
「うっかり忘れがちだけど、冷暖房の風が人に直接あたらないように配置することも大切だよ」
「そうよね。風が直接当たると乾燥して体調を崩しやすくなるので気を付けないとね。熱も冷えも窓から出入りするから、エアコンの風は窓に向けると最も効率がいいんだって。正にコロナなどの感染症対策としても、エアコンの配置もバカにならないわよ」
「照明のスイッチは寝たままでも入り切りしやすいところに配置しておくことも重要だよね」
【解決策アドバイス・処方箋】
毎日を元気に過ごすためにも、睡眠はなによりも大切です。
ぐっすり眠るためには、これからはちょっとだけ工夫が必要です。
まずは、冬は温かく、夏は涼しくなければなりません。日当たりがいいこと。お日さまの光が燦々と入ること。
トイレが近くにあること。夜中でも安全にトイレに行けること。
とくに、冬時季には冷えるトイレは避けなければなりません。
そして、部屋の壁にベッドの側面をつけて配置するのではなく、ベッドの両サイドに空きをとってど~んと配置しましょう。
井戸端会議でもその話が出ましたが、どちら側からでも起き上がれるようにベッドを配置しておくと便利です。いつもは右から起き上がっていたけれど、左から起き上がるほうが楽になってきた、ということもあるようです。
そのときの身体の状態に合わせて、どちらからでも起き上がったり、ベッドに横になりやすくしておきたいですよね。
いつかは、電動でリクライニングするベッドにも変えられるように、予備のコンセントは余分にそのベッドの配置に合わせて配置しておくといいと思います。
日が昇ると起きて活動し、日が沈むと身体を休めるという自然と共に暮らす方法を見直すきっかけになるといいと思います。
たっぷりといい眠りをとると、必ず翌日は元気に生き生きと活動できます。一日のうちで多くの時間を眠りに使います。だからこそ、寝室を今以上に快適な空間にすることは何よりも大切なことなのです。
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寝室周り拡大↓
き
上記S様邸は築45年超の木造総2階建てでしたが、1階の部屋が昼間でも真っ暗なのでなんとかしてほしいとのことでした。そこで2階部分を思い切って減築し、屋根を掛け直して天井を吹き抜けとし、ハイサイドライトで中央部の明かりの入らない部屋にも光が届くようにしました。
ご高齢のご夫婦でしたので、住みながらの改築をご希望でしたので、最初に、建築中の仮住まい兼後の完成後寝室をリフォームさせていただきました。居ながらトイレとキッチンを使用可能な寝室となっています。もちろん、高気密高断熱仕様で暖房は温水式遠赤外線床暖房を設置しています。
【寝室 チェックリスト】
①寝室のカーテンは、自分の生活スタイルに合わせて遮光カーテンにするかしないかを検討します。。
②寝室のベッドは介護者が動く空間を考慮して配置しましょう。
③寝室にポータブルトイレ・ベッドサイド水栓トイレを置くスペースを考慮しておきましょう。
④押入れや、収納に簡易シャワーを取り付けられるように、新築・建て替え・大規模リフォームの際に、あらかじめ配管のことは考慮しておく。後から配管をすると、予想外の工事になりかねません。
⑤ベッドのリクライニングを起こしたときに、同居している家族の顔や窓の外の庭などの景観が目に入るような置き方を工夫をする。
⑥冷暖房の風がベッドに直接当たらないように配置を工夫しておく。エアコン室内機の設置は窓上に付けることがなぜか圧倒的に多いのですがが、風はできるだけ窓にぶつけられるように設置するのが最も効率的。
⑦照明スイッチはベッドから寝たまま操作できる位置に設置しましょう。というのは簡単ですが、意外と予定通りにはいかないもの。なので新しい照明器具ならば、リモコン操作のできるものにします。
リモコンタイプならばどこに移動しようと操作可能です。