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[工事費の支払い時期]工事規模により支払回数が変わる(資金計画⑧)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
立夏 末候 たけのこ生ず
葵祭(あおいまつり)
今の時代、「祭り」と聞いて思い浮かぶ答えは人それぞれですが、平安時代の人々の答えはだだひとつ。祭りといえば上加茂神社と下かも神社(ともに京都府)の例大祭、「葵祭」でした。6世紀中頃、大飢饉(ききん)の原因とされた賀茂の神々の祟りを鎮め、五穀の実りを願うお祭りとして始まった葵祭は現在、平安時代の古式にのっとり行います。
葵祭の代名詞といえば、華麗な王朝行列。平安装束に身を包んだ500名以上の人々が京都御所から下鴨神社へ、さらに上賀茂神社へと進みます。参列者をはじめ牛馬や御所車などに葵の葉があしらわれますが、これは上賀茂神社の祭神・賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が降臨した際に、「葵の葉を飾り祭りせよ」という神託が下されたという伝承から。このならわしが「葵祭」の名の由来です。
・今日をたのしむ
【葵祭】
正式名は「賀茂祭」。5月1日から一連の祭事がはじまり、15日の最終日には王朝行列(路頭の儀)、祭文の奏上や神馬の曳(ひ)き回しを行う「社頭の儀」などを行います。
【沖縄復帰記念日】
第二次世界大戦後、沖縄が日本に返還されたのは、第二次世界大戦後27年経った1972(昭和47)年の今日でした。
【Jリーグの日】
1993(平成5)年の今日、日本初のプロサッカーリーグ・Jリーグが開幕。
・季節を愉しむ
【筍(たけのこ)生ず】
雨の降った翌日、竹林の落ち葉の下から小さな芽がにょきにょきと伸びています。七十二候では、土中から筍(たけのこ)が顔を出すころでもあります。
十日も経つと竹に成長してしまう筍はまさに旬が短い山菜なのです。
[工事費の支払い時期]工事規模により支払回数が変わる(資金計画⑧)
前回は【見積書の読み方]費用総額よりも「何をどう使っているか」が重要](資金計画⑦)
という内容でお伝えさせていただきました。
今回は[工事費の支払い時期]工事規模により支払回数が変わる(資金計画⑧)をお伝えさせていただきます。前回の記事をご覧になりたい方は青字のタイトルにリンクを張っておきましたので、タップしてお読みください。
それでは、よろしいでしょうか?
【工事費支払回数の例】
【ローン利用、場合によって「つなぎ融資」の必要も】
リフォーム工事費は、一度にまとめて支払うわけではありません。小規模リフォームでも着工前に2分の1程度を支払い、工事が完了してから残金を支払う場合があります。大規模リフォームになると、契約時、着工時、竣工(工事の完了)後の3回程度に分けて支払う場合が一般的だと思います。
これらに加えて工事の中間で支払う場合もあり、その場合には4回になります。
着工時や途中での支払いは、調達する材料費や、職人への支払いなどのため、いわば前金的な意味合いがあります。建築業界の慣例的な仕組みですが、回数や時期は会社によって違う場合もあります。
【中古住宅購入時のつなぎ融資の例】
①ローンを申し込む
②「つなぎ融資」が必要
・中古住宅購入費
・リフォーム工事費
③融資実行 返済開始
④ローンから「つなぎ融資」を清算する
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このため施主としては、支払い時期を聞いておき、お金を用意しておく必要があります。支払い時期と回数について取り決めたうえで契約書に記載することをお奨めします。ローンを利用する場合は、支払い時期に合わせて、その都度必要な額の融資を実行してもらう必要があります。
金融機関によっては、支払い時期に合わせて融資を実行してくれるケースもあり、その場合は問題がありません。そうではなく竣工後にまとめて実行される場合は、工事の途中での支払いのために別の融資を受ける必要があります。それを「つなぎ融資」といいます。
そのつなぎ融資を利用した場合は、その間の金利が発生し、利息を払わなければなりません。通常の住宅ローンより金利が高くなることが多いようです。竣工後に住宅ローンが実行されたら、金利分も含めて生産します。
中古住宅を購入してリフォームする場合には先に購入費用を支払わなければなりませんので、そこでつなぎ融資を利用しなければならない場合があります。金額をも大きく、バカにならないので早目に確認することをお奨めします。