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【住み方を工夫してみる〈生活の知恵を使い倒す①〉】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
霜降 次候 霎時施す(しぐれときどきほどこす)
時雨(しぐれ)のもたらす景色
霜降(そうこう)の次候である「霎時施す(しぐれときどきほどこす)」となりました。
七十二候では秋もそろそろ終盤戦です。
「霎」は「時雨」。秋の末から冬のはじめにかけて現れる、降ったりやんだりを繰り返す通り雨のことです。
大陸から吹いてくる季節風と、日本海の水蒸気によって波状の雨雲が発生するとやってきます。
しとしとと降っていた冷たい雨が突如やみ、さっと広がる青空。
雨粒に濡れた草木や路面が太陽に照らされてキラキラと光り輝くさまは、自然がくれた宝石箱のようです。
・今日をたのしむ
【霎時施す(しぐれときどきほどこす)】
時雨は北海道や本州の日本海側で多く見られる天気です。
古くから侘(わび)しさや悲しみを暗示する景色として和歌などに詠(よ)まれてきました。
「時雨心地(しぐれここち)」は、涙を流すような気持ちを意味します。
【手袋の日】
日付の「1029」を「てぶくろ」と読む語呂合わせ。北国ではそろそろ手袋やマフラーの出番です。
【住み方を工夫してみる〈生活の知恵を使い倒す①〉】
前回は「水を使い倒す編、第4話」で水を使い倒す編の最後でした。今回からは、【生活の知恵を使い倒す編】になります。その第一回目です。
【工夫はいくら使ってもタダだからね…使わない手はないよね。】
ただ毎日をなんとなく生きている(チコちゃんに「ボーッと生きてんじゃね―よ」と怒られそうですが…)そんな私でも、昨今の周囲の雰囲気からすると、何かエコや省エネになることをしなければならないという意識が芽生えています。
身近な行動やライフスタイルを見直して、どんなに小さなことでも、無駄になる部分を削っていかなければなりませんね。影でせこい話だといわず、あなたも身の周りを見渡してみてください。
エコの光がテカテカと見え始めるかもしれませんよ。
【深夜電力の上手な使い方】
ご存知だと思いますが、さまざまな電気料金の設定と契約の仕方があります。発電所は構造・効率上、稼働し始めると止めることが非常に難しいのと、発電量を調整制御することがしにくいのです。
実際には、あれを止める方向で考えていれば、どうにでもなったような気がするのですが…ここでは批判は極力したくないので、この話はここで止めておきます。どうか、この先はお察しいただければ幸いでございます。
そのために使用量が減る夜間でも、使われない電気を一所懸命にせっせと発電しています。(現在では、ある事情から夜間電力をせっせとセールスし続けたので、実際には夜間電力の方が昼間の電気使用量とほとんど変わらなくなっているようです。もしかするとそれ以上かもしれません。東電社員さんは、エリート中のエリートですからね…)
その無駄になってしまう電気を安く使ってもらおうというのが深夜電力の制度なのです。契約の内容によっては通常のおよそ3分の1の料金で使用できます。もとい利用できていましたが、正しい言い方かもしれません。現在ではそれほどの差はなくなり、ほとんどかわらないくらいかもしれません。
まあ、一応深夜電力は安く使えるという前提でお話は進めさせていただきますが、深夜に使用してもいい電化製品は夜稼働させるようにすることで、無駄な電気を捨てずに済むと同時に、料金の節約にもなります。
(50年以上も使えない、文殊(もんじゅ)などに天文学的な国費を投入せず、蓄電池の開発に100分の1の費用でもまわしていれば、それこそ送電ロスなどのムダはなくなっていたのですが…
これ以上…すると…どうかお察しください。
完全な夜間生活の我が家では、11時から、洗濯機が動き始めます。もちろん、エアコンは11時からでないと、妻を除いてスイッチを入れることは、原則禁止です。炊飯器も深夜電力料金の時間内の早朝にタイマーをセットしておきます。
また、さまざまな電化製品の充電も深夜にすませてしまいます。ただ、問題は、この制度は悪役になった原発の深夜の余剰電力を安く売っているものです。もしも原発が廃止されれば、このようなサービスもなくなるかもしれません。
ですが、国の方針としては、何としても原発の再稼働、新設は暗黙の了解のようですから、そう簡単には、無くならないでしょう。安心して深夜電力をお使いください。ただし、必ずしも安くなっていると思うのは、勘違いかもしれません。
どれくらい、得になっているかが、はっきりと分からないのがこの電力事業の味噌なのですから…。
○深夜電力でエコノミーライフ(?)
深夜に使っても良い、家電製品は夜に稼働させましょう…(AC広告機構)