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家づくりに道路が関係あるの?(敷地と道路)

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今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。

小暑(しょうしょ)末候 鷹乃学を習う(たかわざをならう)

土用(どよう)の入り

 令和2年の7月19日、今日から2週間あまりは「土用」。

初日となる今日は「土用の入り」です。

 土用は、立春・立夏・立秋・立冬前の18日間を指します。春夏秋冬、それぞれの季語の変わり目ですね。「春は木、夏は火、秋は金、冬は水、そして季語の変わり目となる18日間は土が支配する」という中国の陰陽五行(いんようごぎょう)説に由来する雑節です。

 

土用の話 土用は年に四回訪れますが、現在は夏の土用だけが年中行事として親しまれています。それぞれの土用のなかでも夏の土用は、暑さでもっとも体調を崩しやすい時季だからこそ大切にされてきたのでしょうね。

 

 

 

 

土用の丑の日 そろそろスーパーマーケットの店先では、「土用の丑(うし)の日」や「鰻」の文字が踊り出します。「丑の日」は日にちに十二支を割り振ったなかの「丑」にあたる日のこと。毎年日付が変わり、年に二回巡ってくる年もあります。

 

 

 七十二候で、小暑の末候は、鷹乃学を習う(たかわざをならう)。🦅鷹のひなが飛び方を身につけるころという意味で、およそ七月十七日から二十一日ごろまでの季節です。

かつては王侯貴族たちにとって、鷹狩りは権威の象徴のようなたしなみでした。そんな鷹狩りの鷹を養い育てる鷹匠(たかじょう)にとって、若鳥が飛翔の仕方を覚えるこの季節は、重要な時期だったことでしょう。ちなみに、鷹狩りにつかわれた鷹🦅は、主に大鷹(おおたか)や隼(はやぶさ)でした。
以前、昔々(笑)学生の頃、山で巣から落ちた大鷹の雛をもらい育てたことがあります。その大鷹の雛は、すくすくと育ち、まるで鷹匠のようにオレの肩から飛び立っては、戻ってくるようにまでなりました。ところがある日、˚‧º·(˚ ˃̣̣̥᷄⌓˂̣̣̥᷅ )‧º·˚学校から帰ってきた、オレの姿を見つけ家の中から飛び立ち、まっしぐらに向かってきた彼とオレの間には大きな透明な窓ガラスがあり、猛スピードで衝突して死んでしまいました。( ・ᴗ・̥̥̥ )
今でも、この時期になると、トラウマのようになって、昨日のことのように思い出されます。

家づくりに道路が関係あるの?(敷地と道路)

練馬の敷地と道路 家をつくるのには、道路がなにより大切なことはご存知だと思います。えっ、知りません??
そうですか、それならば、ここでは少しその大切なお話をさせていただきたいと思います。
敷地の広さや形、周辺の建物などに気を取られて、そこまで考えたことはなかったかもしれませんね。ですが、敷地がどのような道路に面しているかは、結構重要な点なのです。というかまず建物を建てようとする敷地に、道路がどのように接しているかで建物の大きさや高さ、形まで制約されてきます。
 ちなみにひと口に道路といってもいろいろなタイプがあります。国道、都道、区道か、生活道路か、複数車線か、交通量は多いか少ないかなどなど…。これらの要件によって街への開き具合など、設計内容が大幅に変わってきます。細かい話のように思われるかもしれませんが、敷地が道路の南側に面しているかどうか、北側に面しているかでも、設計計画が違ってきます。
 またそれ以外にも隣地の採光を妨げないように、屋根の高さや角度を制限する「北側斜線」や「道路斜線」、摂動する道路の幅を定めた「接道義務」という法律もあります。(のちほど詳しく説明します)。話が少しだけ難解になってしまったかもしれませんが、敷地を購入する際には道路が大切だということも考えてみましょう。

【敷地と道路の基本的な考え方】
道路に関する基本的な建築基準法

敷地と道路

接道義務
建築基準法において、建物の敷地は原則として幅4m以上の道路に2m以上接していなければならないという法律があります。(43条1項)

 

 

 

練馬の旗竿敷地旗竿敷地の場合には、竿に当たる前面道路につながる部分の幅も2m以上必要になります。

右の敷地は、公道に2m以上接道していないので奥の建物は再建築不可といって、建築確認をとることは、できません。その場合のひとつの方法としては、前回のblogでお話した、スケルトンリフォームが有効となります。

参照blog→「ハウスメーカーに嫌われる敷地、設計者心をくすぐる敷地」

 

練馬区の敷地と道路

 

 

 

 

 

 

 

 

北入りと南入り

一般に南入りの場合、建物を北側に寄せて光が入る南側に庭をつくります。南側の道路まで目線が抜けて開放感が出ます。道路のそばに駐車スペースをとることができます。反対に北入のメリットは、北側斜線を気にしなくてもいいことですが、建物の裏側が正面(ファザード)になります。

もしも環七に接道していたら……

解決方法

 大きな道路沿いでは排気ガスや騒音の問題があり、道路に面して窓やベランダをつくるのは困難です。「南側に道路」は、採光のための窓を南側につくれないのでNG。

練馬区の環七の敷地

 家は通常、北から空気を取り込み南に排出するので「北側道路」は、汚れた空気を取り込んでしまうことになり、これもよくありません。「西側に道路」はまだマシですが、汚れた空気が回り込んでくることがあります。そう考えるとできるだけ窓を小さくして、内部で換気や冷暖房を完結させる必要があります。さらに植栽で音と排気ガスが入るのを避けたいところです。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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