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機器の環境整備 〈節電はエコのポイントゲッター④〉
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
春分 初候 雀初めて巣くう(すずめはじめてすくう)
彼岸鰆(ひがんさわら)
昨日、居酒屋のメニューに、美味しそうな「サワラの西京焼き」が上がっていました。別の料理を食べた後で見つけたので少しめぐり合わせが悪かったのですが…
魚偏(へん)に春と書いて「鰆(さわら)」。
サバ科に属する海水魚で、細長い体の大型の肉食魚です。
昔から冠婚葬祭に用いられた高級魚です。とくに西日本で好まれてきました。
「鰆」の旬は、秋から春にかけてですが、秋と春の彼岸に二度美味しく味わえることから「彼岸鰆(ひがんさわら)」といいます。
成長する段階で、呼び名が変わるので、いわゆる出世魚でもあります。
まだ若魚のころは、サゴシ(サゴチ)と呼ばれます。
そして、大きくなるにつれてヤナギ、サワラと呼び名が変わっていきます。
美味しい「鰆(さわら)」は、身が固くしっかりしていて、目が澄み、体が銀色に光っているものを選ぶのがこつだそうです。
機器の環境整備 〈節電はエコのPG(ポイントゲッター)④〉
【機器が実力を発揮できる環境を整備しましょう】
様々な機器を効率よく作動させることによって、エネルギーの無駄を避けることができるんですよ。知ってました!もちろん、ウスウス感じてはいたでしょうけど、実際はどうなのでしょうね。
住まいの周囲をよく見てみると、機器の働く環境が悪く、必ずしも機器類が効率よく働いているとは言えないケースが多いのが現状だといえます。
実際、そのロスというか、無駄はバカにならないので、機器が効率よく働ける環境をつくってあげてください。その環境をつくるということは、ひいては自然環境に寄与するという大それたことにも繋がりますからね。
【まずは、エアコンなどの室外機の居心地が重要】
冬の寒い時期、エアコンの室外機は大気(外気)中の僅かに含まれる熱をせっせと集め、夏には室内に滞って充満した熱を外へ掃き出しています。
私たち人と同じくエアコンは電気というエネルギーを消費しながら、健気にも一生懸命に仕事をしているのです。私たちと同様に、エアコンなどの室外機も働く環境が悪ければ、当然仕事の能率(効率)は落ちます。
ですから、室外機の設置環境は実際に扱われている以上に重要なのです。人間と違って言葉を発しないので分かりませんが…。
夏、室内から奪った熱を効率よく廃棄するためには涼しい環境のほうが良いに決まっています。
逆に、冬は室外機周辺の外気が暖かいほうが熱を集めやすいわけなのです。室外機も人間と同じように、風通しが良くて、夏涼しく、冬は暖かい環境を好むのです。
当然、夏と冬とでは環境は真逆になるのが普通なので、ただ、環境を人の手によって、それなりに整えて上げる必要があります。
・夏は常緑樹で日陰をつくる
・冬は落葉して日当たりを良くする
・【夏の冷房の効率を良くするための方法】
エアコンなどの室外機の設置されている場所を現場調査してみてください。夏には茂った葉が緑陰(りょくいん)をつくり、冬には葉が落ちて、できるだけ日が当たるように、周囲に落葉樹を植えると
室外機も大喜びです。
冬の冷気や夏の日差しを遮るためとはいえ、夏でも冬でも囲い過ぎてはいけません。ショートサーキット(狭い囲いの中で冷気や熱気が籠もってしまう)を起こして能力が発揮できず、かえって効率が悪くなってしまいます。
【室外機に自分の水を浴びせる】
室外機のそばには、必ず冷媒管と一緒に除湿などをした結露水を排水する管が出ています。この排水をただ流してしまわずに室外機にかけるようにします。
それによって冷房の効率が格段によくなります。冷媒管に結露した水は冷水なので、より室外機の熱を冷ましてくれます。
実際、エアコンなどの室外機は雨風に晒(さら)される環境に置かれることを前提で設計され、つくられているわけですから、当然水がかかっても大丈夫なのです。
熱を捨てている夏には、かけられた水が蒸発するときに発生する気化熱によって、室外機が冷やされ、冷房効率が格段に良くなります。
また、外気から熱を集めている冬には、外気温より高い室内の水が本体に流されれば好都合というわけです。捨てられる水も、このように再利用されれば、持ちも違いますし、それぞれみな本望だと思います。
・【室外機は自分の水でシャワーを浴びる】
夏の暑い時期、高速道路を走行中、エアコンの効かない車に乗ったときのこと、暑くて暑くて熱中症になりそうです。そこでサービスエリアでペットボトルに水を汲み車体にその水をたっぷりとかけてみました。
そのあとしばらく、気化熱で車が冷やされ見違えるほど涼しくなりました。それと同じ原理で、エアコンの効きが悪くなったときには、室外機に水をかけてみて下さい。高速道路を走行中の車までとはいかないまでも、少しは冷房効果がアップします。
【冷蔵庫も、そのまわりの通風で格段に効率アップします】
冷蔵庫は1日24時間、1年中働いている働き者なのです。私たちの生活には最も欠かすことのできない電化製品のひとつです。ですが、しっかり冷やして仕事をしてもらうためには、冷蔵庫内の熱を放熱しなければなりません。
以前、古い冷蔵庫には後ろに放熱板が付いていましたが、その放熱機に静電気で埃を呼んでしまい、掃除が大変なため、随分前から放熱板はなくなり、新しい冷蔵庫は本体や扉の部分から放熱するようになっています。
ですから、当然、冷蔵庫と壁の間には十分な隙間がないと、放熱効果が落ちてしまい庫内が冷えにくくなります。それは電力が多く消費されることに繋がってしまいます。
また、十分に隙間がある場合でも、そこにさまざまなモノが挟まってしまっている家庭も決して少なくありません。一度見直して、働き者の冷蔵庫に少しは楽をさせてあげることをお奨めいたします。
・【冷蔵庫の空きによる効率を計算してみました】
【冷蔵庫の空きによる効率】