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自然素材でつくる浴室に拘(こだわ)る[材料、設備の追求14]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
啓蟄(けいちつ)次候 桃始めて笑う(ももはじめてわらう)
ホワイトデー
2月14日のバレンタインデーから1ヶ月。男性から女性へ感謝とお返しを贈るホワイトデーがやってきました。
女性が男性へ愛とチョコレートを贈るバレンタインデーの習慣同様、ホワイトデーも日本発祥です。
バレンタインデーが定着した1978(昭和53)年、福岡県の老舗菓子店が「バレンタインデーのお返しの日」として、マシュマロを贈ることを提唱したのが始まりといわれています。
返礼のためにホワイトデーが誕生し、定着したのは、律儀で義理堅い日本人男性の心持ちがあってこそ。優しさと感謝があふれる一日です。
・今日をたのしむ
【ホワイトデーは日本だけ?】
日本発祥のホワイトデーですが、日本だけのものかと思っていたら、現在では韓国や台湾にも浸透しているんですね。日本を凌ぐ盛り上がりだそうです。
【国際結婚の日】
日本で初めて国際結婚を認める法律が交付されたのが1873(明治6)年の今日です。現在、日本における国際結婚の割合は3~4%を推移しています。今では25人~30人に一人は、国際結婚なんですね。
今日は【数学の日】なんですが、円周率の3.14に日付をかけて、数学の大切さを知るために制定されました。
自然素材でつくる浴室に拘(こだわ)る[材料、設備の追求14]
【コストダウン、天然素材と鋼板仕上げ】
①余分な仕上げにコストを掛けないように、現(あらわ)しとします。
②壁は漆喰仕上げ
【野地板は杉(スギ)節有縁甲板30mmを使用し、大垂木(おおたるき)は4寸(120mm)角材、垂木間ピッチ909mmで支えています。小屋梁(こやばり)は、ほぼ現しとして、杉(スギ)材もしくは地松(じまつ)材の太鼓梁(たいこばり)で梁組みします。壁はすべてを漆喰の平滑鏝塗り仕上げとしています。
【木と漆喰仕上げの内装に拘(こだわ)る】
コストを考える際に、何を残して何を切り捨てるかという選択問題は、いつも悩みの種となります。その場合の選択基準としているのは、家の中は住まい手の健康と快適さを第一に考えることとしています。
結果として、いつも木と漆喰の仕上げに決まります。室内の温熱環境、湿度、先々のメンテナンスのコストを考えれば結果的には経済的な仕様とだと思います。内外のギャップはありますが、外部はガルバリウム鋼板で仕上げることが多いかと思います。
木と漆喰、そしてガルバリウム鋼板による仕上げは、イニシャルコスト、ランニングコストともにコストパフォーマンスに優れ、先の将来、廃棄処分となるときも環境への負荷がもっとも少ないといえます。
このため、できるだけこの仕様を採用することにしています。
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【浴室も自然素材に拘ってみる!】
掃除の手軽さや、床の暖かさ、施工の簡易さでユニットバスを選択する人が圧倒的に多いかもしれません。ですが、自然素材を使ってつくられた浴室で、窓から坪庭の緑や空を眺(なが)めて心と体をリラックスさせ、一日の疲れを十二分に癒(いや)したいものです。
そこで腰の高さまでタイルや石を張り、壁と天井にヒノキの板を張れば温泉旅館の入浴気分を味わえます。浴室は身体を清めるだけでなく、精神衛生にも重要な場所ですので、自然素材をふんだんに使った浴室をつくることを是非ともお奨めしたいものです。
【何よりも癒し効果が期待できる天然素材仕上げの浴室】
床、腰壁は温泉旅館の気分が味わえる御影石のバーナー仕上げです。カビが生えにくいように撥水加工をお奨めします。
【カビを発生させないために一番効果的な方法は何といっても浴室を乾燥させることにつきます。最後に入浴された人が小窓を開けて朝まで換気扇を回しておけば浴室内は乾燥します。
もちろん、入浴中も換気扇を回しておくようにすれば、もっと乾燥することはいうまでもありませんが、冬季の場合寒くて24時間換気システムになっていたとしても止めてしまう人が多いくらいですから、換気乾燥暖房機を採用すれば、多少電気代は掛かりますが、将来的なメンテナンス費用もコストダウンが見込めます。】