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掃除しやすい浴室は、排水口の位置が決め手。

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

小暑(しょうしょ)次候 蓮始めて開く(はすはじめてひらく)

山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)

日本三大祭に数えられる八坂神社(京都府)の祭礼・祇園祭(ぎおんまつり)は、7月1日~31日の期間中、さまざまな行事執り行います。

今日行われるのは、まつり最大の山場となる山鉾巡行です。人形や織り物などで彩った絢爛豪華な山鉾が、京都市内を練り歩きます。

祇園祭は、日本各地に息づく山車(だし)や鉾、屋台を曳(ひ)くお祭りの元祖です。

869(貞観11)年、疫病と天変地異を恐れた人々が、宮中の庭園に、当時の日本の国の数と同じ66本の鉾を立て、安寧を願ったのがはじまり。

平安時代中期には都の人々が年中行事として親しむようになり、全国に広まっていきました。

掃除しやすい浴室は、排水口の位置が決め手。

排水溝はシャワー下

排水口はシャワー下の真ん中が最も掃除し易い

掃除がし易い排水口は、図のように壁際の中央など3方向が開(ひら)けた位置にあります。

実際の浴室では、浴槽の際にある場合が圧倒的に多いと思いますが、その位置に排水溝の蓋がくると、
足をのせたときに不安定でカタカタと音がしたりしますので、シャワーなどの下がお薦めの位置だと思います。

掃除が嫌いな人にとって、浴室やトイレほど苦手な場所はありません。どうしたら簡単に汚れを落とせるかばかりをいつも考えてしまいます。

ところが、その掃除嫌いにもメリットは多いにあるのです。好きこそものの上手なれという格言もありますが、好きになれればそれはそれで有り難いことです。

ですが、そう簡単に好きになれるとばかりは限りませんね。そこで掃除嫌いのメリットは、簡単に掃除する方法を見つけることができるということです。

たとえば、浴室でとくに面倒だと思うのは、排水口の掃除ではないでしょうか。排水口には四角いふたがついていて、これを外して掃除できるようになっています。

というか、掃除しないと簡単に詰まって流れなくなってしまう場所なので、ステンレス製にしろ、プラスチック製にしろ、外せなければ浴室として機能しないのです。

とにかくこのふたを外して掃除します。ユニットバスでは、このふた(目皿)が、浴槽と床の境目のちょうど中央あたりにあるのが最近の主流となっています。

浴室の入り口に段差のない、バリアフリーになってきていて、その魁(さきがけ)の排水位置は入り口に付けられていました。ところがその位置だと排水しきれない水が脱衣室側にあふれてしまうことがありました。

そこで、最近ではバスタブ側に勾配をとって、ユニットバスの中央に排水口が設置される場合が多くなってきています。

隅にある場合と違って3方向が開(ひら)いているので、手やブラシなどが動かしやすく、掃除がし易いのです。ただし、浴槽に入るときに必ずこの上を踏むことになるので、ふたがガタガタして不安定となるのが難点でもあります。

もちろん、そこまで考えられているアイテムも最近では設計されるようになっています。

以前、戸建て住宅をリフォームしたK様邸では、最近では珍しく在来工法の浴室を選択されました。入口正面の壁にシャワーがあるのですが、この真下に排水溝を設け、壁に沿って細長い排水目皿を設置しました。

入り口から正面の壁に向かって、ゆるやかな水勾配(こうばい)をつけているため、水はおのずと排水目皿のほうへ流れていきます。

さらに、それぞれの隅に水や汚れはたまることのないよう左右の壁から中央へ向かっても水勾配をつけてあります。この排水口であれば、目皿を外せば、前述のユニットバス同様に、3方向に開けた状態になるので、掃除がしやすいことはいうまでもありません。

ちなみに、最近のユニットバスでも、シャワーが設置されている壁の中央に排水ふたが設置されているタイプも見受けられるようになりました。

ユニットバスやシステムバスの場合はショールームなどでそこら辺のところに注目されることをお薦めいたします。

【在来工法浴室とユニットバス・メリット&デメリット】

在来工法の浴室

在来工法の浴室断面図

在来工法の浴室

在来工法では、防水工事を施したコンクリート土台の上にタイルなどの仕上材を張って浴槽を設置します。壁面や床と浴槽の境目をシーリング材(表面は硬化しても空気に触れない中の部分は何年も完全硬化しない、コーキング等パテ状の充填剤)やセメントで密閉するため、水や湿気が内側に入り込み難い。

 

浴室のつくり方には、2種類の方法があります。床や壁にタイルなどを張るような昔ながらの浴室が在来工法(湿式工法)。高さ1mくらいまでの壁と床とをコンクリートやブロックなどで造って防水工事を施し、最後にタイルなどを張って仕上げとなります。

一方、ユニットバス(システムバスなどというところもある)は乾式工法といって、浴槽と洗い場が一体化したもののことです。

まずは浴槽と洗い場を一体型に組み立て、それから規定のサイズの箱=部屋に入れ込むのです。

ちょっと、例えとしては適切では無いかもしれませんが、箱が電気炊飯器で、ユニットバス(浴槽+洗い場)が炊飯器の内釜……といったら、少しは想像してもらえますでしょうか。

サイズは、浴室が1坪なら、160cm×160cmの「1616」サイズ、0.75坪なら120cm×160cmの「1216」サイズのユニットバスを設置することができます。

木造住宅で在来工法の浴室リフォームをする場合、重要なのは防水工事となります。在来工法で浴室を2階につくるのが難しいといわれるのは、防水工事が大変だからなのです。(もちろん、難しいといっても、あくまでも予算次第ですが…)

なので、2階にバスルームをつくる場合は、防水性にすぐれたユニットバスがお薦めだと思います。一般的なユニットバスは、一体化した浴槽と洗い場が「防水パン」の上に設置されているため、よほど施工が下手でない限り、水が下に漏れることは、まずありません。

というのは一般的な意見でして、実際には、1階だろうと、2階だろうと、ましてや木造住宅でも鉄骨造でもRC造(鉄筋コンクリート造)だろうと、漏水は建物にも住む人の健康にも精神衛生上にも決していいものだとはいえません。

ユニットバス

ユニットバス(システムバス)断面図

ユニットバス(システムバス)

土台床版の上に一枚ものの防水パンを設置します。その上に洗い場と浴槽を載せているものが一般的です。浴室で使用された水が防水パンよりも下に水漏れすることはほとんどないため、2階に浴室を設置する場合などでも安心です。

 

ただし、木造も鉄骨造も2階以上で在来浴室をつくる場合、防水のために床版と立ち上がりの壁を新たにコンクリートで設えなければなりません。

そのため、RC造の場合は構造的に防水下地はコンクリートで既にできているわけですから、手間がそれだけ掛からないということなのです。

最近のユニットバスは、むかしに比べ施工の自由度が大変増してきています。もちろん、メーカーとが、施工技術にもよりますが、ヒノキやヒバ製の浴室をつくりたいという特別な思い入れがあれば別ですが、ユニットバスで計画されたほうが、何かと便利なのではないかと思っています。

しかも、内装は床壁天井から浴槽までヒノキ造りのユニットバスなども制作している数少ないメーカーもありますので、オリジナリティー溢れる浴室は現在では可能となっています。

大分昔の話にはなりますが、世田谷区のK様邸では、昔ながらのタイルの質感が好きだということで、在来工法の浴室を選びました。

せっかくなので、ユニットバスでは不可能だったL字型の出窓をつくり、好きな輸入タイルを仕上げに貼ったオリジナルバスルームが
完成しました。

ユニットバスに比べて一般的には床がかなり冷たいので、床暖房も設けました。まずはコンクリートの上にスタイロフォーム系100mm厚の断熱材を敷き、その上に温水式床暖房の装置を設置してモルタルを塗り、仕上げにタイルを張って仕上げました。

暖かくなるまでの立ち上がり時間が少し必要ですが、K様邸はご夫婦と三人の娘さんの5人家族です。入浴時間がまちまちなので、床暖房のスイッチは、ほとんど切らないとのことでした。

だれがいつ入っても、暖かなバスタイムを楽しめるのはもちろんのこと、それ以上に良かったのは、ご夫婦が今となっては高齢となり、冬場から春先にかけて浴室での家庭内事故が激増してゆくなか、そのような心配をされることなく、30年以上経過した今でも健康に過ごされています。

それでも、現在のリフォームや建て替えでは、このような在来浴室はお薦めしていません。なぜならば、当時のユニットバスには残念ながら、この床暖房は、設置できませんでした。

現在では、床暖房を装備したユニットバスもありますし、床壁の断熱性に優れていて、床に温水をサッと流すだけで床の冷えを解消できるタイプもあります。

後者のタイプは、建物自体も断熱性を上げておけば、床暖房は必要ないくらい暖かいのです。そちらのタイプは、なんといってもお掃除が極めて簡単なので、まさに、忙しい主婦(夫)にとってはこれ以上の味方はないといっても過言ではありません。

もちろん、天井埋込み型の浴室暖房機や浴室換気乾燥暖房機を設置することも可能です。ようするに、よほど、在来浴室にこだわりをお持ちの方でない限り、ユニットバスを選択されることをお薦めしています。

ユニットバスを取り入れるリフォームの場合、急げば2~3日くらいで感性させることは不可能ではありません。一日で既存の浴槽を取り払い、一日で新しいユニットバスを入れ込むだけ。発注から納品までの期間もおよそ2週間程度と考えておけば、十分だと広告を見かけますが、ユニットバスを推奨しているものとして、敢えて異を唱えさせてください。

ちゃんとしたものを造ろうとしたら、既存の浴室の解体前の養生、解体した後の構造の補修、躯体の断熱補修工事、設備配管の工事、ユニットバス施工後の内装仕上げ工事、クリーニングなどを考えたら実質一週間は必要だと思っています。

なんでも、短縮されていく世の中、敢えて異を唱えさせて頂きたいと思います。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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