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女性経営者に学ぶ8つのストレス対処術

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ニューヨークで活躍の女性経営者に学ぶ

 

ニューヨークで経営者として成功するためには、常にハイストレスとハイプレッシャーに耐えていける忍耐力と耐久力が問われます。 家庭での育児も計画通りにいかないことが多く、ストレスが家でも職場でも絶えません。 

一見、ビジネスと育児はまったく異なる事に思えますが、ハイストレスな環境であるため、多くの共通点が存在します。 

ニューヨークでビジネスと育児を両立させて活躍する日本人女性経営者「ヨウコ・ウィルソン(旧名:内田洋子)さん」の、『ニューヨーク流・経営者のストレス対処法』を8つのポイントに要約して紹介します。

1. 瞬時の感情コントロール

感情を瞬時に切り替える育児では子どもが突然泣き出したり予想外の出来事が頻繁に起こりますが、親としては感情を瞬時に切り替え、冷静に対処する必要があります。

ビジネスにおいても同じで、突発的なトラブルに即座に対応する場面が多々あります。
その際、感情に流されず冷静に判断し行動することがビジネスの成功を左右します。

ビジネスも子育ても何かあった際は常にリアクション(感情的な即時的な反応)ではなく、レスポンス(理性的な意図的な反応)対応で、ベストな行動や発言を心がけましょう。

深呼吸

感情を後回しにする技術を利用し、「今、その感情にかかわっている暇はない」と意識的に決め、感情を表に出すタイミングを調整したりもしましょう。

どうしても感情的になってしまいそうであれば深呼吸で意識を整えてから、その感情に対してリアクション的に反応するのではなく、冷静な感情を選択します。

 

2. 優先順位づけで全てが決まる

優先順位をつける

育児は一日の中で小さなタスクを数多くこなす必要がありますが、限られた時間の中で常に優先順位をつけることが求められます。
経営者としても同様に、的確に業務の優先順位をつけることがビジネスの舵取りには非常に重要な要素となります。

例えば、アイゼンハワー・マトリックスという優先順位付けのフレームワークがあります。

タスクを「緊急かつ重要」「緊急だが重要でない」「重要だが緊急でない」「緊急でも重要でもない」の4つのカテゴリーに分類し、今すぐ取り組むべきタスクを明確にし、緊急ではないが重要なタスクに対しても計画的に時間を割くような対策をとります。

80:20の法則

そのほかに、80:20の法則(パレートの法則)があります。
仕事の結果の80%は20%の重要な作業から生まれるという考え方に基づき、最も大きなインパクトを持つ業務から優先順位を付けます。
インパクトの大きさや規模ベースで大切なタスクに一点集中する事で、それ以外の作業は削減するか後回しにすることで、効率を最大化し、ストレスの軽減も同時に狙います。

また、MIT(Most Important Task)というフレームワークでは、その日に必ずやらなければならない最も重要なタスクを3つ選び、そのタスクだけに集中するようにしています。
忙しいときでも、少なくともその3つを終わらせることを目指し、他のタスクは可能な限り後回しにします。

【MITの取り組み方】

最重要課題

朝一番に選ぶ

毎朝、その日のTo-Doリストの中から最も重要なタスクを決めます。そのタスクが、その日のMITになります。

3つだけ選ぶ

MITは、少なければ少ないほど集中できますが、複数決める方法もあります。
1~3つ程度をその日のMITとして決めておきます。

最低ひとつは人生のゴールに関するものを選ぶ

MITは、できるだけ自分のやりたいことに合致している方が良いとされます。
複数のMITを選んだ場合、ひとつは自分の重要視しているプロジェクトに関連しているものを選びましょう。

毎日MITが最優先で、ほかのことに手を出す前に取り掛かる

MITを決めたら、スケジュール化して、できるだけ朝の早い段階で入れていくことが推奨されます。
朝一番にMITを片付け、MITが終わるまで、他のものにいっさい手を付けないつもりで取り組んでいきます。

一度にひとつのMITに集中する

MITに取り組む際は、一度に一つのMITとして集中するようにします。
できるだけマルチタスクは避け、シングルタスクで進めるようにします。

このように、これらのフレームワークや考え方に沿って、常に何が一番大切な事なのかを考え、自分の行動結果で一番インパクトや影響力が大きいものから着手するようにしています。

3. サポートネットワークの築き方

サポートネットワーク

育児には、子供の両親だけではなくその他の家族や保育者、友人などといった周りの人たちのサポートの連携が必要不可欠となります。

同様に、経営も一人で全てを背負うことはできません。

信頼できるチームを形成することで、大きな成果を上げることができます。

 

信頼できるチーム形成ニューヨーク流のストレス管理術では、ネットワーキングやコミュニティを築き、困ったときに頼れる人脈を持つことも非常に大切となります。

孤立せずに、情報交換やアドバイスを受けることで、心理的な負担を減らしたりもしています。

例えば、既存の関係を強化する事など一見何事もないような事も重要なコミュニティ構築になります。
既にいる友人や家族、家の周りの隣人や子供たちの友達の家族などとの関係を見直し、定期的にコミュニケーションを取る事で信頼できる人とのつながりを深め、助け合える関係を築くことは大切となります。

時には感謝の気持ちを示し、相手にもサポートを提供することで、信頼関係をより深めることも大切です。

4. リフレッシュの重要性

リフレッシュの重要性

 

ニューヨークでは持続的に高いパフォーマンスを維持するために、心身をリセットするための時間を意識的に作ることが必要不可欠となります。

フィットネスや運動の優先は非常に大切となり、多くのニューヨーク経営者が毎日のルーティンに組み込んでいるアクティビティの一つとなります。

ニューヨークには早朝のランニングクラブや、ビジネスミーティングと併せて行うウォーキング会議なども人気ですが、運動によりストレスを減らすことでビジネスや育児に必要な集中力を高める事ができるため、日々のルーティンでは欠かせない部分となります。

5. 多忙なスケジュールのタイムマネジメント

時間管理術

ビジネスと育児を両立させると、ハイストレス状態が続きます。

時間を振り分け、しっかりと時間配分のメリハリをつける事で「仕事ができないストレス」からまずは自分を解き放ち、仕事ができる時間帯と育児をする時間帯に分けて、各活動を集中してこなすようにしています。

プライベート時間を大切にするニューヨークビジネスでは、1日の仕事時間が限られているため、様々なツールを使って効率性や生産性を向上させ、事業ゴールの達成に必要なタスクのみ一点に集中して仕事をこなしています。

ストレスを軽減するために「タイムブロッキング」や「マイクロブレイク」という手法で仕事を進める人がいます。

タイムブロッキング(図は具体的な手法のまとめ)では、一日のスケジュールを細かい時間単位でブロック(区切り)に分け、その時間ごとのタスクに集中する時間管理の方法です。
朝9時から10時を「メールの処理」に、10時から12時までを「プロジェクト作業」にといった形で時間を割り当てます。
それぞれのブロックでタスクに集中することで、時間の浪費や他の作業に気を取られるのを防ぎます。

 

効果的なマイクロブレイク

 

 

 

 

マイクロブレイクでは、仕事や作業の合間に取るごく短い休憩のことで、一般的には1分から5分程度の短い時間を指します。

この間にストレッチ、深呼吸など、身体や心をリフレッシュさせるアクティビティを行います。

マイクロブレイクは、特に長時間の集中作業やデスクワークを続けているときに効果的で、疲労やストレスを軽減し、集中力や生産性を維持するのに役立ちます。

短い休憩で集中力が回復し、効率的な仕事ができます。

6. 柔軟なフィードバック対応とフレキシブルな勤務形態

柔軟なフィードバック

育児では、子どもの成長やニーズに合わせた柔軟な対応が求められますが、同じように、ビジネスにおいても顧客や従業員からのフィードバックに迅速に対応し、改善を重ねることが重要となります。
特にニューヨークのビジネスではフィードバックに対して積極的に対応し、常に柔軟であることが、ビジネスの成長には必要不可欠となります。

ビジネスの柔軟性に関していうと、リモートワークやフレキシブルな勤務形態により、時間やロケーション的な拘束などという制限から解放する事で、ストレスの軽減を図っています。
オフィスにいることに縛られず、場所にとらわれない働き方が、精神的な余裕を生む事で事業主やスタッフのパフォーマンスの最適化を目指しているのです。

7. 自己ケアとウェルネスの意識

ストレス解消法

 

ニューヨークで育児と会社経営をこなすヨウコ・ウィルソン(旧名:内田洋子)さんは、自己ケアの習慣子供との外でのジョギングを習慣化し、運動中にオーディオブックを聞いたり瞑想したりして、いくつもの自己ケアとなるようなアクティビティをこなすようにしています。

デジタルデトックス

 

また、健康管理法として週末の食事の作り置きをして平日の食事をまとめて準備することで、忙しい平日に食事の準備のストレスを軽減できるような対策もとっています。

その他にも、デジタルデトックスを意識的に実行するようにしています。
ニューヨークの経営者の中には、一定時間ごとにデジタルデトックスを行い、スマホやタブレット、ラップトップなどというデバイスから距離を置く習慣を持っている人も多く、中にはスマートフォンやメールの通知をオフにし、常に情報にさらされるストレスを軽減したりしています。

 

マインドフルネス

さらに、マインドフルネスや瞑想もニューヨークのビジネスシーンでも広がっており、朝や昼の短い時間にセッションを設ける経営者が増えています。

そのほか、ニューヨーク流といえば、メンタルヘルスサポート、カウンセリングやセラピー、コーチングなど、メンタルヘルスの専門家との定期的なセッションを設けることもごく一般的です。

セラピストやコーチングを活用して自身の精神的、心理的な負担を軽減し、問題に対するクリアな視点を保つよう、経営者としての心のケアと心がけをし、このような健康的なライフスタイルの維持が、結果的にビジネスのパフォーマンス向上にも繋がるのです。

8. ストレス軽減カルチャーの形成

ストレスフリーなカルチャーの形成子育てでは子供たちが遊びやすいよう、家庭でのリラックスした環境作りをしますが、このような環境づくりは子どもだけでなく大人のストレス軽減にも役立ちます。

職場でも同じようにポジティブな文化を作ることで、ストレスを減らして業績を上げることが可能になります。
ニューヨークでは効率的かつ健康的なカルチャーの構築方法として、労働時間の効率化を図り、長時間労働ではなく成果を重視した働き方を推奨しています。

必要以上の残業を避け、短期間での集中作業を行うカルチャーを構築する事や、メンタルヘルスの支援、透明性のある経営体制を設け、社員全体がビジョンや目標を共有することで一体感と信頼感を育てます。
経営者はすべての仕事を自分で抱え込まず、信頼できるリーダーシップチームに委任することを重要視しています。

これにより無理なく時間を確保し、自分にとって本当に重要なタスクに集中して全体の生産性を高める事ができるようにします。
このように、ストレスフリーなカルチャーやシステムを構築する事で日々のストレスを軽減し、長期的な事業の成功を支える基盤を整えています。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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