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「スマートホーム」の実際

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概念と最新技術をひとまとめに整理

Amazon Echo

現在では、家の外からスマートフォンをリモコン代わりに家電を操作したり、家電の運転状況を確認したりできるようになっています。

 

また、Amazon Echo(左の写真、音声でリモート操作できるスマートスピーカー)が発売され、音声で操作ができるようになり、普及が進んでいます。

 

スマートホームの歴史

スマートフォームのイメージスマートホームとは、1980年代にアメリカで提唱された概念です。

日本では、1990年代にホームオートメーションブームが到来しました。

2010年頃にはスマートフォンと接続するデバイス(※1)や、世界的なIoT(※2)の到来とともに市場を広げることとなりました。

※1 デバイスとは日頃使っているパソコン・スマートフォンやそれらと接続して使う装置の総称です。

※2 IoTとは「Internet of Things」の略称で、モノ(TVやエアコン等)がインターネットに接続される技術のことです。

 

その後2014年にアメリカで音声応答リモコンAmazon Echo(音声でリモート操作できるスマートスピーカー)が発売され、住まいの中のハブ(複数の機器をつなぐ車輪の軸のような意味を持つ装置)としての機能が登場します。

そして2018年頃になると空前のAIブームが起き、スマートホームのデバイスに関しても、AIを搭載した賢いデバイスがたくさん登場することとなりました。

スマートホームの進化は住まいの中だけにおさまらず、外部サービス(ショッピング、ヘルスケア等)とも連携して、新たな価値を見出す段階に入ってきていると言えます。

スマートホームの意味と特長

スマートライフインターネットに繋がって、遠隔操作や管理ができる家電をスマート家電と呼びます。

スマート家電には、AIエアコン、AI掃除ロボット、AI冷蔵庫、AIスピーカー、スマート電球、スマートプラグ、スマートロックなど、さまざまなモノがあります。

家の中の複数の家電を繋いで一カ所で設定や操作ができるデバイスのことをスマートホームハブと呼び、音声対話型のAIアシスタントを搭載しているスマートスピーカー(Amazon Echo)などがそれにあたります。

スマートという言葉には、便利や快適といった意味があります。

カメラや掃除機、玄関の鍵など家の中にあるさまざまなものがインターネットと繋がることで、私たちの生活は従来よりもスマートになっています。

また、それらを単体ではなく集約的にコントロールできるのがスマートホームの醍醐味です。

例えば、スマートスピーカーに『おはよう』と声をかければ、目覚まし時計が止まり、カーテンが開き、スピーカーから音楽が流れるといったように、暮らす人のライフスタイルに合わせて家の中のあらゆるものを同時にいくつも操作できるのです。

外部サービスとつながるスマートホームの時代へ

スマート家電や住まいに設置された温湿度など各種センサーやカメラが、住まいの状態を監視してインターネット経由でさまざまなサービスと接続することで、「見守り」や「ヘルスケア」「ホームセキュリティ」、「宅配」などのサービスと連携し始めています。

つまり、単純なデバイスの進化というテクノロジーの側面だけでなく、さまざまなプレーヤーが生み出す、新しい「エコシステム」が登場しているとも言えるのです。

ス マートホームの歴史を振り返ってみると、下図のように3つのステージが存在することがわかります。

外部サービス

 

レベル1~「可視化、遠隔操作」の段階

スマホ確認この頃のスマートホームは、デバイス単体がスマートフォンに接続する程度のものが多かったです。

代表的なデバイスとしては、フィリップスの「Hue」という電灯があります。

Hueはスマートフォンと接続し、その管理アプリからライトの色を変えたりすることができました。

 

可視化、遠隔操作接続はBluetooth で接続するタイプです。

この頃、さまざまなデバイスがスマートフォンと接続することで、デバイスの状態を可視化したり、遠隔操作したりできるようになりました。

メーカーからしても、デバイスのコントロールのためのアプリケーションをハードウエアやリモコンに搭載する必要がなくなるため、コスト削減効果も見込まれて一気にコネクテッド・デバイス(※)が登場しました。

※コネクテッド(connected)とは、本来は「接続された」という意味をもつ言葉ですが、IoTの分野では「インターネットに接続された」という意味で使用されます。 インターネットに接続された機器は「コネクテッドデバイス」、自動車は「コネクテッドカー」、家ならば「コネクテッドホーム」といいます。

いっぽう、エネルギーに関しては電力供給状況や、利用状況をHEMSによって可視化できる程度で、それを見て自分で節電を行うといった程度の対応しかできない状況でした。

レベル2~IoTによるデバイス間連携

その後、デバイスはAmazon Echoのようなスマートスピーカーのような「ハブ」の役割をするデバイスが、コネクテッドデバイスを統合的にコントロールするという流れが生まれました。

しかし、単に最新のデジタル技術を使うだけでは、生活者にとってのメリットを訴求することが難しく、「なんでも音声応答」「なんでもAI」という流れは、短期間で終了し、必要な箇所でのみ利用される流れとなりました。

そして、機械学習ブームに端を発するAIブームが、デバイスのインテリジェント化を推し進めることとなります。その結果、IoTデバイスを活用した子どもや高齢者の見守りサービスや、スマートスピーカーによる音声でモノを購入できる買い物の一部自律化、電気自動車に蓄えられた電力を家庭用に有効活用するV2H(Vehicle to Home)など、単体のデバイスの制御から発展し、利用者の生活を助けるようなサービスが登場しました。

スマートホーム市場参入エネルギーコントロールに関しても、生活行動をセンシングしてAIが居住状況を判断することで、温湿度を適切な状態に保つようなサービスも登場しています。さらに、こういったインテリジェントなデバイスが複数連携することで、更なる価値も生み出されることになります。

例えば、カメラやスマートロックで在宅状況を把握し、在宅時には空調を動かすといった複数のデバイスが連携したサービスの実現などがあります。個別のデバイスの進化だけでなく、デバイスが複合的に状況をセンシングすることで、「次に人が何を望むか」先読みし、新たな製品やサービス提供につなげるビジネスが広がっていくものになっていくでしょう。左図のように、さまざまなプレーヤーがスマートホーム関連市場に参入しています。

レベル3~社会問題の解決へ

社会問題の解決へAmazonは2013年、生活者がサイトで商品を購入する前に買い物する商品を予測し、家まで届けようとする「予測発送」の特許をアメリカで取得しました。その後、予測配送はまだ日本では実装されていませんが。2021年に過去のデータを利用して在宅の可能性が高い曜日や時間を自動で予測し、配達するというサービスをはじめました。

これにより、荷物を受け取れる確率が高くなるという生活者の利便性に加え、再配達を減らすことで物流業の負担軽減、CO2の削減にもつながるといいます。

ですが、配送ロボットが家まできた時に、いったいどうやって受け取るのかといった問題が顕在化しています。

上の写真はロボット配送の事例で、楽天と西友が行う、ロボットによる配送実証実験です。

人材不足という社会問題の解決を実現するためにロボット配送による自動化をすすめようとしても、その一方で家の方がロボット配送に最適化されていない、という現状があります。しかし、その可能性は大きく、すでにさまざまな形で実験と実用化が始まっているのです。

スマートホームに必要な設備は?

スマートスピーカー

スマートスピーカース マートホームの二大プラットフォームとして知られているのが「Amazon Alexa(アレクサ)」と、「Googleアシスタント」です。どちらも音声操作をベースにしたスマートスピーカーで、対応するスマート家電の数が多く、一つの機器だけで複数の家電をコントロールできるためよりスマートな暮らしを実現することができます。

スマート製品ごとにメーカーがバラバラだと、それぞれに対応した複数のアプリを使用することになり手間が増えてしまいます。そうならないように、多くの家電に対応しているスマートスピーカーを使用することをおすすめします。

Wi-Fi

Wi-Fi

Wi-Fiはスマートホームにとってなくてはならない存在です。Wi-Fiの電波は水の波紋のように外側に向けて広がっていき、ルーターから離れるほど弱くなります。そのためルーターを家のどこに置くかが大切です。

また、Wi-Fiの電波は上下に飛びにくい性質があるため、複数のアクセスポイントをフロアや部屋ごとに設置することで家のどこにいてもWi-Fiが繋がりやすくなります。

コンセント

コンセント

より便利なスマートホームにするために、従来は必要なかった場所にもコンセントを設置しましょう。今後もスマート製品はどんどん増えていくことが予想されます。玄関など従来はコンセントがいらなかった場所にも建築時にあらかじめ設置しておくことで、建築後でもスマート製品の後付けがしやすくなります。

キッチンやリビングで使用できるスマート製品も増えているため、どこで何を使うかや置き場所を事前に考えておくと良いでしょう。

スマートホームを安全に使うポイントは?

セキュリティー面を整える

サイバー攻撃対策としてセキュリティー面を整えることも大切です。 スマート製品はアップデートを行うことでセキュリティーの穴を改善してくれているので、ソフトウェアを常に最新の状態にしておくことでスマートホームの安全も守ることができます。

外部から攻撃を受けた場合にスマホで通知が来るシステムもあります。アップデートに関する情報は常にチェックしておきましょう。

電熱製品や検査規格外の製品は遠隔操作しない

インターネットに繋いで遠隔操作を行うと危険な家電もあります。コタツやストーブなどの電熱製品は遠隔操作すると火事になるおそれがあるため注意が必要です。また、検査規格を通っていない製品も発火や漏電の危険性があるので使ってはいけません。

電熱製品であってもスマートホームで安全に使用できるようなつくりになっているものもあります。使用前に取扱説明書をよく読み、遠隔操作をして良い製品かどうかを事前にチェックしましょう。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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